沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

寒さと爆音のキャンプ@金武

2014年12月10日 | キャンプ、車中泊

 先月に続き今年2回目のキャンプを同じく金武町のネイチャー未来館で楽しんできました。楽しかったのですが、表題の通り、二重苦との戦いでもあったのでご報告いたします。

 今回はテントサイトを施設側にしました。トイレとシャワー室が近くて便利でした。愛車エクストレイルも目の前に駐車(本当は禁止ですがみんなそうしています)。持参のタープは設営しませんでしたが、これがよかった。疲労感はこれまでに比べ格段に下がりましたから。

 テント設営後は、前回に続きバタンキューしたかーかー(泣)を置いて、近くを散歩。ターンムの栽培で有名な田園地帯です。のどかだー。野鳥も飛んでいました。

 しかし、近くで歩道工事が行われていたためか、川に赤土が流出! こんなに出していいのですかー!? 10郎と楽しみにしている夜釣りにかなりの悪影響ではないですかー(怒)。予想は的中することに。 

 そんなことを知ってから知らずか、父の肩でご機嫌の10郎。この日の日中は気温は低いものの、太陽が出て空気も乾燥して気持ちよかったっす。

 川岸に下りると、なぜか冷たい水に足をつっこむ10郎です。この後、右足も入れました(笑)。何かを試したかったんだろうね。アウトドアだから、あまり怒らないでおこうと思ったのですが、テントに帰ると、かーかーには叱られたね(笑)。風邪を引きやすくなるからね。実際、帰宅後ぜんそくをこじらせ、保育園を1日休みました。 

 キャンプ場に戻ると、10郎は最近ハマっている「タイタンの戦い」ごっこに興じます。「タイタンの戦い」とは今から30年前のハリウッド映画で、神と人間のハーフ、ペルセウスがアンドロメダ姫を怪獣クラーケンから救うため、幾多の冒険を繰り広げるギリシャ神話的な冒険活劇です。8郎も小学生時代に父に連れられ、おそらく当時の国映館で見たのですが、あまりの面白さに25年たった30代後半に「いつか自分も息子と見よう」とDVDを購入したくらいです。それを数ヶ月前に10郎に見せたところ、父同様にハマってしまったのです(早!)。いまでは、剣と盾に相当するものを手にしては、目をつぶったままメドューサの首を切る名シーンを再現するのが日課となりました。場所がキャンプ場であっても変わりありません! えいやー、ギャーッ (メドューサの断末魔は父が担当)。

 さて、夕飯の準備です。なかなか火が着かなかった前回の反省を踏まえ、今回はガスバーナーをレンタル。これで、家で切ってきた具材を煮込んでカレーを作ります。今回のテーマは、「お手軽キャンプ」ですから!

 カレーが仕上がる午後5時半ごろにはあたりは暗くなりました。気温もどんどん冷えてきたので、早めの夕食に。高級牛肉を使った、かーかー特性カレーはおいしゅうございました。

 10郎も3杯おかわりしたね。

 シャワーを済ませたあとは、テントの中でのお菓子パーティーで、やっとこさの家族団らんに。その後、かーかーがシャワーを浴びに行っている間の10郎はというと・・・懲りずに「タイタンの戦い」です! いつまでやるばーっ(寝る直前までやり、朝起きた瞬間から始まります) えいやー、ギャーッ (父)。

 夜になりました。満月です。つまり、釣りに最適な大潮です。

 本当は10郎とやりたかったのですが、あまりの寒さと釣り場がテントからちょっと遠かったので断念。2人は先に寝かせました。オキアミを3匹つけた手軽な落とし込み釣りです。しかし赤土のせいか、何時間たっても目の前の川から全く反応なし(しかしエサはなくなっていました。糸をたぐるときに落ちたとは思うのですが、エサ取りがいたのかなぁー)。寒さで疲労が倍増します。 

 そんなとき、暗闇のなかから、全く予想しなかった第二の敵が現れたのです。

  ババババババー、ブブブーーーーン! キキーーーーッ! 

 な、な、なんと、車の爆音です。 川向こうの林のさらに奥で、どうやら暴走族がドリフトを始めたもようです。午前3時ですよ! テントに戻ると妻は起きてびっくりしていました。10郎も寝苦しそうに寝返りを打っています。1時間以上も続いたので、8郎は我慢ならず、携帯から110番してやりました。対応した警官は「電話口からも爆音が聞こえます。パトカーをむかわせます」との心強い回答。本当に向かったかどうかは分かりませんが(サイレンは一切聞こえず、パトランプの赤い光も見えませんでした)、30分ほどして暴走族は7、8台連なりどこかへ去っていきました。まったく迷惑千万なやつらです。 

 爆音で魚がさらにビビッたのか、川面は音ひとつせず。仕方なく午前5時ごろ、海に近い前回のポイントへ移動しました(妻子をテントに残しているので20分だけと限定)。するとエサ投入数分で糸がピクピク反応! 結局、約20分程度で釣れたのはヤマトビーの幼魚だけでしたが、「最初からここにすればよかった」と反省も時すでに遅し。午前6時半、ウオーキングする人が増えはじめたので、あえなく納竿となりました。

 翌朝、10郎は寒さに負けず、元気いっぱいに起床。寒さで眠れなかったという母を寝かせ、遊具で遊びました。

 今年最後のキャンプを終えました。釣りができなかったのは残念でしたが、これもまたいい経験。来年のうりずんの季節にはまた計画したいと思います。苦手なアウトドアに参加してくれた妻にも感謝です。 

 さて、クリスマスや年末年始を控えていますが、来年1月のFP3級の試験勉強に本腰を入れなければなりません。合格発表は2月以降ですが、やり切った感とともに1月末の与那国ダイビングへ出発したいものです。