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問題解決能力


受験勉強をしてきて、問題が解けるようになってくる。

難しい算数の問題がわかったり、あるいは長い資料からいろいろなことを考えられたりするようになる。

これはある意味問題解決能力がついている証拠でもあります。

しかし、一方でそれはある一定の問題に対する解決能力が上がっただけの話である、ということにも気が付いていないといけません。

例えば、たまに学校の先生たちが意地の悪い問題を出すことがある。

「これは絶対に塾では習わないだろう」的な問題。

例えばカレーライスの作り方だったり、ごみの分別方法だったりするわけですが、そういう問題は本来、子どもたちがこれまで身に付けてきた問題解決能力とは別の次元のところを試そうとしているところがあり、実際に偏差値の高い子ができない問題でもあるかもしれません。

で、受験勉強というのはある特定の分野の問題解決能力だけを大変なレベルで上げているだけであって、ある意味、子どもたちの成長の上ではバランスが悪くなっているところはあるわけです。

大学生でも解けないような問題が解けたりする一方で、部屋の整理ができない、とか、人とちゃんと話ができない、とか、まあそういう問題が置いてきぼりにされているわけで、これはこれでちゃんとした課題として、お父さん、お母さんは考えておかないといけない。

実際に子どもたちの前にこれから現れてくる問題は、簡単に解決方法が提示されるような問題ばかりではないわけで、それにどう立ち向かうのか、というような部分はまだまだこれから力をつけていかないといけません。

例えば6年生はこの1年間の間に体を鍛えるみたいな経験はあまりしてないでしょう。その意味ではまだまだ課題山積の状態ではあるのですが、一方で少しずつ自分で問題を処理する力がついていることも事実なので、目先の結果だけにとらわれず、子どもたちの成長を長い目で見てほしいと思います。

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今日の田中貴.com

上の子の成功体験は下の子にはあてはまらない
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11月23日の問題
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