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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。

学校すべてに対応するといいながら(田中貴.com)

2011年12月15日 | 合格して失敗する子、不合格でも成功する子
学校すべてに対応するといいながら(田中貴.com)

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速さの問題のポイント

2011年12月14日 | 合格して失敗する子、不合格でも成功する子
算数の速さは、いろいろバリエーションがあります。

動く歩道を反対に行くなんて、そんな非社会的な行動をしてはいけません!といいながらも、問題の中では成り立ちます。もちろん流水算と同じ考え方をすればいいのですが。

私は速さの問題ですぐ答えが思いつかないのなら、子どもにグラフを描かせるようにしています。これは慣れていないと時間がかかるので、書きなれることが大事ですが。

速さの問題は、まず問題文が長いことが多いのです。その中にいくつか大事なことがあるのですが、これを読み飛ばすことが多い。だから、条件だと思えるところに、下線を引きながら、グラフを描く。

そしてできあがったものについて2つのポイントを探します。

1つは、同じ時間動いているところはないか?

もうひとつは、同じ距離動いているところはないか?

結局速さも比の問題として取り扱うことが多いので、同じ時間動いていれば、距離と速さは比例します。同じ距離を動いていれば速さと時間は反比例しますから、その部分からわからない方の速さを考えることができるようになるのです。

多くの問題は、だいたいここから解き始めると、解けるようになります。

難しい速さの問題が出題されることが多いと思いますが、視覚的にグラフにしていくと案外簡単に解けてしまったりします。ただし、グラフにする作業に時間がかかってしまっては意味がありませんから、よく練習してください。


「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)




PDFの問題集の使い方(田中貴.com)

2011年12月14日 | 合格して失敗する子、不合格でも成功する子
PDFの問題集の使い方(田中貴.com)

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自立に向けてのチャンス

2011年12月13日 | 合格して失敗する子、不合格でも成功する子
最近、こんな話を聞きました。

私立の中学校で旅行がありますね。修学旅行とか合宿とか。終わって帰る段になって、自分の荷物がパッキングできない子どもが実に多いのだそうです。

なぜだか、おわかりになりますか?

そう、行きはお母さんがつめているんですね。だから、子どもは用意されたバッグを持っていくだけ。しかし、帰りは自分でつめないといけない。しかも洗濯物が多くなっていますから、入らない。

そうだろうなあ、と思います。

以前、合宿をやっていたときのこと。集合時間に、お父さん、お母さんがいっしょにこられるわけですが、私はこの光景が気に入りませんでした。

なぜか。

大きい荷物を持っているのが、全部親だったからです。

これから合宿に行くのだから、当然、自分の荷物の面倒は自分で見なければならないわけです。しかし、見送りに来るお父さん、お母さんがバッグを持ってきてあげている。

重いから、仕方がない? でも、それは自分で始末しないといけないわけで、そんなところに今の過保護の前兆があったように思うのです。

で、入学試験は子どもたちが自分の力で入っていかないといけない。試験会場に親は入れません。当然のことながら、自分でやらないといけないわけで、そういうことを意識して日ごろからお父さん、お母さんは子どもたちと接してほしいのです。

なるべく、自分でできることは自分でさせる。親はなるべく手を出さない。

そろそろ、お父さん、お母さんの心配は絶頂点に達する時期かもしれません。でも、ここはどーんと構えて、うちの子に任せてみてはどうでしょうか?

中学入試はある意味、自立のチャンスではあるのです。そのチャンスを上手に活かして、これからの子どもたちの成長に期待してください。

入試の日の準備、決してお母さんが筆箱なんか、用意してはいけませんよ。自分でやらせなきゃ。


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素点と見込み点(田中貴.com)

2011年12月13日 | 合格して失敗する子、不合格でも成功する子
素点と見込み点(田中貴.com)

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理科、社会、入試の際の注意点

2011年12月12日 | 合格して失敗する子、不合格でも成功する子
算数、国語と続きましたので、最後に理科社会の注意点。

これまで模擬試験をいろいろ受けてきて、失敗の理由は明確になってきているでしょう。例えば

「解答用紙がもう一枚あった」

というミス。本人は、ここまでと思ってしまったが、実は先があったりして、時間配分を間違えたり。

これまでやってしまったミスはしかし、「本番でなくてよかった」ミスなのです。だから本番に向けて「何をミスしたか」はしっかり整理しておきましょう。


(1)まず全体を眺める

どの科目でも同じですが、まず全体を眺めて、時間の目安をたてましょう。試験時間30分で大問4第なら1問あたりは、7分ぐらいで終わらなければなりません。したがってどれから始めるのか、自分が解きやすい問題を選んでください。最後が何番か、必ず確認しましょう。

