ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

ふろふき大根だけのもてなしー友人宅で

2009-05-19 08:28:58 | 友人
 昨日ふっと30年ほど前に、友人宅に初めて行ったときに出されたふろふき大根を思い出しました。 友人は当時、3人の子供を育て経済的には厳しく感じられましたので、友人宅へ行く前にコンビニに寄って、お酒とつまみを買ってお伺いしたのです。

 始めのうちは買っていったつまみを食べながらお酒を飲み、話をしていたのですが、友人の奥さんが作ってくれて、出された料理はふろふき大根だけでした。 私の記憶では自分用の入れものに、大根を半分に切った塊が、2,3個入っていました。

 その時に食べたふろふき大根の味は、今でも忘れることは出来ません。 余りにおいしかったので、どのように作られたのですかと、奥さんに尋ねました。 すると2,3日前から煮込んで、作っていたということでした。

 私は、その時の奥さんのもてなし方に、すごく感激しおいしさも倍加しました。 友人に会うと、いつもその時のふろふき大根の話をするのですが、奥さん曰く、2度と絶対に作らないと言っているそうです。

 友人もその時の味は忘れられないと、話しています。 今では小さな会社ですが、将来的にも有望な会社の社長をになっています。 その時の奥さんのもてなし方に、改めて心を込めることの大切さを、知ったときでした。

今日は出前の座禅の会があります

2009-05-18 07:41:22 | 座禅
 仕事を通して知り合った方に、座禅をご夫婦でやってみませんか、と声をかけたところ、ふたつ返事で快諾してくれ、今晩先方のお宅に伺い、1時間の座禅を行うことになりました。

 肩の力を抜くこと、胡坐の組み方、上体の維持の仕方、胸式肺呼吸=逆腹式呼吸の呼吸の仕方、吐く息に集中すること、寝ながらの呼吸の仕方、半身浴の大切さ、自分が座禅を行うようになったきっかけなど、事前にお話をしたあとで、電灯を消して1時間の座禅をするつもりです。

 座禅が終わった後で感想を聞き、そのやり取りをしながら、ちょこっと軽く一杯飲みながら、話をすることになります。 何回か座禅の仕方を行えば、後はご自分で出来るはずです。 

 呼吸法を伴う座禅を行うことがきっかけで、その方々がその素晴らしさを知り、いつまでも健康でいられれば、私の望むところです。 

 形や形式にこだわることは、私自身は余り好きではありません。 自分の好きな時間に好きな場所で行うことが大切です。 日常的に行うことが大切なのです。 座禅を行う上で大切なことは、体の力を抜きながら体を維持する調身、吐く息を出来るだけ長く吐く調息、意識を一点に集中できるように行う調心です。 

 どんな初日になるか楽しみです。

雑念を楽しむー座禅のとき

2009-05-17 06:49:21 | 座禅
 座禅の時にはお寺の和尚さんが、雑念を払いなさい、雑念がないように無心になりなさい、という話をよく聞きます。 私は雑念もまたよいのではないかと、感じているひとりです。

 座禅の時には、意識をひとつのことに集中することによって、雑念が起きないようにするのが一般的です。 数をひたすら数えることによって、意識を集中することもありますが、私は体の中へ吐く息だけに、意識を集中する方法が、一番よいのではないかと思っています。

 私達が普段行っている胸式肺呼吸で吐く息だけを出来るだけ長く吐き、吐く息をイメージで体の中へ吐き、体の中へ入っていく息を追うように、意識をその一点だけに集中するのです。 すると殆ど雑念は起きることはないのです。

 ところが時々、日常的に解決しなければならない問題が、ふっと頭をよぎるのです。 そんなときには、雑念を払おうとせず素直に、その問題を呼吸法を行いながら考えてみます。

 静かにひたすら呼吸法を伴いながら座禅を行っていますと、脳の状態も静かなせいか、そんな雑念に対して、そっとその答えのヒントになるようなものを、教えてくれるから不思議です。 私は宇宙の叡智が、サジェスチョンしてくれていると、思っています。

