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生きること:過去と未来とエスペラントと

VERDA BIBLIO (緑の聖書)

2008-01-28 12:24:52 | エスペラント
 最近 VERDA BIBLIO (緑の聖書)の抜粋を見つけて購入しました。若いころ面白い本があるとこの本について聞いていたのです。エスペラントの象徴としての色は緑なのでこれはエスペランティストの聖書ということになります。

 第一章はまさに聖書の創世記。ですが、エスペラントの分裂その他、エスペラント界の苦難の歴史も面白おかしく聖書のパロディに仕立て上げているので笑ってしまいました。作者はポーランドのユダヤ系エスぺランティストLejzerovicz(レイゼロヴィチ)1939年ころナチスによって殺されました。

 彼はハンガリーで発行されていた『LITERATURA MONDO』という雑誌に随想などたくさん書いています。 -この雑誌の財政的援助を行っていたのが、アメリカの金融家ジョージ・ソロス氏の父親です。

 LejzeroviczはGEORGO VERDAというペンネームも使っています。彼の明快な文章は私の好みです。例えば、ベルリンオリンピックが決まった時、ナチスに利用されるから反対するようにとドイツのエスペラント者に呼びかけたり、ガンジ-の無抵抗主義が、西洋人としてどうしても理解できないと告白したりしています。しかし私が一番魅かれたのはポーランドを脱出しようと試みたが、アメリカ行きのビザがとれずザメンホフにだまされたと嘆く彼の文章です。最後に彼は『でも私には’カスティリァ出身の魔女’ー SALOM ASCH 著ー の訳がある』と書いています。この本をエスペラントに訳し、ユダヤ人として私たちに何を伝えたかったのでしょうか。これも読むつもりでおります。

 原作者はアメリカに亡命してもしかしたらまだ健在かもしれません。皮肉ですね!
コメント (2)
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