ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

肘を曲げず両腕を歩きに任せて前後に振るほうが自然

2011-08-26 15:16:04 | 健康

 ウォーキングのアドバイザーが、よく口にするのは、運動の負荷を高めるために、肘は曲げなさいといいます。

 私が朝歩きをし始めて感じるのは、肘を曲げて歩いている人の、歩く速度が遅いのです。 本人は早く歩いているつもりでも遅く、それであれば肘は曲げないほうがよいと思います。

 肘を曲げるということは、肩に筋力がかかります。 むしろ肩の力を抜き、両腕はだらりと下げ、歩くに任せて前後に振ったほうが自然です。

 上半身を頭のてっぺんが、天から引っ張られるような感じで維持し、肩の力を抜いて、歩くときには臍を中心にして、ちょっと体をねじるようにして、両腕は前後に自然の動きに振るのです。

 私がこの1年間でみてきた方々の中で、肘を曲げて歩いたほうがよいと思ったのは、一人だけでした。 その方の歩く速度は、肘を曲げて速く振り、それだけまた早く歩かれていました。

 私も含め、高齢者の方は、自分でも早く歩いているつもりでも、決して早くはありません。 そうであれば、出来るだけリラックッスしながら、早く歩いたほうが自然に見えます。 否、早く歩けないのに、肘を曲げて歩くのは、不自然に見えるのです。