昨夜は関係するビルの役員会があり、会議後に駅前のくまの路と云う居酒屋に行きました。 お父さんの時代から40数年続けておられるお店です。
はじめに刺し身が出て来ました。 優しい上品なしめ鯖、いか、中トロが出てきました。 私はホットウーロン茶での会食です。
次に出て来たのが牛すじと十分に煮込んだ大根です。 これも愛情の籠もった料理で、味わいのあるものでした。 最近は薬を服用しているので、ほとんど飲酒をしませんでしたが、余りの美味しさで、好きな日本酒をちょっぴり頂くことにしました。
かつては毎日のように通ったお店ですが、出される肴は一つ一つ吟味して作られており、好きなお店でしたが、最近は体のこともあり滅多に出かけることはありませんが、久しぶりでのくまの路(じ)で、十分優しく上品な味を堪能させて頂きました。
締めは鍋ですが、私はどちらかと云えば、コロッケを食べたかったのです。 このコロッケを以前、頼んだところ、今日はありませんとご主人から言われたことがあります。 何故ですかと問うと、今日は良いジャガイモがなかったので(売っていなかったという意味ですが)、との答えが返って来ました。
市場で買って来る食材にこだわる肴を作られていることが、改めて分かったのですが、このコロッケが逸品なのです。
ご主人からは、私の会話の中で聴こえてくる笑い声が、とても素敵だと云われて、昨夜もトイレに行く途中で、久しぶりで会話を楽しみました。 何時までもマイペースで良いから、現役でお店を開いておいて下さいねと、お願いをしました。
駅前のチェーン店にはない独特の味のあるお店なのです。 くまの路は。