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良くやる子


お母さんと面談をしていると、たまに

「ウチの子、本当に良くやっていると思うんです。」

と言われる方がいます。

いやあ、うらやましい? ホント、そうですね。

言われなくても勉強するし、問題の解き方はていねいだし。

そんなに無理しなくてもいいのでは?とか、一度くらい心配してみたいと思われる方もおられるでしょう。

でも、実はすべての子どもたちがこうなる可能性を持っているのです。ウチの子だけ、それができないわけではない。

ではこういう子どもたちはなぜそんなにがんばるのか?

端的に言えば、何としても合格したいからがんばるのです。

その学校に行く、ということが自分の人生にとって欠くべからざる要素になっているから、がんばる。

「どこでも入ればいい」

という気持ちではない。絶対にそこに入ると、決めている。

ではなぜ、そう思えるのか?

そこには3つぐらい要素があります。

1 自分に多少なりとも自信がある
2 前向きな考え方を常にしている
3 楽天的である

「合格できる」と思えないとそうがんばれる話ではない。しかし、本人は合格できると思うからがんばるわけで、これは多少なりとも自分に自信がないとできない。

できると思うと、それに反するいろいろな事象が起きます。それをねじ伏せないとがんばれない。例えば模擬試験の成績が悪かったからといって、心が折れていたのではがんばれない。常に「次は何とかなる」と思えるようになっていないといけない。

ということは、まあ楽天的である、ということは間違いないでしょう。

つまり、こういう要素を子どもが持てばいいわけですが、となると実は日ごろの指導はちょっと違うことに気が付きませんか?

子どもたちに自信を与え、「次は何とかなる」と思わせていない限り、子どもたちは心が折れやすいはずなのです。

ところが毎月組み分けテストがあったり、たくさんの宿題があったりして、子どもの心が折れやすいようになっている。

私はまず、どんな教科でもいいから、子どもが自信を持つべきだと思っています。

「国語はできる」とか「算数は自信がある」

これはもちろん完ぺきではないのですが、それでもまず自尊できるところがないと、子どもは前に向かっていけない。

だからなんでもいいからまず、ひとつ、これは「できた」というものを作ることが必要なのです。

そしてそれを家族みんなが認めてあげる。

「君は算数はできるよね」

って、その言葉だけをよりどころにして中学受験を突破した子は結構たくさんいるものです。

小学生の受験ですから、ある意味楽天的にもっていきやすい。彼らはまだ世間の荒波にぶつかっていないから、前向きに考えやすい。

その気持ちをなるべく前面に出していって、ひとつひとつ実績が増えていけばやがて、良くやる子になっていくと思います。

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