glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

サリバン先生の平和教育

2006-11-10 08:46:05 | 平和
 あるアメリカのNPO団体に所属する平和学専攻の女性の学校での出前需業を偶然テレビ見ました。
 友人から学校で平和や国際理解に関する授業サポートするグループに参加したがまだうまく機能していないという話しを聞いて帰宅したところだったのです。疲れて椅子に座り何気なく入れたテレビから現われた平和授業。吸い込まれてみてしまいました。

 このNPOで平和を選考したただ一人の人だそうです。彼女は広島長崎のを訪れ、平和について語らなければと思ったそうです。それも生徒たちに体感させることが大切であると。

 彼女が使っていたのはパチンコの玉のようなボールでした。その玉ひとつが長崎に落ちた原子爆弾とすると現在は2600個の核爆弾が地球上に存在しています。長崎広島の惨状を話し聞かさせた後で、彼女は金属の入れ物に一つ落とします。その音を生徒達は耳を済ませて聞いていました。その後、残りの2600個マイナス1個の玉を金属の入れ物に落し続けていました。目をつむって生徒たちが現在存在する核の多さを耳で感じていました。本当に素晴らしい授業でした。

 数年前、もしも世界が100人の村だったらと言う授業を見せてもらいました。この日本のNPOは生徒の数にあわせて状況をを変えて行っていました。

 最後に食料としてもビスケットが配られたのですが、最貧のグループのビスケットの数が1個足りなかったのです。ひとりがみんなと分けるのはイヤと隠し持っていたいたのでした。

 この飽食の世界でさえゲームに夢中になるとそんな事が起こります。現実にはもっとひどい事が起こりかねないことの象徴のようでした。

 平和教育と言うのは事実の伝達だけでなく、論理的でありながら感覚的に訴える方法が必要だと思います。多くの知恵を寄せ集められたら良いのですが・・・。
コメント (2)
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