ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

なぜ体の中へ息を吐く逆腹式呼吸が自己免疫力を高めるのか

2016-09-07 02:33:49 | 自己免疫力

従来云われている腹式呼吸は、はじめに吐き出すことから行うようですが、ここでは出来るだけ長く吐くためには、始めに深呼吸の要領で大きく息を吸うことから行います。 その方が自然だと思うからです。

口は閉じ鼻だけで呼吸をします。 大きく息を吸ってから、出来るだけ長く吐きます。 全部吐き切るつもりで吐きますが、全部吐き切ってしまうと苦しくなって、後が続きません。 吐き切る寸前でそっと息を止めて、また大きく息を吸います。 その繰り返しです。

息を吐くときには、イメージで体の中へ吐くようにします。 鼻から吸った息が少し喉に残っている感覚があると思いますが、その残った空気を、そのまま喉から気管支、肺を通り、下腹にあるとされている臍下丹田に向けて吐きます。

体の中へ入って行く息を追うようにして、そのことだけに意識を集中します。 イメージで体の中へ吐いていても、実際には息は少しずつ鼻から出ています。 イメージで息を体の中へ吐くことによって、自分では分からなくても宇宙に無尽蔵に存在する気が、体の中へ入っていきます。

体の中へ入って行った気は、基本的には経穴と呼ばれる鍼や灸で知られるツボから、排出されます。 ツボは中国の始皇帝の時代に、人体実験を行って病とツボの関係を調べ、その関係性は現代の知られるところとなっています。

ツボは体の中の気の流れを調節する弁と云われ、体の中へ息を吐く逆腹式呼吸によって、その調節する弁の調子を、日常的に整えることになります。

そのことによって自己免疫力が高まり、病気になりにくい体質を作ります。 例え病気になっても、軽くて済むようになるのです。