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自分でできるようになる技術


あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

さて・・・

こと受験勉強について言えば、大分定型化が進んでいるように思えるのです。

例えば塾に通い始める時期をいつにするか。

志望校はいつごろ、決めて、過去問はいつごろ始めて、という方法論はもとより子どもたちが勉強するテキスト、参考書、問題集というのもほぼ決まってきている、と言ってもいいでしょう。

で、遠回りをすることもなく、これとこれをやればいい、というのはある意味明確で助かることなのですが、一方で定型化は自分で工夫することがあまり多くない。

例えば塾に行って、塾の先生に教えてもらって、問題練習をして、という段取りができている分、まずそれに沿って進むことが善とされるし、それがあまりうまくいかないと「ついていけない」とか「できが悪い」みたいな話になってしまう。

しかし、本当にそうだろうか?

ただひとつの定型化されたメソッドがうまくいかなくなって本当は何の問題もない。むしろそこから、自分でできるようになる技術が身につけば本当は一番強いのではないかと思えるのです。

良く中学に入ってしまってから苦労する子どもたちの話を聞きます。

これはやはり定型化によって、その通り進んできた子どもたちが「自分でできるようになる技術」を持っていないがために起こる現象のように思えるのです。

{もちろん勝手にサボっている子どもたちも少なくありませんが・・・)

これから子どもたちが対処しなければいけない問題はたくさん出てくるわけですが、受験勉強のように定型化されていたり、そういうメソッドが確立しているということはそう多くはないのです。だから自分で問題を解決する、自分でできるようになるということが必要であって、受験も多少回り道であってもいいから、自分で納得のいく勉強方法を進める方が、最終的には本当にしっかりとした学力がついていくように思えるのです。

今、塾についていけない、とか、今学校の勉強がわからない、というような状況になっているのであれば、これは逆にチャンスかもしれない。

そこからどう自分で問題を解決していくか。もちろん最初はひとりでどうしようもないかもしれないが、少しずつ助け船を出しながらも、本人が自分で解決できるように仕向けていってはどうでしょうか?

きっと子どもたちに得難い資質が身につくように思えます。

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