沖縄 8 Scene

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      8郎家の日記

8郎、家を買う

2016年02月20日 | 家族、親戚

 某番組のタイトルをパクったわけではありません。本当です。8郎、ついに家を買いました。

 と言っても、中古マンションです。土地資産のない8郎にとって、新築はほとんど夢ですから。ローン支払いの面でも、妻には可能な限り働いてもらうことになります。

 選んだ物件は、妻と10郎と歩き回り、行き着いたものでした。妻は当初から第一候補に挙げていましたね。買うか、買わないか、という判断を迫られてから、わずか一週間内で即決。

 人生初、自分の家となる物件は3LDKで価格は2千万円代前半。10年ものですが、リタイア組の70代男性がセカンドハウスとして利用していたもので、ほとんど生活感が残っておらず、きれいな内装です。周辺には徒歩圏内に小中学校、スーパー、病院など生活環境も充実しています。

 さらに8階なので、見晴らしも良好です。宅建業者と売主さんいわく「朝日が最高」だそうです。右方面には遠く首里城も見えました(画像ではほとんど無理)。 

 人生最大の買い物を、ほぼ一週間で即決したのには、大きな理由が二つあります。

 一つは、なんと、物件を紹介してくれた宅建業者の社長さんが、お隣に住んでいるのです! しかも、8郎家同様、昨年に中古で購入したそうです。家族持ちの不動産社長が「即決」した物件なら、マンションのグレードとしてお墨付きであることと、さらには、長いお隣づきあいとなる客にいい加減な説明はしないだろうとの判断がありました。実際、H社長はもうお隣さんであるかのように熱心に対応してくれます。10郎も「ふどうさん」と呼んで、遊んでもらっています。「ふどう」という名前のおじさんだと思っている様子(笑)。

 二つ目は、その10郎です。10郎はことし4月に幼稚園、来年には小学生です。小学校入学時はいつも遊んでいた友達と一緒に行かせたいという親心です。選んだ物件は浦添市内の住宅街なので、「一生の友達」というのができるのではないかと考えました。幼いころ、数回の転校を余儀なくされた父親の切なる親心です(転校したことでいろんな友達に出会えたけどね)。

 この二つの理由から、この物件を今買っても後悔はしないだろうと、妻と二人、業務中にメール交換し(笑)、最終決断しました。売主もどうしても年度内に売りたいらしく、最終的に1割近く値下げをしてくれたのも後押ししました。

 ただ、やはり一戸建てでないことには、無念も残ります。10郎に資産を残してあげられないわけですからね。マンションは一日経てば資産価値ゼロとはよく聞きます。ましてや中古物件です。余計な財産など残すつもりは毛頭ありませんが、いつか独り立ちした10郎が、正月には車で戻って来られる一戸建ては憧れだったのです。でも、経済的事情から断念となりました。ごめんな、10郎。その代わり、家族で楽しく充実した生き方をしようぜ!

 そんな10郎の保育園最後の参観に出席してきました。友達のR君と一緒に朝礼の司会を務め、エイエイオー。でも数日前から体調を崩していたのであまり元気はありませんでしたね。

 展示もありました。日頃からテレビの前で粘土に夢中の10郎、こんな力作を作っていました。ヘラクレスオオカブトムシです! 親バカながら、重量感があってうまい!

 話は戻りますが、新居への引越しは4月頭になりそうです。今、妻が内装を楽しげに選んでいます。

 ついに「家持ち」になり、長年のローンを背負うことになります。しかし、どことなく気持ちが安定しているような気がするのも事実です。ほぼ「終の棲家」を決めたことで、将来を見据えて、腹も据わった感があります。ふらふらしていた8郎も43歳を前に、ようやく大人になったのでしょうか(笑)。結婚したとき、10郎が生まれたときほどではありませんが、人生の転機の一つとなります。自分の家から、仕事も余暇も頑張ります!


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