 私達は日常生活を、喧騒の中で過ごすことが多く、静かにものごとを考えにくくなっていますが、そんなときに吐く息をゆっくり吐きながら、吐く息だけに意識を集中することによって、違った感覚の中でものごとを、考えることができた結果ではないかとも思います。

 座禅のときの雑念は、悪いことではなく、素直に考える機会にもなっていると感じます。 全てのことを否定的に考えるのではなく、肯定的に考える癖が出来てくるものです。

 座禅のときの雑念を、楽しむ気持ちがとても大切な気がいたします。 座禅を、雑念を楽しんでください。

座禅は楽しく、楽しむもの

2009-05-16 07:52:35 | 座禅
 畳半畳でできるエクササイズ、それが座禅です。 動くことなく静かに胡坐を組んで行う座禅は、肩の力を抜いてリラックスし、筋力が働かないように上体を直立させ、吐く息をゆっくり、吐く息を体の中へイメージで吐き、吐く息だけに意識を集中して行います。

 慣れないうちはその単調さだけが強調され、静かに長く胡坐を組んでいることは、難しいかもしれませんが、ゆっくり吐く呼吸を続けているうちには、あっという間に1時間の座禅も終わってしまうものです。

 何よりも不思議だなあと思うのは、息をゆっくり体の中へ吐いていきますと、私達が本来持っていた機能(気感)を目覚めさせ、何らかの形で体に微妙な変化を、与えてくれることです。

 体を動かしたり、音が聞こえるようなところではなく、動かず静かな環境の中でしか、味わえないものなのです。 そんな微妙な体の変化を楽しみながら、座禅を行っていますと、案外継続的に座禅を続けられるものなのです。

 私が毎日1時間の座禅をはじめて、もう10数年になりますが、生活習慣の一部になっています。 静かに体は動かしませんが、体の中を駆け巡る気が、脳や心をこれでものか、これでもかと念入りに、刺激をしてくれるのです。 はじめは力強く、時間の経過とともに45分から1時間経てば、優しく私達を癒してくれるのです。

 力を抜くことの大切さを、教えてくれます。 自然の動きに委ねることの大切さを、教えてくれます。 自然の摂理があることを、教えてくれます。 単調な座禅を楽しむことで、全てのことを楽しむことを、教えてくるのです。  

夜はすぐに眠くなってしまいます

2009-05-15 17:17:34 | 自分
 最近は人と会う以外は、真っ直ぐ家に帰り、先ず少し大きめのコップに水を入れ、冷蔵庫から氷を出して入れます。 軽く食事をしながら水を飲み、テレビも観賞します。

 午後8時にごろになると、起きているのがつらくなり、まぶたも自然にくっついてしまいます。 お風呂を沸かして半身浴をし、上半身が汗でびっしょりになるまで、入っています。 最近はだいぶ温かくなりましたので、25分前後入れば十分です。

 タオルで汗を拭くと、とたんにまた一層眠くなり、あわてて無圧布団を敷き、羽毛の枕を置いて、羽毛布団をかけて寝てしまいます。 多分、1分もしないうちに寝てしまいます。

 午後8時に寝れば4時間経つと、12時過ぎに目が覚めてしまいます。 携帯で時間を確認し、今日のニュースなどを見て、12時半には座禅をはじめます。 

 羽毛の枕をお尻に敷き、半跏趺坐で胡坐を組み、座禅をはじめます。 私はいつも胎息という肺呼吸を伴わない気の呼吸で、1時間を過ごします。 時計を見ながら座禅を行うわけではありませんが、体の中を小周天する気が、脳を優しく刺激するのですが、その優しさが変化するのを感じて、おおよそ1時間が過ぎたかどうかが、分かるようになってきました。

 1時間を目安に座禅を行った後は、携帯で自分のブログ「ひとり座禅のすすめ」のアクセスやコメントの有無を確認し、また床につきます。 最近は上丹田が座禅の続きで、動いていることが多く、寝ながら半眠の状態で朝の5時ごろまで、過ごすことが当たり前になってきております。

 5時ちょっと前には起きて、新聞を見たりテレビを見たりしながら、食事の支度をし、息子と一緒に朝食を摂り、午前6時には家を出て、歩いて駅前の事務所に行きます。 

 いつも出会う年配の女性やお年寄りに会うと、必ず大きな声で挨拶をしたり、遠くにいるときには、手を振って挨拶をします。 そんな毎日の生活を送っています。 単純な座禅こそ楽しみであり、奥が深い感じがいたします。

