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言わないと勉強しない子

この時期はまだまだ多いと思います。

確かに計画はたてたし、宿題もやると約束した。しかしフタをあけてみるとやっていない。あるいはやり方が中途半端。

新4年生は、まだ塾が始まったばかりだから仕方がないにしても、新5年生、新6年生になると、さすがに親も疲れてくる。

「何度言ったらわかるの?」

という感じかもしれません。


しかしながら


冷静に考えてみると、子どもたちはまだ受験をしたことがない。だから受験自体のイメージがわきません。それに受験まではまだ1年以上はあるわけだから、

「そんなにあわてなくたって」

ぐらいの感覚があるでしょう。モチベーションが低いのです。

「じゃ、受験やめる?」

と聞くと

「やめない」

という。

どうして? 

受験することが親の意思だと知っているからです。

親が受けてほしいと思っていることを、子どもは十分に知っている。だから「勉強しなさい」といわれているわけですから。

で、具体的にはどうするか?

一緒に勉強する

がよいと思います。

「え、そんな時間がない」

と思われるかもしれませんが、しかし何とか時間を作って勉強する。別に教えなくてもいいのです。いっしょに勉強する。

お父さんお母さんと勉強すると、またうるさく言われるからいやだ、と思う子もいるでしょうが、しかし、勉強を始めれば、それほど必要とはされません。

だから一緒に勉強してください。中学に行ったら、まず子どもと一緒に勉強する、なんてことはなくなります。だからこれが最後だと思って楽しんでください。

ただし・・・。

いつまでもこれではいけないので、一方で生活面では自立させていきましょう。

こういう子に多いのは、

朝、自分で起きていない」。

「遅刻しちゃうわよ!」とお母さんが一生懸命起こしてあげていませんか。時間管理は朝自分で起きるということがスタートです。それもろくにできないのに、自分で時間管理をして勉強できるわけがない。

目覚まし時計を渡して、自分で起きるようにする。自分が次の日何時に起きないといけないのか、意識をさせることからスタートです。朝、勉強するならこれがどうしても必要になるでしょう。

自分で起きれるようになると、自分の時間というものをコントロールしたくなります。その結果として優先順位というのが浮かんできて、

サッカーをやるのと塾の宿題をやるのと、さてどちらを先に、どうやって両方やるか、ということを考えるようになるものです。

自分で自分の時間を管理することは大変難しいことです。

ですから、最初のうちは一緒に勉強してあげる、一方で時間管理ができるように自分で朝起きるように仕向ける。

まずはここからスタートしましょう。

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