ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

新国立競技場建設計画が白紙になったという記事を見て

2015-07-18 09:33:04 | 社会・経済
 新国立競技場建設計画は、オリンピック競技を司る文科省が主体に、これまで動いてきましたが、昨日の安倍首相が責任者の森元首相と会談後に、建設費高騰等を理由に、白紙に戻したというのです。

 設計コンペで最優秀賞をとったザハ案に対しては、当初から大きすぎて地域の町並みを徹底的に壊してしまう、神宮外苑の地域性にそぐわないデザインである等、私たちの仲間からも批判が出ておりました。 遅ればせながらも、私自身も勉強会に参加させていただいたこともあります。

 20年東京五輪・パラリンピック日本大会の組織委員会会長として、また日本ラクビー協会前会長として、それなりに影響力を発揮して、コンペ時建設費予算が1300億円という数字が、あれよあれよという間に倍近くなっていました。

 これまでザハ氏の数々のコンペで入賞しても、度々、建設費高騰を理由に採用されてこなかった経緯もあるようです。

 池上彰さんが、この問題について発言しております。 日本の悪弊、全て体現と。 

  責任の所在があいまいなまま突っ走り、「決まったことだから」と、途中でやめることができない。これが日中戦争から太平洋戦争にかけての日本の歴史。と思っていたら、新国立競技場をめぐる問題も、そっくりです。

 そんな時に、タイムリーに安倍首相が登場して、白紙に戻すと。 何となく、もやもやが晴れて、すっきりとした気分になりました。