沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

決めたいラスト

2024年03月02日 | 食事処&飲み屋

 気が付けば2024年も3月に入っていました。おそろしいことです。何が恐ろしいかというと、ブログチェッカーの皆さんはお気づきの方もいるかと思いますが、そうです、診断士1次試験まで残り5カ月となったのです! 早すぎるっ(焦)。下写真は職場近くに割いていたカンヒザクラ。沖縄はモドリビーサが到来し、ちょっと寒くなっています。

 ということで今回はカテゴリーこそ「食べ処」ですが、内容はほぼ「スキルアップ」となっています。過去記事とカブる部分も多々ありますので興味のない方はページアウトください。人気の(?)おいしゅうございましたシリーズから入ります(ちょっと思い入れも書くので長くなります)。同シリーズのおかげで、再放送15回目というフェイクな日本記録を誇るあの超駄作ロングランドラマが3月から16回目の再放送となりました。。。週末はフルグラとブロッコリーで乗り切って今回こそ再放送をラストにしてやります(常連の方にしか通じないボケですみません)。

 

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 おいしゅうございましたシリーズです。

 まずは日本人みんな大好きケンタッキーフライドチキン。8郎にとっても、かつて姉妹がバイトしていたところだけあって、今でも一番馴染みがあるファーストフード店です。よくCMで聞く「今日ケンタッキーにしない?」というフレーズは消費者心理をうまくつかんでいると思いませんか。ひねりもないフレーズですが、販促コピーとしてはとても優れていると思っています。

 ちなみに8郎がケンタッキーで必ず注文するのは上写真の「和風チキンカツサンド」です。もちろん味が好みだからなのですが、ほかにも個人的理由があります。30数年前、大学受験勉強をしていた8郎に、バイト帰りの姉がよく差し入れてくれたからです。和風チキンカツサンドはどちらかというとニッチなメニューです。注文してから出てくるのが遅いことからも分かります。なので大量に作り置きなどしていない品のはずです。それを高校生バイトが簡単に持ち帰れたはずがありません。でも一度味をしめ「これが一番おいしい」とのたまった弟のために、いろいろ店内で難儀して(くすねた?)持ち帰ってきてくれたのだと思います。そんな姉を「帰りが遅い。お前は本当に母親そっくりでだめな女だな」と父がよくビンタをし怒鳴りつけていました。洗顔にお湯を使っただけで「本当にダメな母親そっくりだな」と水で洗うことを強要していました。確かに姉には夜遊び癖があり、父に怒られないように団地の廊下側だった8郎の部屋の窓から帰宅することがありましたが、その時でも和風チキンカツを手にしていました。つまりは夜遊びしている間も弟への差し入れを肌身離さず持っていたということです。そんな弟思いの優しい心を持った姉を病気に追い込み、それを自分のせいではないと信じたまま一人年老いていく父を8郎はまだ許すことができません。

 いきなりの個人的な話ですみません。当ブログはいろいろ急にぶっこんでくるので要注意です。ご了承ください。

 お次は業務中に寄ってしまった中城村の老舗そば屋『伊●家』さんです(当ブログでも過去に数回紹介している名店ですが今回は事情によりぼかします)。朝飯抜きの午後2時過ぎだったので誘惑に負けて入店してしまいました。はい、言い訳おじさん登場♪です。なぜ横にミニカレーが付いているのかは聞かないでください。8郎も記憶にございません(ゆくしっ)。

 午後2時過ぎに入ったのですが貸し切り状態でした(だから本来なら2時までのランチセットの対象に含めてもらいミニカレーを付けてくれたのです)。8郎をこの日ラストの客と見たのか店員さんは片付けを始めました。かつては常に満席状態だったこの店。味も落ちてないし、なんでかな~と考えましたが、時代の流れでしょうね。周りの飲食店のレベルがどんどん上がってきている、同時に常連顧客が高齢化し客層に変化が出始めている、ということかなと思います。うちの右肩下がりの商品と一緒です(あくまで通りすがりのおじさん分析です)。ということで以前より席が空いているというなら、またのれんをくぐりたいと思います。みなさんもぜひ。

 今回のおいしゅうございましたシリーズのラストを飾るのは、近年のラーメン屋行脚で最も高得点を付けたいお店「麺屋 しゅんたく」さんです(沖縄市松本)。食通の同僚から教えてもらいました。8郎は2回の訪店とも「とんこつ」しか頼んでないのですが、豚骨の臭みどころか上品なクリーミー仕上げとなっており、とてもおいしかったです。B級グルメフェイク評論家を自認する8郎から90点の高得点を差し上げましょう! しかもランチで訪ねたこの日はなんと「炊き込みご飯」がサービスでした!(お味も250円くらい払う価値あり)。

 驚くことに、スープの底に厚切りチャーシューがもう1枚入っていました(2枚重ねに気づかなかっただけなのですが)。これで千円弱だなんて安いような気がします。

 とてもおいしゅうございました。今度、家族で行ってみます。

 

