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生きること:過去と未来とエスペラントと

ひとりでもひとりぼっちではない! (ヘルツベルク)

2009-07-01 08:36:13 | エスペラント
 エスペラント界は不思議な社会です。
 見知らぬ人の中に一人で飛び込んでも、顔があった時'SALUTON'とあいさつをする勇気さえあれば、一人ぼっちになりそうな時に誰かが声をかけてくれます。食事をしようと店に一人で入ると居合わせた人が席を作ってくれるなどよくあることです。

 まあ、そんな一こまです。
 旧東西ドイツに住んでいたドイツ人、韓国人と日本人が一緒に中食を取りました。

 韓国からの若い女性は国費で留学しているということでしたが、残念ながら詳しい話を聞く機会が持てませんでした。

 東ドイツではみんな平等に暮らしていると思っていた…。
 それに対して西ドイツから東ドイツのエスペランティストを訪ね時の驚きがいろいろと語られました。まず、自動車がすべて灰いろだったこと。どうして同じ色かという質問をそれが当たり前と思っている友人は理解できなかったこと。

 旧東側が答える:あのトラバンはみんなが持てる自動車ということだった!

 私が質問:ボール紙でできていたという自動車のこと?
 
 旧東側:えっ、日本でも知られているの?
 いやあれはボール紙ではなくてプラスチックだったよ。いま思うとおかしいのは、申込に年齢制度があって48歳(?)になれば誰でも申し込めた。ただ生産が追いつかないので手にするのに18年かかった。
 労働その他で功績が認められると申込年齢が早くなった。だから党幹部とかは若くても車を持つことができたがそれを不平等とは思わなかった。
 壁が崩れてからわかったのだが、町々の住民の構成も統制されていたのです。同じ位の給料の人を同じ町に住ませる。すると、みんな生活程度が同じになるので、誰も不平等とは感じない。

 アジアの共同通貨の話になった。

 第二次世界大戦で日本がアジアでしたことを思うとアジアの国々は日本に対して警戒心があるでしょうし、だからと言って、日本抜きでアジア通貨を作ることができないでしょう。無理でしょうと私。

 私たちも大戦中はヨーロッパのほかの国々と敵対し、日本以上に悪いことをしたかもしれない、それでもユーロを持てた!

 それはドイツが隣と国境を接した大陸にあるからでしょう!日本は島国、孤立させておけば安全とアジアの国々は考えるかもしれないし・・・。千年後のことはわからないけれど…と私。

 韓国の女性は何も言いませんでした。

 いろいろな出会いがありました。
コメント (6)
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