glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

ベルリンは

2021-02-14 19:15:56 | 家族・友人・私
 ベルリンは-10℃の日が10日間続いたそうです。息子家族は郊外の湖に出かけたそうです。

 
 凍った湖でのスケートとの写真です。

 


 どの湖かは書いていませんでした、ベルリン郊外のいくつかの湖にはいったことがあります。想い出にあるのはヴァンゼー湖。息子が結婚前で、2人で行きました。ヴァンゼー湖にはナチス高官の別荘があり、そこでユダヤ人撲滅の決定がなされたのです。

 https://ohno-inkjet.com/?p=4718

 そこはナチスの非道な行動を伝える博物館になっていて、壁や廊下、2階に行く階段にもこれでもか、これでもかという拷問の資料が垂れ下がり、それをかき分けて歩かなければなりませんでした。今でも記憶に残るは素裸で往来を走ることを強要されたポーランド人の女性たちでした。彼女たちはユダヤ人をかくまった疑いある女性たちで、密告を促すために公衆の面前で裸で走ることを強要されたのでした。私は彼女たちが恥ずかしがっているというよりも誇りを持って走っていると感じました。

 ヴァンゼー湖には艀(もちろん電動でしたが)渡れる島がありました。ドイツ語ではどういうんでしょうか、息子は孔雀島と訳していました。そこは昔錬金術師が住んでいた島でした。錬金術師の住処のあった小さな島の散策も楽しかったです。オスの孔雀たちはうぬぼれ屋さんで人間を見ると羽を広げで踊りだし、自分が一番うつっくしいとアピール思わず笑いこけました。

 写真に孔雀島は見えませんが、この氷点下を孔雀たちはどう過ごしているのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする