家常便飯 天津閣（ラーメン）

閉店しました

烏丸今出川の南西角にへばり付くようにある古参ラーメン屋さん。
とにかく狭い小さなお店で入店して前はすぐ壁という凄さ・・・
さらに前の歩道も狭く、狭い尽くしの店舗である。

愛想いい老夫婦がキリモリされているのだが畳1畳ほどしかない狭い厨房？で
2人テンポよく作業されていた。

3つしかない貴重なテーブル席に座りベーシックなラーメン”をお願いした。



透明度の高い醤油系スープはじんわり甘味がにじみでるベーシックで懐かしい味わいである。
ほんの少しトロ味があるものの油脂はほとんど感じなくお腹に負担がかかならい優しいスープだ。
麺は直麺、優しいスープを邪魔しない素直で実直な麺でバランスはいい方だ。

ロースチャーシューの味付けは少し淡白には思えたが噛むと少ないながら肉汁の旨味が
口の中に広がり想像とは違ったチャーシューとなる。

まるでうどん”のようなラーメンで多少腹に何か入っていてもすんなりと入ってしまうラーメンである。
ベースメニューでチャーシューが2枚と海苔まで付いてワンコイン500円とはさすが学生地域である。

キレイでオシャレとは口が曲がっても言えないが何十年もの年輪と優しさ溢れるラーメンを食べに来る人は
絶えないお店である。
営業時間が短い（1100～19:00　早終わりも多い）が　ほっと出来る数少ないお店である。

☆ちなみに秋口には閉店されるとの情報が入ってきた・・・残りわずかである！お急ぎを！！）

「京都市上京区烏丸通今出川下る今出川町３３６」

お食事処 あいおい（食堂）

北大路新町商店街を20ｍほど上がった場所にある　相生餅グループ”の食堂。
京都各地に　あいおい系列（暖簾分け）が点在するが、こちらもその一店舗。
京都らしい鰻の寝床”スタイルの店内で　左右にテーブル席と小上がり席が奥に続いている。

1230時というお昼時の真っ只中にあって老婆が1人昼食をとっているという
長閑な情景であった。



食堂にくれば親子丼を頼むのが癖になっているようで迷わずお願いした。

赤だし、漬物付きで650円　これは妥当なところ！！
私が好きな京風汁だく丼ではなく　真逆の関東風あっさり丼である。
ご飯は柔らかめ、かしわ”はやや堅い目と私の好みとはこれまた間逆となってしまったが
さすがに全体のバランスは悪くない感じだ。
卵はスクランブルエッグの固まったような感じではあるが味付けが巧妙で
それなりに食わしてしまう”のが長年のテクニックなのだろうか・・・ある種、感心した。

ごちゃごちゃ、ややこしいことを書き立てるよりこのようなお店は
腹がへればガッツリ食って満足する！ようなお店である。

あいおい”は京都の各地域にある食堂の交番の様なお店である。
ゆっくり食事（味を楽しみながではない！）したい方必見である。

「京都市北区小山北大野町68-14」







　

ラーメン じゅげむ（ラーメン）

太秦の交差点を南に500ｍほど南に下がった場所にあるラーメン屋さん。
住宅地の真ん中にあり、地元密着型（かなりマイナー）のお店である。

入ってすぐに小上がり席、奥にカウンターと言う少し変わったレイアウトを持ち
特に小上がり席は段差の少ないフローリングを採用していて高齢化した地域に
対応したお店造りがなされている。

来店は二度目で、一度目はシッカリコクある豚骨醤油味の出汁が効いたスープで
濃い目の味付けチャーシュー麺を戴いた。なかなかのバランスで、やるなぁ・・・と
感心した麺創りのお店と印象した。

今回は以前より気になっていた　じゅげむ冷麺（950円）をお願いしてみた。



冷麺にしては細い目の麺を使用しているが、ラーメンと同じくシッカリとした腰があり歯応えも
良好なものである。
具材はかなり多彩でチャ－シューのほかにから揚げまで入っていて950円も納得といったところか！
決め手となる味付けはキムチがかなりの味のキーパーソンとなっていてキムチ辛い、醤油味である。
から揚げとの相性はあまり良くは無いが他の具材との相性はよく、パンチもありオイシイ。