(2)問題の指示に下線をつける。

解き始めるにあたって、問題の指示に下線をつけてください。「すべて選ぶ」のか、「ひとつ選ぶのか」、「あてはまるものを選ぶ」のか、「あてはまらないもの」を選ぶのか。実にミスが多い点ですから、気をつけましょう。

(3)知っている漢字は堂々と

なるべく漢字で答えを書くようにしてください。自信がなければ、ひらがなでも仕方がありませんが、最近は受験校を中心に「漢字指定」をしている学校が増えています。したがって覚えるときも、なるべく漢字で覚えるようにしましょう。

(4)解答欄に気をつけて

問題を飛ばしてやることが多くなりますから、解答欄に気をつけてください。1つずれてしまうだけで、大変な時間のロスになります。確認しながら問題を解く、これは入試では基本中の基本です。

(5)知っているか、知らないか

知っている答えを書けばいいのです。問題を読んで知らないな、と思ったらどんどん飛ばして先に進みましょう。自分で考える問題はぜひ挑戦してください。これは考えて答えを出すだけで、部分点がもらえる可能性があります。こういうところを「面倒だ」と思わずに、しっかりやることが大事です。


(6)字はていねいに書く


0か6か、わからないと×になります。したがって答えはていねいに書きましょう。もちろん解答欄からはみだしてはいけません。きちんとその中に収まる字を書いてください。
これらのことを注意しながら、過去問や類題を解いてください。日ごろ練習していれば、本番でもできますが、本番だけやろうと思ってもうまくはいかないものですから。

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答案は見てもらうもの(田中貴.com)

2011年12月12日 | 合格して失敗する子、不合格でも成功する子
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国語、入試の際の注意点

2011年12月11日 | 合格して失敗する子、不合格でも成功する子
国語ではミスがおきない?
いえ、そんなことはありません。過去問の練習のときから、入試本番と思い、以下の点に注意して合格点をとる技術を身につけてください。

(1)全体を見渡す

全体を確認するのはすべての科目で同じです。何問でているのか、問題用紙の最後はどこなのか、確認します。文章題は問題数の少ない方からやるのが得策でしょう。特に国語の試験時間が不足がちの生徒は、早く終わりそうな順に手をつけていきます。

(2)漢字、ことばの問題から始める。

早い時間で終了するものから、手をつけていきます。時間の貯金をしたいからですね。したがって漢字やことばの問題を先にやります。また、不確かだと思うときはまず空欄にしておくことが大事です。というのは、字を見てしまうと、なんとなく合っているような気になってきてしまいますから、自信がなければ書かないのが最初はいいでしょう。(ただ、国語の試験時間が不足がちの生徒は答えを書いて横にしるしをつけておくのもいい手かもしれません。)

(3)まず問題を読む。

さてここから文章題に入るわけですが、文章を読む前にまず、問題を読むことが大事です。そして漢字などがあったら、先にその部分だけやってしまいます。後から文章を読むと、違っていることがわかるかもしれませんが、それはその場で訂正すればいい話。むしろ、ここで問題を読むことで、何を聞かれているかがわかりますから、問題文を読むときに何に気をつけていかなければならないかがわかるでしょう。

(4)問題文を読むとき、ポイントと思われるところに傍線を引く。

問題を前提に考えると、これは大事かもしれないという点が見つかるでしょうから、それは傍線を引いておきます。そうすると実際に問題を解くときに、すぐ見つかるはずです。5字で抜き出すところ、などは文字を丸で囲って、字数を確認しておくといいいでしょう。

(5)問題の条件に傍線を引いて、確認しながら答える。

また問題の条件にも傍線を引いてください。正しいものを選ぶのか、間違っているものを選ぶのか、ひとつ選ぶのか、すべて選ぶのか、それぞれの問題で条件が違うはずですから確認してすすみましょう。

(6)選択肢に迷ったら

アもウもどちらも合っているように思うなあ、と思ったらまず問題を確認します。案外「間違っているものを選べ」なのかもしれません。次に、調べるのは「文章のどこに書いてあるか?」です。アの内容はどこに書いてあるのか、ウの内容はどこに書いてあるのか、それを確認します。多分、この過程で選択肢には文章にはない余分なことや違ったことが書かれているはずで、「これは違う」とはっきり言える理由が見つかるでしょう。それを確認して答えてください。

