沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

急いだキャンプ@金武

2017年11月12日 | キャンプ、車中泊

  秋晴れが続く沖縄です。このような神々しい朝日が起こしてくれます。この光景に、2017年の家族キャンプ決行を決意した8郎です。

 しかし、急いで計画しキャンプ場を予約したものの、当日の天気は下り気味。さらに10郎が37度を超える微熱を起こしました。中止も考えましたが、10郎が「行きたい」というのと、この日を外したらもう今年は予定が組めないだろうという思いもあったので、強行することに。結果的に10郎の熱もそれ以上あがらず楽しく過ごせました。

 場所は急ぎ決めたため、安・近・短を重視して、4回連続4度目となる金武町のネイチャー未来館にしました。いざ、出発。

 国道ではサイクリストの姿がちらほと。名護市を主会場に行われるツールドおきなわという大会と重なっていました。

 1時間弱で到着したネイチャー未来館にもサイクリストの姿がたくさんありました。ツールドの休憩場になっていたようです。15時を過ぎるころにはほとんどいなくなりましたね。ファミリーコースとはいえ、レース。急いでいたのでしょうね。

 テントサイトは9番。本当は河口に最も近い1~6番辺りを狙っていたのですが、団体客に先を越されていました(泣)。でも、目の前から垂らし釣りができる、炊事場も近い、と気持ちを切り替えることに。一番懸念していた風もそう強くは吹きませんでした。いざ、テント設営です! 

 しかし、過去4回で使ったことのないタイプのテントとサンシェードが支給されたので、妻と二人、しばし茫然。設営方法に関するトリセツもなく、困りました。しかし、アイパッドでネット検索すると、設営方法をていねいに説明するYOUTUBEを発見。活用させていただきました! 急がばネット検索、ですね。

 ところで、ここ(9番)の地盤の硬いこと、硬いこと! ほとんどの場所で、数㌢下にかなりの石が埋まっており、ペグを完全には打ち込めません(支給されたペグもほとんどが曲がっていたこともあり)。妻と二人、大苦戦。柔らかい場所を探しながら、なんとか整えましたが、設営後、しばらく手にしびれが残っていました。

 そんな中、10郎は自撮りを満喫。ちょっとは、手伝えっつーの! 写真の左端に偶然移ったわが頭の毛のなさに驚いた44歳のおっさんです。写真は真実を写すとはよく言ったもの・・・って、こら~。

 結局、サンシェードと合わせて2時間近くかかりました。いつもながら疲れた~。

 前日の仕事帰りに、急ぎメイクマンに駆け寄って、10郎のチェアを新調していました。980円です。

 早速、夕飯の準備です。牛フィレステーキを焼きます。今回は急遽決めたキャンプだったので、いつも以上にお手軽に済ませようと、恒例の煙の出ないロータスグリルではなく、先日のグラキャンでデビューしたスキレットを持ってきました。鉄鍋なので余熱効果にも期待。 焼き始めると、香ばしいニンニクの匂いが広がります。ところで、肉とニンニクって、刺身と醤油以上の黄金コンビだと思いませんか。

  今回材料を調達したのは浦添市屋富祖の中央ミートという店。T字形の骨の左右にサーロインとフィレが並ぶTボーンステーキもあったので購入していました。どこがTなのかよく分からず、大きなカルビのような気もしましたが(笑)、お味は想像通りにおいしゅうございました。エリンギもおいしかったっす。

  冬至を過ぎ、ここ沖縄でも急ぐかのように18時になると暗くなります。ランタンなどの照明が幻想的な雰囲気をつくります。

 お菓子などを食べたあとは、妻子はテントの中へ。風が冷たくなったこともあります。8郎ジャンパーを羽織り、一人垂らし釣りでウイスキーです。「知多」をロックでいただきました。

