迎え撃つニコン「1」に勝機はあるか

 結論から云えば、残念ながら現行ニコン「1」に勝機は無い。キヤノンEOS Mの圧勝だろう。Nikon(ニコン)ファンかつユーザーの郷秋<Gauche>ではあるが、残念ながら結果は見えていると云わざるを得ない。

 EOS Mとニコン1とを比較する場合、果たしてJ1が良いのかV1が良いのか、悩むことにはなる。EOS MがEVFを持たないと云う意味ではJ1と比較するべきだとも思う。価格やスペックからすればV1が比較対象として相応しいと云えるが、そもそもイメージセンサーのサイズがAPS-Cと小さな1インチとなると、比較すること自体に無理がある。APS-Cと比較できるのは4/3までである。

 実機で撮ってもいないどころか見てもいないのにジャッジを下すのは余りにも乱暴だが、多分、郷秋<Gauche>の読みは間違っていないと思う。少なくとも現行のJ1&V1に勝ち目はない。まっ、実売の低価格とニコンブランドとでそこそこは売れるだろが、ニコン1がJ2&V2に進化したとしたら、話は大いに違ってくるかも知れない。

 そう、ニコンには9月(それはキヤノンEOS Mが発売になる月である)にDSLR、ノンレフレックス(一般的にはミラーレスと呼ばれるジャンル、つまり1の後継機)及び複数のレンズが発表されると云う「噂」があるのだ。ニコン1シリーズの発売が1年前の10月であることを思い出せば、後継機が9月に発表されても何の不思議もないどころか、発表されて当然の時期なのである。

 EOS Mと現行1を比較して、誰もが気が付くのが18MPと10MPと云う1の画素数面での不利だが、これはきっと9月に発表されるモデルでは解決されることだろう。イメージセンサーの大きさが気になるのは、一部のマニアだけで一般的なユーザーにとって選択基準になるのは画素数だから、この点では勝負が出来る第二世代の1シリーズになることだろう。

 1シリーズが登場した時、郷秋<Gauche>はその成否はイメージセンサーの大きさにかかっていると書いたが、こうして対抗メーカーの後発機がより大きなイメージセンサーを持って登場するとなるとなかなか難しいことになるのだが、幸か不幸か登場時点で既に古臭いEOS Mのデザインは、ニコンにとっては救いとも云えるな。少なくとも郷秋<Gauche>に対してはまったく訴求力の無いEOS Mのデザインなのである。

 と云う訳で、キヤノンEOS Mと比較すべきは現行V1&J1ではなく、V2&J2であることをしつこく書いて、あのデザイン、気に入りましたか?と書いて、今日はおしまいとしよう。


 例によって記事本文とは何の関係もなく、江の島写真の第7回目。江の島と云えば「猫の島」として有名であったが、その猫の数も一時と比べると随分と少なくなったような気がする。それでも彼らのホスピタリティー精神が薄れていないことは今回の撮影行で確認することができた。と云う訳で、今日の一枚は、「江の島猫」の撮影に夢中になるカメラ女子と、その期待に応える江の島「モデル猫」。

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