ニッコウキスゲ


 Facebookユーザーの皆さんには一足早く霧ヶ峰のニッコウキスゲをご覧いただいたが、今日は車山高原のニッコウキスゲ。群生地の手前の支柱と電線にお気づきだろうか。霧ヶ峰もそうなのだが、ここ車山でもニッコウキスゲの群生地は電気柵によりシカの食害から守られている。と云うよりは、電気柵の中でしか群生できない、それ程シカの食害が深刻なのだそうだ。

 しかし、シカだって、餌を食べなければ死んでしまう。シカは人間と違うから自身の生命維持に必要以上のニッコウキスゲを食べることはないのだと思うが、いったいどの程度が適正な数なのか、その数が、人間がニッコウキスゲの群生する様を楽しむためから算出された数なのかどうかは不明。

 果たして人間を自然の一部と考えて良いのかどうかは郷秋<Gauche>には判らないが、シカが自然の一部であることに間違いはないだろう。そのシカが、人間の勝手な都合で個体数が多いだの、「シカによる食害」だの言われているのだとすれば、シカにとってはいい迷惑と云う事になる。シカの云い分、シカの側に立った自然保護、あるいは種の存続の理論も是非とも聞いてみたいものである。

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