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偏差値時代の終幕

大学受験が大きく様変わりしています。

原因は少子化。予備校は浪人生が激減して、閉鎖が続いていますが、実は大学にとっても定員確保は非常に大きな課題なのです。

そこで出てきたのが、早期囲い込みと推薦入試。

今年明治が明大世田谷に変わりますが、これまでも実に多くの学校が大学の付属校化していました。2022年、一般入試による合格の割合は早稲田で56%しかなく、残りの44%は付属校からの進学か、推薦入試。

慶應義塾大学も57%になっています。さらに全国の大学の入学者の総合型(旧OA)の合格者は過半数を超え、多くの受験生は推薦1校で年内に入試を終えてしまうのです。

年内入試が主流になれば一般入試の難易度を示す偏差値は意味を失うことになるので、偏差値時代の終幕が近づいている、と言われているわけです。

これまで日本の大学は入るのは難しいが、卒業は簡単、と言われてきました。しかし、入学も簡単になってくると、やはり大学教育の中身が問われてくることになるわけで、実際に大学での学びなおしの必要性は以前から指摘されてきました。

が、大学入試で一発入試が減少していることは間違いありません。

では、中学受験は?

中学受験はまだ入試比率が全人口の10%台なので、ここまでいくことはしばらくはなさそうですが、学校選びの基準がやはり変わってきていることは事実。どれだけ指定校推薦の枠を持っているかが、新たな基準に入ってきました。



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