太秦映画村からも距離もあり地元以外はなかなか来店しにくい場所にあるが
駐車場（1台）もる故、興味のある方は隠れた原石を見に行って（食べに）戴きたい
お勧め店舗の1つである。

「京都市右京区太秦椙ケ本町５－８」

KORIAN DINING 李朝園（韓国料理）

BｉVｉ二条１Fにある、近畿を中心に展開する韓国料理のお店。
入ってすぐは韓国具材のショップとなっていてさらに奥に入るとフードスペースとなる。

店頭のイメージカラー赤を基調とした空間はあっさりした面持ちながら
KORIAN DININGであることが判るイメージ空間となっている。

ランチメニューの中から目に付いたのは「満腹セット」石焼ビビンバと韓国冷麺のセットで
680円という破格値である。迷わず決定である。



双方フルサイズではないものの、それなりに量が確保されているセミフルサイズ。
冷麺のほうは本格的な独特の腰、粘りのある韓国麺を使用、小さいながらも焼き豚とゆで卵のスライスも
入っての内容で満足度は高い。辛さも構える”ほどでもなく食べやすくなっていて、このあたりは
アミューズメントブースに入店していることあって万人受けする味付けだ。

ビビンバについては冷麺より少し辛めではあるが辛さに弱い私でも辛さを楽しめる”程度のテイスト。
肉系は入っていないが、2個のメインがあるからお腹は満腹　である。

680円の元手は十分にとれるセットで、ヘルシーさも加わり映画の後やゲームセンターで楽しんだ後にも
最適な韓国ダイニングである。
ちなみにコリアンダイニングらしくキムチは食べ放題！本場キムチの味は格別で
思わず（図中にハマリ）買ってしまいそうになった。

「京都市中京区西ノ京栂尾町１-６　BｉVｉ二条１F」

中華料理大（中華料理）

大宮鞍馬口東南角にある京都地場チェーン店系中華屋さん。
典型的な町の中華屋で雰囲気も店内もコテコテ”である。

角地を利用した小上がり席とカウンターで構成される店内は
余裕有る席配置でこの手のお店にしてはくつろげるスペースを持っている。
ただカウンターの端の1～2席はセオリー道り　お店の荷物で潰れている・・・


1000円を超える商品は無く　安く多く早く”が町の中華屋の得意とするところであろう。

天津飯570円餃子250円　王将の様な頼み方ではあるがこれで決定！！



天飯”は王将”より酸味が強く刺激が得られる。有る意味、より中華テイストが感じられる。
玉子焼きの肉厚も太く迫力満点だ。中のご飯の量も多く女性ならこれ1品で満足する人は多いだろう。
ただご飯の質は低く、こちらも悪い意味で大衆性が出てしまったようだ。
餃子は王将と比較すると、よりジューシーで小ぶり（どうしても大衆中華は王将”がベンチマークになってしまう！）
カリッと揚がった皮は噛んだ時の気持ちいい食感は独特のもの、王将”と比較しても検討している。


腹をガッチリ膨らましたいなら大定食”がお勧めである、かに玉や肉団子など　定番中華が
たらふく戴けるメニューである。

なぜかランチはやっていないが午前2時まで営業という夜型店舗、夜勤者や夜中に小腹が減った！！という方には
オワシスのようなお店である。

ちなみに俳優の風間トオル”さんがオキニのお店だそうです！！？？

「京都市上京区筋違橋町578」

ラーメン壱番館 （ラーメン）

四条木屋町！京都の繁華街ど真ん中にある醤油系ラーメン屋さん。
回りは風俗店だらけ　という立地条件は良につき悪きにつき　かなり目立つ場所にある。

店内は席に余裕あるテ-ブル席とカウンター席。
他、特徴的な所を見つけようと思ったが・・・特に見当たらないお店である。



餃子セットはライスが付いて1050円　これは立地条件から考えると妥当な価格であるが！
やはり高い・・・・仕方ないのだが・・・・

スープはアッサリ鶏がらベースの醤油系スープ、具に白菜が入っていて少し驚いたが
その野菜のせいもあり普通の醤油系と比較すると甘めの味付けである。
ストレート麺との相性も悪くはないものの、かなり汎用性の高い味付けで正直この場所でなければ
今の集客は見込めないと思う。

チャーシューは肩ロース、味に少々偏りがあり甘い部分と醤油からい部分が混在したチャーシューである。
柔らかい肉質はよいのだが噛むと肉汁が思っているより少なくやや期待ハズレで残念だ。

とにかくバランスが少し悪いラーメンだが極端にマズイ訳でもないのでほんの少し改善すれば
かなりいい作品になるとのではと思ってしまう。
長年のノウハウもお持ちだとは思うが、さらなる前進で、一段階段を上っていただきたいラーメン屋さんである。

「京都市下京区西木屋町通四条上ル真町 」

風景（居酒屋）

大丸裏の隠れ家的居酒屋さん。
錦小路通高倉、角ビルの2階にあり25年近く営業されている古株酒屋である。

中はカウンターとテーブル席、取り立てて特徴的なところも無く
そのまんま昭和50～60年テイスト”である。
ただ壁にビートルズのポスターや額装した写真がやたら貼ってあり、かなり目立つ！
当然ながらオーナーさんの趣味とは思うが、このあたりも昭和後半のイメージが漂う要因だ。



2時間飲みホ”コースも用意されているし、3時間以上の飲みホもあるのだが
こちらは単品でお願いしたい雰囲気のお店である。



内容はいたってシンプル（品目数ではない！）極めて庶民的なメニューが並ぶ。
特に定食などの　ガッツリ喰らう　メニューも充実していて、そこいらの定食屋も真っ青である。

丹波牛ビーフコロッケ ・牛筋煮込み・など（500円）お勧めとなるが、決して馬鹿安い価格ではない。
むしろ少し高い目の商品も有るが、その雰囲気が高い”とは思わせない庶民の味方店である。

正直どれこれと言うメニューは私自身無かったのだが存在そのものに意義が有るような
お店であると感じた。

ちなみに全体的に醤油辛く、塩辛い　味付けで　ビールやお酒には相性いいオツマミが
わんさとあるのが飲平には嬉しい！

「京都府京都市中京区錦小路通高倉西入ル西魚屋町592コーポ沢吉２Ｆ」






　

京味菜 わたつね (蕎麦、定食）

柳馬場三条をあがった場所に有る蕎麦メインの定食さん。
創業は1957年というから、50年以上のベテラン選手である。

入口は創業50年とは思えない近代的でビジネスライクされた雰囲気で
嫌味なこだわりが、にじみでるようないやらしさは微塵も感じさせない
あっけらかん””としたエントランスである。

店内も同様にテーブルと数多く壁に貼られたメニュー群を除けば企業の事務所の様な
あっさりしたものである。

ちらしセット850円”の定食メニューをお願いすると、お昼時の繁忙期にもかかわらず
5分そこそこで目の前に現れた。




蕎麦屋に来てうどんはないだろう！！と反省しつつ、割り箸を割った。

うどんには三つ葉が入り、りょっと癖がある香りがただよう。
こだわりのうどん”と言うわけでなくモチモチ感もありマズクはないものの汎用の味で
お昼の定食と、極めるなら十分納得で来る範囲である。ちなみに天かず　が別皿で付くもの面白い。

ちらし”に関してはうどん”より少しパフォーマンスが落ちように感じた。
ご飯がねちゃ付いてしまい、お寿司らしく艶の有るご飯が欲しかったのは贅沢であろうか？？

わたつね蕎麦”のＷebでの評価は上々で次回は必ず蕎麦を！と心に決める私であるが
奥には座敷があり（貸しきり有り）夜の宴会も可能であることや、1100時から2000時まで通し”での
営業されていることなど特筆（ちょい大瀬さ。。。）も多く　見た目だけでは侮れない　平常心の名店”である。

「京都市中京区柳馬場通三条上ル油屋町94 綿常ビル」

500件

前回の「ラーメン將陽」でクイモン屋”の 紹介数が500件となりました。

3年前に始まってボチボチと、細長～く　やってきましたが500件も続くとは思っても見ないことでした。

ここまで飽きずに悪文を読んで下さった方々にお礼を申し上げます。

大げさな言い回しや、狂気じみた劣分　は今後も変わりませんが

よろしければ今後もこの刀八毘沙門天”と付き合いくだされば幸いかと思っております。

本当にありがとうございました、そして今後も宜しくお願いいたします。


姉妹ブログ　カーティスニュートンの咆哮”も合わせて宜しくお願いいたします。







　

