らくしゅみ

写真や音楽、その他気の向くままに綴ってみたいと思います。 楽に趣味をらくしゅみ。

『そうじゃないんだ』~この目で見たシリア~ 倉田匠写真展 中野 ときのん

2015年02月03日 | 展覧会

昨日は中野にあるときのん『そうじゃないんだ』~この目で見たシリア~ 倉田匠写真展を見に行って来ました。

写真を撮った倉田君です。彼女と一緒ですが顔は伏せておきます。(笑)

 

写真展は以前から企画されていて、別に受けを狙おうとかそんな意図はありません。ただ凄いタイミングだなと。高校を卒業(4年前)、その春休みにシリアを旅したそうです。アラブの春の頃の話ですが、シリアではまだ影響があまり及んでいない時だそうです。

 

私は中東に行った事はありませんが、この辺りは何となく流れて(旅して)みたい場所です。ときのんで倉田君と初めて会った時に何故だかシリアの話になって、行った事も無いのに『あそこは良いよね。』と私が言ったのです。(笑) そうしたら、実はシリアに行った事があって、写真を撮ったというのです。じゃあ、その写真で写真展をやろうと言ったのが、この写真展のきっかけ、そもそもです。

 

その頃私がガートルード・ベルという人についての本を読んだりしていたのと、彼女についての映画が撮影されているというニュースが報じられていた時期と重なったのでそんな話(シリアの話)になったのです。ニューキャッスル大学のガートルード・ベルのアーカイブには写真もあって、およそ110年前の白黒写真を見る事が出来ます。枚数が多くてとても見る気はしませんが(多いからイヤなのではなくて、まどろっこしい)、見る事が出来るというのがまずは大事なので素晴らしい仕事だと思っています。映画は『砂漠の女王-イラク建国の母ガートルード・ベルの生涯』(ソニーマガジン刊ですが、名称変更でよく分からないです)という本を映画化したものでニコール・キッドマンが主演です。今年(2015年)封切りの予定ですが、先駆けてベルリン映画祭で上映されます。日本語版でるかな?

 

で、さらに伊東忠太という建築家がいるのですが、この人がやはりシリア(だけじゃない)を旅しているのです。(明治35年、西暦1902年から)この人の名前がガートルード・ベルの記録に残っているのです。ガートルード・ベルと直接会ってはいないようですが、ひょっとしたらアラビアのロレンスとすれ違っていると思うと楽しいです。と、そんな事を倉田君と話をしていたのでした。


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