Nikkor 16-80mm f/2.8-3.5 DX

 例によってNikon Rumorsが元ネタです。
http://nikonrumors.com/2015/06/15/new-nikon-16-80mm-f2-8-3-5-dx-lens-also-rumored-for-this-summer.aspx/
 Nikon DX(ニコンのAPS-C機)用の上質な標準レンズである16-85mm f/3.5-5.6がモデルチェンジし、この夏に登場する(かもしれない)と云う情報です。

 広角端の開放F値が2.8と、現行モデルよりも半絞りほど明るい。望遠端は現行モデルよりわずかに短くなっているが、その代わりにこちらもおおよそ半絞りほど明るい。焦点距離によってF値が変動するズームレンズの場合には比較が難しい部分がありますが固定F値のレンズの場合、例えば同じ焦点距離のF2.8F4のレンズを比較すると価格、重さ共には1.52倍ほどになるのが通例。

 この法則を噂の16-80mm f/2.8-3.5 DXを当てはめると、10万円と750グラムほどになることが予想されます。現行の16-85mm f/3.5-5.6 DXは、価格はちょっと高めですが軽量コンパクトで描写性能が良いので「レンズは何が良いか」と聞かれれば必ずお勧めしていたレンズですが、価格も大きさ・重さも2ランクUpと、ちょっとお勧めしにくいレンズになってしまいますね。

 ただ、総合的な描写性能の向上が目に見えるほどであるならば、D7200の標準ズームレンズとしては良い選択かも知れません。おそらく同じような価格の18-300mmとどちらにすべきかと悩む方が出てきそうですが、高倍率ズームは光学系設計上の無理が多いことから各種収差が大きい傾向があるので、ここは16-80mm f/2.8-3.5 DX70-200mm f/4の組み合わせをお勧めしたいところです。

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