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良い入試問題

良い入試問題、というのは学校にとって良いという意味です。

学校にとって良い入試問題というのは、何か。

しっかりとできる子を見分けることのできる問題ということがいえるでしょう。だから、やたりに難しい問題は悪い入試問題なのです。なぜならば、差がつかない。難しければ、多少出来る子であったとしても、0点になってしまう。そうなると見分けられない。

そこそこばらける。そして、力のある子を見分けられるという問題がだから良い問題なのです。

一方で採点を考えれば、答えだけ採点するのが楽です。特に入試の場合は即日結果を出さないといけない、などということもあるので、採点の時間はある程度短くしたい。

ただ、答えだけになると、適当に答えを書かれてもわからない。一方で記述で答えを書かせれば、必然、採点の時間はかかるが、子どもたちが何を考えたのかはよくわかる。

近年、上位校は問題の数を少なくする代わり、記述式にしてその解く過程を見て子どもの力を判断しようとしているのは、このためです。

しかし一方で大量の生徒が受験する場合は、そんな余裕はなくなる。1月校や2日校、3日校はそうでしょう。

特に2日校、3日校はなるべく早く結果を出して、入学する生徒を確保したい。

だから答えだけにする場合は、なるべく問題を多くして、差がつくようにする、という傾向にあります。

それぞれ学校の事情や考え方で入試問題は作られるので、問題にはそれぞれの学校が持つ事情や考え方が色濃く出ています。

だから、そう簡単に傾向が変わらない。

「過去問を勉強したって、同じ問題は出ない。」

という先生もいますが、この辺の事情を踏まえると、やはり入試傾向はしっかり勉強しておかなければいけないのです。

中学入試はすべての学校が独自入試なのですから。

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第46回 子どもは自信をなくしやすいから
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