ラーメン將陽 (ラーメン）

西大路大将軍から南に100ｍ、北野中学の北に有る赤い暖簾のラーメン屋さん。
ベテランの域に入ったラーメン屋さんで中学関係のお客や、北野病院関係のお客などを中心に
息の長い人気を誇っている。

左手に小上がり席、この手のお店の規模にしては広くゆっくりした席配置だえる。
そして私が座ったカウンターは右手手となる。



豚骨、鶏がら基本のアッサリ醤油味、苦もなく、するするっと喉を通るスープなのだが
ガッシリしたコクが感じられ、並みのアッサリ味ではない。
後味も良好でアッサリ醤油味系ではたいへん優秀な部類に入る逸品だ。
麺は直麺で程よいもっちり麺でスープの絡み具合もこれまた良好でバランスの取れたベテランの手腕が見える。

そして最も特徴的な具材がチャーシューである。
腕肉の使ったチャーシューは厚みこそ無いが真綿のような赤身の肉質としっとりとした甘味の有る上品な脂身
が実に優雅に口の中に入ってくる。
前述したがラーメンとしてのバランスはたいへん優秀で、派手さは無いものの北区では屈指のベストバランスラーメン屋
となっている。
このようなお店は細く長く続いていっていただきたいお店である。

「京都市北区大将軍鷹司町62-2」





ということで！！

蕎麦の実 よしむら （蕎麦）

烏丸五条の交差点、北東を4～5件目にある、お蕎麦屋さん。
面構えは純和風！大きな木製看板にこれまた大きな字で　蕎麦”と書かれている
場所！看板とも　見つけやすいのは歓迎である。

年代物の階段をあがり作業風景が見えるカウンターへ座ると職人さんが厳しい顔で
創作中、あまり気にせずパシリ！と1枚・・・



まったく気にせず作業続行！さすが蕎麦職人である。
当日はランチ利用、800円の炊き込みご飯定食（現在はザル蕎麦中心メニューのため存在しない）
10分ほどで一気に目の前に現れたのは4点の作品であった。




蕎麦は3種の太さから選択可能とのことで中”にしたのだが　これがほどよいコシ、弾力を持ち
なかなかのモノ。観光客目当てのお店程度と思って入ったことに少々恐縮である。
出汁もやや薄めの味付けながら芯のしっかりした味付けで、好みで入れる
一味、七味にも対応した　ハイブリットな出汁である。

添付された炊き込みご飯は一転、具である　かしわ（鶏肉）の味付けがかなり濃く
蕎麦と共に食べてのバランスと考えても　釣り合いの取れない一品であったように感じた。

今は（取材は1年前）お店の改装もありイメージが変わったようであるが
味は当然変わらぬ美味しさを保っていると思う。
見やすいカラフルなメニューが興ざめ　とか　太麺は硬すぎる”など色々な声を聞くが
五条烏丸の注目店であることは間違いない。

「京都市下京区五条通烏丸東入ル松屋町420 」

酒宴料理 平わ(居酒屋）

中京区三条通烏丸東入にある、昼はランチ食堂、夜は居酒屋のお店。
表は洒落た入り口となっていて居酒屋とは思えない。
そう！入り口”よりエントランス”といったほうがしっくり来る！



狭い間口から入るとまずはカウンター、そのままの幅でずずっと奥の個室まで続く
鰻の寝床”さすが京都の三条通っといったところである。



ランチ利用なので、日替わり850円”をチョイス、内容はThe居酒屋ランチである。
揚げ物あり、お造りあり、の弱和洋折衷でカラフルなサラダもついてのランチで
850円”場所からすればCPは低くはない。

見た目は汎用なランチでが実際食べてみると　お造りの鮮度は高くランチとしては優秀であるし、
コロッケについてもサクサク感、揚げ具合　どちらも良好だ！
第一印象より食してからの評価が上がり、なんだが得した感がある。

単に居酒屋ランチとして紹介するにはもったいないお店である。
ちなみに屋号の看板内にジャパニーズレストラン”との表示がある。
便宜上　居酒屋”のカテゴリーに入れたが、本当は居酒屋風日本レストラン”なのかもしれない。

☆最後にこちらのお店を紹介してただいた　ななぃさん に感謝の意を表します。

「京都市中京区三条通烏丸東入ル」