逆腹式呼吸が神経の線を刺激する

2009-05-14 06:49:42 | 逆腹式呼吸
 吐く息を出来るだけゆっくり吐き、吐く息を体の中へイメージで吐き、吐く息だけに意識を集中する胸式肺呼吸=逆腹式呼吸は、眠っていた経絡(気の通る道)を刺激し、継続的に続けるうちに、気の通りをよくしていきます。

 経絡は神経の線に沿って流れているといわれ、また神経の線は血管に沿って流れています。 経絡は私達の目では見ることが出来ませんが、逆腹式呼吸を続けているうちに、体の中を流れる気の動きを、感じることは出来ます。

 気の流れをよくするように、逆腹式呼吸を継続的に行っていけば、体中の細部にまで行き渡る神経や血管にまで、よい影響を与えてくれることにもなります。

 具体的にすぐに分かることは、顔色が童顔のように赤ら顔になることです。 生まれたばかりの赤ちゃんは、気の通りがよく、どんな赤ちゃんでも赤ら顔です。 血流の流れがよく結果的に赤ら顔になるのです。

 顔色の悪い方は、血流の流れが悪いために、顔色が悪くなってしまうのです。 顔色は健康のバロメーターと言われていますが、顔色がよい人と会うと、こちらも元気が出てくるから不思議です。 逆腹式呼吸を日常的に、行ってみてください。 また座禅を楽しんでください。

忌野清志郎の葬儀で感じること

2009-05-12 08:26:20 | 
 私は忌野清志郎の歌は、積極的に聴きたいという歌手ではありませんでしたが、坂本冬美が好きで、忌野清志郎と一緒に歌を歌ったことで、少し知ることになりました。

 告別式や亡くなった知らせを聞き、色々な芸能人が死を悼んで、様々なことを映像を通して話すのを聞いて、嘆くのであればもっとその前に、直接本人に会って病気を治すための話を、してあげるべきではないかと思うのですが。

 現在の医療現場でのがん治療については、お医者さんに任せても決して治癒できないのが現実です。 ガンについては常に自分自身が、あらゆる情報の中から何が本物の情報かを、かぎ分けるようにしておく必要があるのです。

 いずれ私達は早晩死に至るんだという諦めの心境になるのは、本人の勝手ですが、病気になることによってもっと自分自身が謙虚になり、その病をどのように克服できるか、その方法はないのか、自分が実験台になって後の病気になる方のために、何が出来るかを考えたほうが、前向きだと感じます。

 この世から去る前に、おせっかいでもその病になられた方に、どれだけのことが出来るかを考えたほうが、みんなのためになるような気がします。 葬儀の時にあれこれ言うんだったら、もっとその前にすることがあるんじゃないかと思うんです。

私が座禅をはじめたきっかけは

2009-05-11 07:54:39 | 座禅
 今から10数年前になりますが、胸の心臓付近を押さえると、何となく痛みを感じ始め、知り合いの看護士の方に電話で問い合わせをしました。 昔はお医者さんと知り合いになるとよいと云われていましたが、医学の専門化が進み、私達が最初にお医者さんに診てもらおうとするとき、何科で診て貰ったらよいかが、分かりにくくなっています。 クリニックに行っても、見当違いの診療科に行ってしまったりするものです。

 足の付け根からカテーテルを入れ、近隣の大きな病院の何々先生に、診てもらいなさいとアドバイスを受けました。 カテーテルを入れて心臓を診てもらうことに、何となくいやだなあと思っていたときに、大学のクラス会で千葉の野田に住むK君から、私の近くで近々静功の会(気功の静かな功ー座禅)があるんだけど、と声をかけてもらいました。

 入会金と2月分の会費を前納すると、12万円を超えるお金が必要でした。 当時から経済的には厳しくなってきつつあり、友人によい返事はしたものの、どうしたものかと思案しておりました。 1週間に1回の静功の会が近づきつつあり、思い切って心臓の異常がなくなれば、安いものだと参加することを決意しました。

 静功の会は1回の時間は、3時間ではじめに簡単に中国人の先生が話をし、それから電気を消して真っ暗闇の中で、1時間の座禅を行い、最後にまた先生のお話や参加者の質疑応答がありました。

 泊りがけのクラス会で、友人から声をかけてもらわなかったならば、多分一生逆腹式呼吸や座禅とは、無縁だったに違いありません。 今は声をかけてもらってよかったなあと、感謝しております。 

 私の座禅は、出発は気功の静功でしたが、禅宗の座禅とも何ら変わるものではありません。 吐く息をゆっくり吐き、吐く息を体の中へ吐き、吐く息だけに意識を集中することによって、私達に素晴らしいものを、感得させてくれるのです。 

 単純と思われる座禅は、私達に全てのことを楽しむの大切さを、教えてくれるのです。 座禅を楽しんでください。

普門庵の日曜座禅会も夏時間に

2009-05-10 16:52:53 | 座禅
 朝の夜明けが早くなったので、いつもより30分早く座禅会が始まることになった今日、新しく参加される方が多くなり、25人前後に増えました。

 深夜の1時から自宅で行った座禅が2時に終わり、5時45分には自宅を出ないと、定刻の6時半の15分前には着きませんので、一眠りせずにテレビでの映画を見たり、新聞を読んだり食事の支度をしたりして過ごし、いつもの時間の過ごし方とは、異なりました。

 目を覚まさせるために、食事の後に半身浴を行い、十分上半身を汗でいっぱいにし、リフレッシュしてから座禅会に出かけました。 6時15分から6時55分で1回目の座禅時間は終わり、小休止の後でまた25分の座禅です。 基本的には25分の座禅を2回ということになります。

 自宅でひとり座禅を行っていると、お経を読むこともありませんので、座禅参加者と和尚さんの話を聞いたり、読経することは特に今朝のように多くの参加者がいると、お経の声も大きくなり、なかなか楽しい雰囲気になります。 

自己免疫力を高める逆腹式呼吸の仕組み

2009-05-09 08:14:59 | 逆腹式呼吸
 口を閉じ鼻だけで呼吸する胸式肺呼吸=逆腹式呼吸は、吐く息をゆっくり吐き、吐く息を体の中へ吐くようにし、吐く息だけに意識を集中します。 逆腹式呼吸は自分では分からないのですが、確実に自己免疫力を高めていくのです。

 私達はイメージしながら息をゆっくり吐くことにより、体の中や宇宙に無尽蔵にある存在する気(宇宙エネルギー)を、動かすことを知ります(感得します)。 体の中へ息をゆっくり吐くことにより、体の中へ宇宙の気が体の中へ入っていきます。

 体の中へ入っていった気は、体の中には基本的には残らず、気の通り道にある経穴(鍼とか灸のときに施術するツボ)から、排出されていきます。 息をイメージで体の中へ吐く呼吸を続けることにより、絶えず気の通りを調節する弁である経穴を、正常に動くようにしていくのです。

 体の一部が悪いと、その部位に関係する経穴は、十分に気の通りを調節することが出来ずに、次第にそこの部分の経穴に、気が滞留することになります。 何日間か逆腹式呼吸を続けて生きますと、その経穴が改善され、一気に溜まっていた気が体外に排出されることになります。 私自身が経験したのですが、一種独特の焼け焦げたような臭いがしました。

 禅宗で行われている順腹式呼吸では、息を吐くときは下腹の丹田を意識しながら、体の外に息を吐きますので、経穴の調節を改善するような働きを、することにはなりにくいのです。 体の中へ息を吐くことによって、気が体の中へ入っていく逆腹式呼吸だからこそ、直接、経穴を刺激することになるのです。

 逆腹式呼吸は、自分で意識しさえすればできる、無料の自己免疫力を高められる方法なのです。 何もサプリメントも薬も必要はないのです。 

 ゆっくり出来るだけ長く息を吐く、吐く息をイメージで体の中へ吐くようにする、雑念が沸かないようにはく息だけに、意識を集中する呼吸を続けるだけで、自分では分かりにくいことなのですが、確実に自己免疫力を高めていく方法なのです。