刀八毘沙門天の1人で仏々

京都を中心とした“クイモノヤ”を‘自己中紹介

麺屋かんじん堂(ラーメン)

2012年08月19日 01時09分10秒 | ラーメン(又は取り扱い店)
京都駅地下、ポルタ内にある和風ラーメン屋さん。
和風テイスト と言うより京風にこだわった麺づくりをされているお店である。
使用される具材は京都に関わるものをチョイス、京の玄関口に相応しいラーメン屋さんだ。

店内はポルタ内にある杵屋さんのような、うどん屋風の造り。
明るく清潔な雰囲気はポルタ内(この手お店)の店舗に共通する。

その日の夕食として利用する故、単品よりセット物を選択。
サーモン丼付きフルラーメンセット900円をお願いする。



ツクネが入ったラーメンは柚子の香りするサッパリ醤油味。
こだわりのスープは薩摩若シャモと老鶏のミックスをミンチにし
鰹と鯖の削りぶしを加えた「重層型和風スープ」とのこと。
爽やかな香りが引いていく様は波打ち際の如く静かで心地よいスープである。

自慢の自家製麺は柚を練り込んだ薫り豊かな麺。
もっちとした触感はあっさりした深みあるスープと溶け込み
真の京都ラーメンとは違ったある意味、京風ラーメンを良く表現している。

ロースチャーシューは脂身が少なくコンサバしたもの。
麺、スープと比べると凡庸なるもので、食べていてあまり楽しいものではない。
かんじん堂劇場ではチャーシューは脇役に徹している。

サーモン丼には長芋も付随し単体でも丼屋としてやっていけそうな美味しさであった。

京都ラーメンとしてみると物足りなさが残る地域イメージラーメンだが、
視点を京風らーめんと見れば十分なクオリティーを持った観光ラーメン
といってもいいお店である。

「京都市下京区東塩小路町901京都駅前地下街ポルタ内」


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