若いっていいね！

　ベルリンから写真が送られてきた。孫のEは土曜日に友人と南フランスのカンヌに1週間の旅に出たそうです。無事到着という電話があったそうです。
　写真を見て思わず笑った。Eは体育系女子。鎌倉で弟が釣りをしているといつも砂浜で横転やバク転をしながら付き合うような子である。旅も短パンで出かけていた。若いって良い。羨ましい。どんな思い出を残すのでしょうか。沢山楽しみ、多くの人と接する中で感性は磨かれるような気がする。良いことだけとは限らないけれど心に触れることが沢山あってほしい。

　私の短パンの思い出。高校1年の夏休みのことだった。田舎では短パンなど穿く人はいなかった。となりも遠いし、家の周りを歩くくらいでは誰にも見られることは無い。姉と二人で短パンで過ごしていた。客があると必ず顔を出し、挨拶するのが我が家のルールだった。姉と二人で2階から降りるとなんと玄関先に座っているのは山歩きの好きな国語の教師だった。渓谷伝いにおりてきて通り道の近くなので立ち寄ったそうである。母は早くスカートをはいてきなさいと大声をあげていた。姉妹の想像すらしていなかったろういで立ちに口をぽかんと開けた彼の表情が忘れらない。
　彼のニックネームは錆チャック。若さは残酷さも持ち合わせている。前歯が少し出ていたことから付けられたらしい。立派なハラスメントである。それは代々の生徒に受け継がれてきたものだった。話がまた横にそれそうです。