  さて、釣りですが、えさが取られる感触はあるのですが、手ごたえと呼べるほどの反応は全くありませんでした。20時を過ぎたあたりで8郎も寝ることに。

 テントの中での3人横になっての記念撮影です。 まだまだあどけない10郎。いつまで親に付き合ってくれるかなぁ~。

 妻は地面の角度や石が気になって眠れなかったそう。8郎は過去に比べると一番快適でしたね。とはいえ、午前3時半に目が覚めてからは眠れませんでした。

 起床後、釣り竿を確認してみると、一匹も釣れていませんでした。たたずむ竿が悲し気です(笑)。やはりもっと河口付近の場所でないと厳しいですね。そこにテントを張っていた団体客の方に聞くと「大きなガサミが数匹釣れました」とのことでした。よし、次からはそこだ!(笑) 

  さて、朝食の準備です。先日のどぅしぐわぁグラキャン同様に、妻子にもペペロンチーノを食べさせてあげようと張りきります。今回の具はシーフードです。エビやイカ、アサリなどが混じっている冷凍パックを購入していました。妻が好きなマイタケも入れ、オリーブオイルで炒めます。

 炒めると、具はいったん脇へ。火元が一つしかないからです。スキレットに砂などが入らないよう段ボール箱をふた代わりにして地面へ。次はパスタをゆでる番です。急げ!

  鍋も小さいものしか持ってきていないので、パスタもサンエーでこのようなものを購入しておきました。

  入りました! 感激。

  茹で上がったパスタと具をからめます。 唐辛子も投入。

  バジルをかけて出来上がり! 

 オリーブオイルとニンニクの食欲をそそる匂いにつられ起床した10郎。寝ぐせ全開です。

 家族3人でおいしくいただきました。短いパスタも全く違和感ありませんでした。

 さ、あっという間に片付けの時間です。なぜか、ランタンの袋を頭にかぶり、イギリスの近衛兵(このえへい)になる10郎です。

 設営では遊んでばかりだった10郎ですが、片付けでは、テントの骨組みの解体など積極的に手伝ってくれました。日ごろの工作が生きているのか、ポールを折りたたみ、収納するのも慣れた様子。父ちゃん母ちゃんはうれしかったぞう! おかげで片付けは1時間もかかりませんでした。

 

 愛車エクストレイルへの詰め込みまで手伝ってくれました。

 3人で力を合わせたために撤収はどのサイトよりも早かったようです。9時過ぎにはチェックアウト。

 帰りがてらどこかでお茶でもしようと、妻が検索したうるま市石川のカフェへ車を走らせます。急がばネット検索、ですよ。名古屋から移住してきたオーナーが外人住宅を再利用して開業した「イル・デ・パン」というカフェです。名古屋名物の味噌カツやきしめんが食べられるのだとか。

 到着。確かに、昔懐かしの外人住宅でした。

 しかし、個人的に、外人住宅より驚いたのは、道隣りに墓地が広がっているということでした。サーフボードと墓地という組み合わせはなかなかの違和感です。

  年齢不詳の男性が応対。開店2分前でしたが、おしっこがしたいという10郎のために急いで開けてくれました。出されたメニューを見ると、やはりザ・名古屋。そんなに高くもないですね。

  妻が注文したきしめん。透き通ったかつおだしでした。湯気に煽られるかつおぶしを見て10郎が「たまねぎが動いている」とびっくりしていました(笑)。確かに玉ねぎの皮みたいでもあるね。

  8郎は味噌カツカレー。おいしゅうございました。でもカレールーと味噌のコンビネーションは黄金とは言えませんでした。思い切りぶつかり、相手の長所を消す感じがしましたね。悪く言うわけではなく、もったいないような気がしたまでです。

  一番人気という味噌カツ定食を頼んだ10郎。「おいしい」とかぶりついていました。食いしん坊父ちゃんに奪われてなるものかと、珍しく急いで食べていました。

  シュークリーム(200円くらい)も注文。大変コスパのよいお店でした。外観はサーファーをイメージしたような作りで客層は固定化されていそうですが、大衆向けだと思います。みなさんもぜひ。

 急ぎ決断した2017年のワンデイキャンプ。帰宅後はとても疲れましたが、妻と「行ってよかった」と共感。10郎の熱も上がらずに助かりました。急ぎ成長する子供に待ったはありませんから、これからも挑戦しようと思ったときは迷わずに実行したいと思います。

 日付が変わるまでに寝床に就こうと、急いで書き上げました。誤字脱字、ご勘弁を。

 今日はこれにて。