沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

坊主で始まる令和

2019年05月06日 | 釣り、素潜り漁

 2019年5月1日をもって、令和元年となりました! 

 その歴史的瞬間を8郎は一人寂しく自宅で迎えました。妻子が名護に帰省していたからです。

 

 世替わりの瞬間、テレビではまるでプレミアム2000年当時の年越しのようにおおはしゃぎしていましたね。仕事だった8郎の職場ではそういうことはなかったのですが。飲み屋街もそうだったのでしょうか。

 8郎にとっても、坊主頭の14歳から、ある意味坊主頭のままの45歳までを過ごした平成という時代は、現時点で人生の大半を占めます。どういう時代だったか、時間をかけて振り返ることも必要でしょうが、今はやめておこうと思います。それはいつか仕事をリタイアしたときにでもできるし、今は、一日一日を一生懸命生きるだけですから。妻子を抱え、右肩下がりの会社勤めに勤める40代後半サラリーマンに、平成を総括している余裕なんかない、ということです。

 とはいえ、一言だけ言わせていただくと、現実が理想を押しつぶし、格差がはっきりし始めた時代、というところでしょうか。いい時代だった、と言い切れない昭和生まれの自分がいます。同時に、一部の昭和バブル世代のように「あの頃が一番いい時代だった」という無責任な言い方もしたくありませんし。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

  さて、世替わりを挟んだ大型連休の後半。仕事と勉強と家事で時間を費やしていた8郎に、ついに愛息10郎と行楽に出かけるタイミングが整いました。5月5日こどもの日です。釣りに行くことに決めました(妻は体調不良で自宅待機に)。ただし、残念ながら翌日早朝に10郎の野球大会開会式があるので車中泊は断念。秋に再計画たてるぞ~。

 ということで、出発。場所は先日の車中泊で選んだ浜比嘉島。場所を改めて考える余裕がなかったからです(笑)。週間天気予報では雨でしたが、8郎の願いが通じたのか、五月晴れに。最高のこどもの日びよりになりました!

 誕生日プレゼントの3DSに興じる10郎。今日はアウトドアのはずだぜ! 

 少年野球に入っても、坊主すなわち丸刈りだけは断固として受け付けない今どきの少年です(笑)。チームでも義務ではなく、父も丸刈りを強制するつもりは毛頭ありませんが、オススメしたいだけです。気持ちいいぜ!

 高速を北中城で降りて、泡瀬方面へ向かいます。海の色もきれいです。梅雨までのひとときの絶景ですね。

  浜比嘉大橋もご覧の通り絶景。毎度ながら、空を飛んでいるような爽快感があります。

 前回の浜比嘉港ポイントは先客がいたので、再び橋を渡って、平安座漁港に移動。前回の車中泊でタコライスを食べた広い港です。公園も隣接しており、シーミーなのか、多くの親戚一同がテントを張ってにぎやかに弁当を食べていました。練習試合を重ねながらも、いい結果を残せていない10郎が、キャッチボールをしたいというので、まずは公園でキャッチボールの相手をしました。

 港に入るとすでに多くの家族連れが糸を垂らしていました。こどもの日であることと、大潮というタイミングが重なっていたので、そうなるのでしょう。空いているスペースに駐車。空いている時点でほぼ釣れないポイントであろう(泣)とは思っていましたが、快適性を重視。ここならのんびりできそうだ。向こうに見える橋が浜比嘉大橋です。橋のはるか向こうが沖縄本島です。

 まずはコンビニ飯をいただきます。台湾まぜそばです。10郎は冷やしそばを食べました。

  食べ終えると、まずは10郎にルアーの仕方を教えます。教える、と言ってもルアーで魚を釣ったことのない8郎ですが(笑)。もちろん何も釣れませんでした。

 10郎は速攻飽きたのか、3DSの「爆釣りバ―ハンター」というバーチャルフィッシングの世界に戻ります。リクライニングシートの使い方も様になっています。 8郎は一人で垂らし釣りをセッティングしました。こんなはずでは!

 撒き餌を大量にまき、糸を垂らすこと数分で竿がぐっとしなりました。鈴もリンリンと鳴ります。10郎と一緒に引き上げると、10㌢程度のイシミーバイでした。20㌢あれば味噌汁でしたが。10郎が「30秒以内に返さないと死んじゃうよ」と優しいことを言うので、リリースしました。大きくなって帰って来いよ。

 それからは竿先がぴんぴんはしますが、鈴が鳴るほどのしなりもなく、時間だけが過ぎていきます。

 空は五月晴れでしたが、気温はそこまで上がらず、海風も心地よく、のんびりと竿に向かうことができました。 

 日が傾くに連れ、まったく糸が反応しなくなりました。しかし、エサのオキアミだけはなくなっています。注意深く海中をのぞいてみると、エサ取りのプロであるカワハギが鈴を鳴らすことなくオキアミをつついていました。お前か、犯人は!

 日差しが車内に入ってきたので多少熱くなり、のどが渇いてきました。歩いて数分の距離にある自販機まで行き、炭酸を買ってきました。Dr.Pepperです。8郎にとって、ファンタオレンジに次ぐ、炭酸飲料ベスト3に位置するスーパー飲料であります! 蓄膿症であることも原因の一つ(いつものどが不快)だと思いますが、炭酸がない人生なぞ考えられません。

 (注)魚が釣れていたらこんなネタと写真使いません。

 10㍍離れた位置で、浮き釣りをしていたカップルらしき男女は、一度、大き目の魚を釣り上げていました。8郎もいつまでも安易な垂らし釣りで妥協せず、別のやり方も覚えたほうがよさそうです。

  午後6時になると夕日が黄金色になりました。 美しいっす~。でも竿は微動だにしません~。カワハギ君がまだ頑張っているようです。

  夕日が沈む~。海風と波音が心地いい。

 沈みました。マジックアワーの時間帯です。井上陽水の「少年時代」が流れてきそうです。

 青空に残された 私の心は夏模様~♪

 満潮は午後7時50分ごろだったので、潮どまりということで同7時には撤収を決めました。あ~、今日も坊主じゃ。令和元年を飾るヒットはありませんでした!

 でも、天気予報を覆すいきなりの晴天、野球漬けの息子とのタイミングが合ったことなどを考えると、行楽なきはずだった大型連休の最後のプレゼントとなりました。

 空っぽに見えるクーラーボックスには、息子との思い出が詰まっているんです。。。

 って、坊主が言うか! 

 今日はこれにて。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。