(7)やり残しは苦にしない

それでも時間が不足してやり残しがあるかもしれません。しかし今までお話した方法でやっていたのなら、「た」ということになるのです。ですから、やり残しは苦にしないこと。次の試験に全力でまたぶつかってください。

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田中貴の映像教材一覧  http://tanakatakashi.web9.jp/1/knowhow
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中学受験、これで成功する!母と子の合格手帳(講談社)
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理科重要問題ノート
理科重要問題ノートサンプル
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絶対に受かる」といいつづけた子(田中貴.com)

2011年12月11日 | 合格して失敗する子、不合格でも成功する子
「絶対に受かる」といいつづけた子(田中貴.com)

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算数のミスを減らす注意点

2011年12月10日 | 合格して失敗する子、不合格でも成功する子
過去問や類題を解く時期になりました。ただ、漠然と解くのではなく、やはり本番の入試を意識して、時間を計りながら練習するのが良いでしょう。

合格答案にするのにも何点か、コツがあります。

(1)まず全体を見回す 何問出ているのか、一番最後がどこかを確認する。

入試問題集は本になっているため、わかりやすくなっていますが、本番の入試は問題の間が空いているので、計算はしやすい代わりに、最後がわかりにくくなっています。したがって一番最後がどこか忘れてしまいやすいのです。模擬試験で、「まだ一問あった!」とぎりぎりになって見つけてしまうとショックが大きい。ですから、最初に何問あるか、確認します。


(2)時間の目安とやる順番を考える。

試験時間が50分で4問ならば、1問およそ10分。9問ならば1問およそ5分です。そしてここが大事ですが、とにかく時間がかからずやりやすい問題から始めていくことです。入試は模擬試験と違って、最後の方が難しいとは限りません。最初の方に難しい問題が配置されていて、それで時間がなくなってしまう場合も少なくないのです。計算問題から始めるという子もいますが、計算問題も問題によっては時間がかかってしまいがち。私は計算問題は2問目ぐらいがいいと思っています。まず一問、簡単そうな問題を見つけてやると、落ち着きます。最初に見回すときに、これはできそうだというような問題に丸をつけておくのも良い方法でしょう。早く出来る問題があれば、先ほどの目安に比べて貯金ができます。貯金ができれば、あとの問題を落ち着いて考えることができるのです。ただし、飛ばしてやっていますから、解答欄は必ず確認してください。違う欄に書いてしまえば、それだけでもう点数はなくなってしまうから要注意です。


(3)条件に下線を引く。

原価を求めるのか。速さは何なのか。確認するために、条件と思われるところには線を引きましょう。「同時に出発した」「向かい合って」「同時に着いた」などの表現も大事な条件です。ここにヒントがあります。同じ時間かかれば、速さの比が距離の比と同じになり、同じ距離を動けば、時間の比の逆比が速さの比になります。また速さの問題はダイヤグラムに書き直すのも便利な方法。これらを正確にやるためには、条件を正確に読み取ることが大事ですから、下線を引いて確認していくことです。


(4)式を書く。

子どもたちの問題用紙を見ていると、いろいろ計算や図が書いてありますが、これが汚い(ごちゃごちゃしている)子はそれだけでも、算数が得意ではないことがわかります。入試問題は、頭の中で解けるものではなく、また計算も式を全部書ききってからの方が計算の工夫をしやすいもの。ていねいな字で計算や式を書いている子が「算数ができる子」なのです。家で練習するときは、白紙に式をきちんと書いていく練習をするといいでしょう。本番と同じ問題用紙が手にはいるのなら、それで練習してください。図を書くのもなるべく丁寧に。定規が使えない学校もあるでしょうから、ていねいに書く練習をしておくことが大事です。


(5)計算はその場で見直す

検算はその場でが原則です。あとからやり直すと、時間が無駄になるだけ。確実に見直ししながら進む練習もしておきましょう。


(6)答えが出たら問題を確認する

答えが出たと思ったときが、一番ミスをしやすいのです。ちょっとした割り算がきれいに割り切れたりすると、もうそれが答えだと思いがち。答えが出たと思ったら、もう一度問題を見て、何を出すか確認することが大事です。


(7)自分ができる問題だけ答えればいい

妙な計算をする子がいます。前半で1問か2問落としたから、難しい問題をとらないと受からない、その結果としてやらなくてもいい問題に手を出して、見直しを忘れてしまう。「自分ができる問題だけ答えればいい」と考えればいいのです。自分が出来る問題を探していきましょう。


入試のときにやればいいんだ、というわけにはいきません。日ごろから練習するから、正答率が上がるのです。これからの時間でできるようになりますから、しっかり練習してほしいと思います。