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国語はコツコツと積み上げる


国語の読解の勉強というのは、組み分け対策としてやってもやらなくてもあまり点数に変わりがない、というので割と手を抜かれることが多いのではないでしょうか。

確かに数日ちょっとがんばったからといって読解力が飛躍的に伸びる、ということはまずないでしょう。またあと2ヶ月、という時期にぐーんと伸びる、というイメージもありません。

日本語は母国語ですから、毎日使っている。特に今のところ意志の疎通に問題はないでしょう。しかし、ちょっと難しい文章だったり、ちょっと複雑な物語だったりすると、実はもうわからない、ということは当然あり得るわけです。だから、少しずつ子どもが持つ読解の経験値を積み重ねていかないといけない。

経験値ですからそんなに短期間で作り上げられるものではないのですが、逆にやればやるだけ確実に力がついていくものではあるのです。

したがって新6年生は少なくとも週2回はじっくりと長文読解の練習をするべきだと思います。

で、授業でもやってるじゃないか、と考えられる向きもあるかもしれないが、実は授業は本当に本人がじっくり読めているかわからない。かつ授業中の文章というのは、一応授業で終わることを前提としているので、そんなに長くないことも多いのです。

しかし、最近の入試問題で採録される文章は本当に長くなりました。今年の入試でもA4上下2段で6ページ、というような文章はざらにあるわけで、そんな問題は読んで問題を解いているだけで授業時間が終わってしまう、みたいなところがあります。

したがって、やはりじっくり家で時間をかけて練習するのがいい。

また過去問を最初に始められるのも国語のメリットです。理科や社会だとまだ覚えてないとか、算数だとそんなに難しい問題はできないから、ということはあるけれど、国語はそんなことはあまりない。どうせ練習するのはどこかの入試問題だとするならば、自分が受けたいと思う学校の問題をどんどんやっていった方が良いのです。

国語はとこかでペースを上げる科目ではありません。黙々と、淡々と、ずっと同じペースで練習を続けていくべきものであり、それをやると確実に読解力が身につくというものなのです。


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