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 食べ物関連で話をちょっと変えます。

 巷でよく「人生最後の食事は何がいいか」という、いわゆる「最後の晩餐」に関する質問があります。ネットではラストの飯(略して「ラス飯」)というワードでアンケートを取っているサイトもあるようで、ランキング結果が公表されてます。サイトによって1位には「寿司」「卵掛けご飯」など結果が異なっています。どのサイトでも上位にランクされるのが「母がつくってくれた●●」のようです。

 8郎にとっての母の味と言えば、唯一カレー🍛しかありません。というか小学5年生のときに生き別れた母の作った料理で記憶にあるのがカレーだけなのです(これホント)。貧困ネグレクト母子家庭だった8郎姉弟(母方の実家に寄生していました。無職に近い母の兄2人も同居するいびつな家庭でした)。夕飯は毎日母方の祖母が作っていました(毎日チャンプルーでしたけど孫3人のために大変だっただろうと今も感謝しています。父方のテルおばぁ以上に優しいおばぁちゃんでした。でもいつも悲しそうな顔をしていました)。遊んでくれた友達らと夕暮れ時に別れるとき、どの家庭も夕飯のにおいが漂っていてうらやましく思っていました。スナック勤めだった8郎の母はたまに家にいても二日酔いで寝ているだけ。借金取りから逃れるためにほとんどの日をチンピラ宅に避難していました。でも、とある1日だけ、帰宅時に家からカレーのにおいが漂っており、友達から「お前の家の夕飯、カレーか!いいな!」とうらやましがられたことがあります。その瞬間の誇らしい気持ちは40年たった今でも鮮やかに蘇ります。珍しく家にいた母親が作っていたのです。なぜその日だけ家にいてカレーを作ったのかは覚えていません。

 堅物夫に子ども3人を押し付けられた上に離婚され、チンピラの女となり、借金取りに追われ続ける生活をしていた母。母としては完全に失格ですが、息子として恨む気持ちはもうありません。8郎姉弟3人を命をかけて生んでくれたことに変わりはないからです。

 

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 またしても話題が飛んでしまいましたが、結論はと言うと、ラス飯について8郎はまだ答えがありません。カレーでも沖縄そばでもないと思います。和風チキンカツかと聞かれれば、それでもないと思います。まぁ、まだ死ぬつもりはないのでカンケーないですけどね。そもそも、現実問題として死ぬ前に食欲がわくのだろうかと疑問すら感じているくらいです。という結論ですいません(だったらラス飯のネタやめいっ)。

 

 以上のように、ラス飯はともかく、姉や母のことなど、最近、昔のことをよく思い出しますね。50歳を過ぎ人生が後半戦に入ったからでしょうか。いや、息子の成長を見るにつけ、当時の自分と重ねてしまうのかもしれないと思ったりもします。突然の個人的昔話にヒマな思いをされた方には申し訳ありまません。

 

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 遅まきながら本題です。あと5カ月となった診断士1次試験に向けて、現況確認、戦略を改めて整理します。

 昨年12月の激難沖縄再試験で見事落第したので、2年前に合格していた2科目がゾンビ復活しました(泣)。一方で、なんとか別の2科目だけは科目合格🌸したので、プラスマイナスゼロとなり、今年受けるのは2023年同様、5科目となります。5科目勉強はなかなかハードです。なぜなら前述の通り、もう1科目当たり1カ月しか割けないからです。そんな状況ですが、よく考えると「6回目にして今回が一番自分にとって有利な追い風が吹くだろう」という分析結果に至っています。2年前、3年前のあと一歩に迫ったとき以上の優位な位置にいると考えています。

 理由は3つあります。

 まず1つ目にして最大理由は、5科目のうち4科目は合格経験がある、ということです。そうです、文字通りになりますが、今回受ける5科目には過去に合格した経験がある4科目が含まれるからです。「財務会計」と「企業経営」は2年間勉強してませんが(2次の財務はやっています)、地道に復習を続ければ6割は間違いないと思います。いや、ともに7割を狙える科目です。ほか2科目「経済学」「経営法務」も極端に難易度が高まらなければ60点ラインは十分に可能です。いや「経済」も平年並みの難易度なら70点は狙えます。

 ということで戦略を描くために予想得点を試算してみます。「これくらいだったら取れるだろう」という控えめの試算にするため、「運営管理」が2年連続で難化し、得意の財務までもが激難だったという最悪パターン(本番そうなったら心折られますね)を想定します。※5科目受験なので300点取れば合格です。

 

経済 65点

■財務 55点

■企業 70点

■運営 50点

■法務 60点

   計300点

 

 はい、合格です(笑)。心折られるような最悪の想定でも合格ラインに乗っているのです。「今年はマジ行ける🔥」という自信が湧いてきました。

 過去5回の臨戦マインドは「取りに行く姿勢を失ったらそこで負けだ」という合格ライン手前の強がり感は否めなかったのですが、6回目の今回は「ここまで来たら受からなきゃおかしいだろう」という合格ラインを超えた位置からのスタートだと感じています。

