ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

脳の劣化を防ぐ逆腹式呼吸

2012-08-14 09:14:59 | 逆腹式呼吸

  深呼吸の要領で、大きく息を吸って、出来るだけ長く、ゆっくりと吐き、吐く息を体の中へ吐く逆腹式呼吸は、呼吸困難でなければ、ぜひやって頂きたい呼吸法です。

  ここで云う逆腹式呼吸は、体の中の眠っていた経絡(気の通る道)を刺激し、自己免疫力を高めます。 更に体を正常に保つようになり、なおかつ微細な神経細胞が集中する脳を刺激し、脳の劣化を防ぎます。

  吐く息を出来るだけ長く、体の中へ吐くことによって、経絡と絡み合うように流れる神経の腺を刺激します。 特に脳の神経細胞は微細な分だけ、強く刺激を受けます。

  あぐらを組んでの座禅の姿が理想形ですが、寝ながらの逆腹式呼吸も、呼吸の行い方の癖を付ける意味では、それなりに意味はあります。

  吐く息を体の中へ吐くとはいいますが、実際には息は鼻から出ていきます。 鼻から息が出て行くことは一切忘れ、あくまでも体の中へ息を吐きます。 慣れるまでは、息が体の中へ入っていくのを実感するために、わざと息音が聴こえるように吐きます。

 大きく息を吸い、出来るだけ長く、苦しくなる寸前まで吐きます。 全部吐ききってしまうと苦しくなりますので、その寸前で軽く息を止め、また大きく息を吸います。

 座禅の場合は1時間行います。 寝ながらの逆腹式呼吸も1時間が理想ですが、知らぬまに眠ってしまっても構いませんが、出来るだけ起きているように願いますが。