伊是名島から何とか生きて帰ってきたハチローです。ふぅー。なかなかしんどかったですわい。今回はさすがに「時間が空いたらダイブを…」という考えは浮かびませんでした(笑)。業務結果はまぁまぁというところかな。反省点は多々ありますが。
同日行われたヤスーンの散骨。残念ながら行けなかったハチローですが、Tら~、亀さんから、「無事終了」とのメールをもらいました。みんな、おつかされさん。みんなに見送られ、ヤスーンも喜んでいるだろう。
上写真は、伊是名島の水田風景。アマサギ二羽(夏羽)が、面白いように反対側を向いていました。ケンカ中のカップルなのでしょうか(笑)。
さて、ハチロー、ついに購入しました。何かというと、一年間迷いに迷った代物です。それは、UFL-1とPTSA-01、そしてPWC-01です。…と横文字の品番ばかり並べても分からないですよね(笑)。
はっきり言えば、相棒ミューのハウジング仕様の際に取り付けるストロボとワイドコンバーターレンズなのです!
思い起こせば昨年の五月、自らの誕生日プレゼントにと自ら選択し、妻に稟議を立て(必須)、購入したミュー770SW。この1年間、期待通りの活躍をしてきましたが、やはり水中撮影においては、物足りない部分が多々ありで…。もちろん画角と光源の二点です。今回のアイテム増設により、かなり克服できるだろうと。おヒマな方は、昨年の記事をご参考に!
合計6万円ちょい。物価高騰が家計に響く今日この頃ですが、決心しました。手元に届くのはGW明けになりそうです。
購入を決意した理由は…。
やはりヤスーンに教えてもらったことが一番大きいんです。ヤスーンに教えてもらったこと、それは「本当に大切な瞬間は二度と来ない」ということです。けっしてヤスーンが口にして言ったことではありません。ただ、ヤスーンとの素晴らしい時間を過ごした過去、そしてヤスーンが突然いなくなった今、本当に心の底から感じるのです。前回の記事でお伝えしたように、沖展にあるような芸術作品は、何度も撮り直しがきくでしょう。逆に何度も取り直して、完成度を高めていくのかもしれません。「あ、これが足りないから入れよう」「光が不足しているから後日撮り直しだ」とか。しかし「本当に大切な瞬間」というのはそれとはまったく別の話かと。※右写真は伊是名島にある荒廃した展望台から撮影。
本当に大切な瞬間というのは、訪れた瞬間、もう二度と来ない過去になってしまうもののはずです。そしてそれが真実なのかと。そしてその瞬間を逃さずに捉えたのが、写真なのだと…。構図、シャッター速度、絞り値、色彩、レンズの選択うんぬん、いい写真の条件はいろいろあるでしょうが、それは二の次、三の次ではないでしょうか。
大切なその瞬間、その場にいて、シャッターを押す。
簡単なようでとても難しい、撮影者にとって、永遠の課題でしょう。でも最低条件を守ることはできます。その場にいることと、そしてその時カメラを持っている、ということです。
もっとダイバー・ヤスーンを撮りたかった…と今更後悔しても遅いのです。会社から借りたD200という名機でヤスーンを何枚か撮りましたが、すべて引き気味。水中で見せるヤスーンの笑顔というのは撮っていません。この手軽なミューがあれば、撮れたかもしれません。
話が長くなりましたが(笑)、少ない懐から購入を決意したのは、そういう理由です。最高のバディ、ヤスーンはもういませんが、これから訪れるシャッターチャンスのために、たとえ初心者向けの器材であっても、ハチローは持っていたいのです。最低限の準備を。
水中では、いつもヤスーンが横にいると信じ、いろんなSCENEを撮っていきたいものです。
ところで今日の話題と全く関係ありませんが、ビジュアル的に寂しいので、左上写真をUPしました。もう言うまでもありますまい。ハチローが一番好きなそば屋のそば&じゅうしぃセットです。ヤンバル赴任後、当店に自宅から30分でいけることに喜び倍増です。
最後に、どんなものを購入したか、興味のある方はご参考に(あまりいないと思いますが…)。また別途購入のステップアアップリングなるものが、適合するかどうかも不安。
※ただし、このストロボの取り付け位置では、恐らくタテの構図が厳しいかと(光が横から当たることになるので。笑)。水中ではタテの構図をよく選択するのですが。もうヨコで撮って、タテにトリミングするという、荒業に出るしかありませんな!