 なので唯一合格経験がないラスト1科目「運営管理」とどう向き合うかが今年の最重要テーマになります。上の試算でも50点換算とするなど、自分に最も向いていない科目であることは疑う余地もありません(こいつは過去問10年分を10回転するなど、7科目で1番時間をかけています! それでも昨年12月の沖縄再試験で44点という惨敗💀)。なので今回の勝利の方程式としては、「どうせ勝てないんだから、この科目は50点前半でよしとして、ほか4科目で上積みしよう」というのが「解」だと思います。しかし8郎はあえてこの「運営管理」も科目合格する、と決めました。もちろん負け犬で終わりたくないという意地もあります。しかし意地だけでなく、とあるちょっとした算段から全7科目で合格👑したいと考えています。算段とは大したことないのですが、いつかの兼業候補として予備校講師なども想定した場合、「全科目合格者」というバックグラウンドは多少の助けになるのでは?と思っているからです。ま、その程度なので、正直、意地のほうが理由としては強いですけどね。このおっさん、負けず嫌いですから。

 ということで「運営管理」に関してはTBCさんのYoutube無料ビデオ講義を一から見直しています(テキストは購入済み)。〝未合格ラスト1科目〟も6割超えて、7科目完全合格を達成してやる所存です! TBCテキストは念のため「経営法務」も買いました。

 2つ目の理由は〝暗記3兄弟〟のうち受けるのは「経営法務」だけ、ということです。試験2日目は最初の1科目だけでいいということになります(意外になかなかの負担軽減になると思います)。今年免除となる「情報システム」「中小政策」の2科目はドが付く暗記科目なので、試験直前に集中してやるべき科目です。ゆえに試験直前にほかの重要科目に充てる時間を大幅減してしまうというデメリットがありました。これが意外に自分の首を絞めていました。さらに「情報システム」は難易度の乱高下がハンパありません。今回はそれらがないということで、2次試験対策までを想定するとかなり勉強の効率性はかなりアップします。※「経営法務」は当然暗記の要素も強いですが、理解力も同程度に必要とされます。

 

 3つ目は6回目の試験ということで経験値がパネぇということです(笑)。診断士試験はストレートで受かる人は司法試験なみの5%程度(怖)なので95%は多年度受験生となります。しかし、さすがに6回目となるとかなり少ないのでは?という気がします(3回受けてダメな場合、ほとんどが撤退を考えると思います)。50歳を過ぎて6回目というのは恥ずかしいばかりですが、裏を返せば、時間をかけなければ得られない経験値を自分は持っているのだと、考えることもできますので。勉強量はもちろん、知識の幅の広さ、勉強スタイル、試験当日の過ごし方などです。

 

 以上、6回目の今回こそ最も有利な風が吹く、という3つの根拠でした。自信をもって勉強を進めたいと思います。

 2次試験に関しては一応週に1日は勉強日を設けるようにしていますが、1次絶対合格を念頭にリスケしていきたいと考えています。1次に受かれば2次のチケットは来年52歳になる自分に手配できるからです。

 最大の敵がいるとすれば、そう、油断です。「勝てるだろう」と油断してしまった2年前の屈辱を決して忘れないようにします。油断大敵をモットーに「だろう」ではなく、ラストのラストまで「まだ勝ってないんだ」という緊張感で戦い続けます。

 ほかにも気を付けなければならない点としては、試験直前の不測のトラブルです。サラリーマンである以上、トラブル対応出勤というものがあります。これに関しては少なくとも試験本番2日間だけは同僚に代行を頼むよう手配します(何があっても試験優先です!)。また、コロナ、インフルなどの病気や交通事故などは8郎だけでなく家族にだって想定されます。可能な限り万全のリスク対策をして置こうと思います。ということで、今年も仕事以外ではほとんど外に出ない「ホントつまらない男」をブッ通します。ご理解ください。 

※ラストもう一つ気になるのが、昨年試験日とついにぶつかった台風🌀の影響です。ネット上では「沖縄再試験の費用負担が過剰だったので、2024年から那覇会場は福岡会場に吸収されるだろう」という噂もまことしやかにささやかれています。沖縄への配慮(と言う名の選挙対策)を見せていたN大臣も更迭された今となっては可能性は低いですが、ないこともないでしょう。ま、その時は福岡に行けばいいだけの話ですが(でも金かかる~)。※この日程・会場に関しては3月半ばに発表されますので注視しています。沖縄切り捨てはやめろ~。

 ということで、50歳の懲りない6回目の挑戦に応援のほど、よろしくお願いいたします。「50歳までの挑戦」という宣言を撤回し「受かるまで受けてやる」とリスタートしたものの、秘めたる思いは常に今回こそラストであることに変わりはありません。息子との約束を果たすため、30数年前にバイト帰りの姉が深夜に届けてくれた和風チキンカツサンド🍔の味を思い出しながら頑張ります🔥 今日はこれにて。