glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

ぶり返してお礼は言わない!

2009-07-07 08:46:08 | エスペラント
 火曜日朝、全日遠足に行く人がいるというのに頼んであったボランティアの車が来なきませんでした。朝食が一緒でエスペラントに興味を示したドイツ人旅行者が出発しようとしていたのでヘルツベルクのバス停まで同乗させてもらいました。このことで日本人の感覚とヨーロッパ人の感覚の違いに気付きました。
 翌朝、また食事で一緒になりましたが誰も、昨日はありがとうなどとは言いませんでした。”お早う”そして別れ際に“あなたと会えてうれしかった!楽しい休暇を。”ぐらいしか言わないのです。

 以前、日本人の挨拶はくどいと言っている言葉を耳にしました。日本人ならこんな時は“昨日はありがとうございます、とても助かりました!”位は最低言うと思いますが・・・。その上細部にわたりいかに助かったか状況報告をする人もいます。

 この日は私がここで過ごす最後の日です。午前中講演を二つ聞きましたがあまり面白くありませんでした。
 一つはエスペラントを発展させるためにエスペラント界の経済の活性化を進めようというのが趣旨のようでしたが、ジョージ・ソロス氏を利用しようという話に聞いていた者たちはあきれ顔でした。
 (私の記憶では’80年代だったと思いますが)エスペラントを軸にして翻訳機の開発がすすめられました。その開発者がソロスだということでした。そして、その翻訳機は今でも大きな国際機関で使われているということです。ですが、他人の懐をあてにしようという姿勢はあまりにも情けない!もっと独創的なアイデアを期待していたのに…。

 午後、遠足以外にすることもなくみなさんの後から散歩。夕刻からお城では宴会が開かれるらしいが申込しませんでした。
 夕食にピザを注文しましたその量の多いこと、悩んでいたら後から来たクロアチア人が持ち帰りなさいと進めてくれました。
 持ち帰ってどう処分するか悩みつつ持ち帰ったのですが、同宿者たちがお茶にしようと喜んで付き合ってくれました。
 明日はいよいよ友人のところです。

 私はインターネットですべての切符を用意してもらっていました。
 同宿のペテロはこの大会を皮切りにポーランド国内をめぐりビヤイストックでの世界エスペラント大会に向かう予定でした。2か月の旅です。ですが、ここでは切符が手に入らなかったということでした。彼は73歳。大したエネルギーです。
コメント (5)
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