ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

臍下丹田の鼓動の数を数えてみると1分間にほぼ60回になりますが

2020-07-04 05:28:45 | 

何時も臍下丹田の鼓動を感じながら生活をしておりますが、では1分間にどれ程の鼓動があるかを、タイマーで数えたりします。

心臓の鼓動は殆んど感じることはありませんが、深呼吸の要領で長く吐く呼吸を、吐く息をイメージで体の中へ吐く呼吸を行いながら、毎日、真っ暗闇の中で1時間、座禅を行っていたら、突然、自発動と云う気が勝手に動いてしまう現象を通して、下腹にあるとされていた気の心臓部の、臍下丹田が心臓のように鼓動を始めたのです。

それ以来、何をするにしても気の鼓動-動きを感じながら、生活をするようになったのです。

特に静かに寝ている時には、頭部の脳内で一番、その動きを感じるのです。

気の通り路である経絡は、神経の腺に絡み合うようにながれていると云われ、特に微細な神経細胞がある脳は、その気の動きを感じやすいのです。

また下腹の臍下丹田から発した気は、股下の会陰を通り、臍下丹田の裏側にある尾りょう関、背中の中心部にある挟せき関、後頭部にある玉ちん関、頭のてっぺんにある百会、眼の奥にある上丹田、上の歯茎に付けられた舌を通して、胸の中心にある中丹田を通り、下腹の臍下丹田へ戻って行きます。 この気の動きを小周天と云います。

骨と皮の間を通る気の動きは感じやすく、背中の部分や後頭部での動きも感じやすのです。 私が最初に気の動きを感じたのは、背中でした。 半身浴をしていた時に、背中がひやっとして、後に背中の挟せき関が活性化したのを、感得したのでした。