人それぞれ

 私は、オトナになった男子だけれど、毎週金曜日に掲載される益田ミリさんの「オトナになった 女子たちへ」(朝日新聞朝刊)を楽しみにしている。何だか気の抜けたようなほんわかしたイラストと文が何とも云えず和ませてくれるのだ。昨日のコラムにはこんなことが書かれていた。

 こんな雪の中、誰に見られるわけでもないのに凛として咲いているミズバショウを見て
 「誰に見られなくても咲くってすがすがしいね」と早川さんは言った。
 「どうせ咲くならあたしは見られたいわよ」とマユミちゃんは言った。
 マユミちゃんは早川さんの友達である。

 仲の良い友達同士でも早川さんは誰に見られなくて咲いているのが素敵、と思った。でもマユミちゃんは、どうせ咲くなら誰かに見られたい、と思った。人それぞれである。

 私はと云えば、早川さんである。見てくださいと云わんばかりに咲き誇り、そして多くの人が見惚れ賞賛する染井吉野をどうも好きになれない。芽吹き始めたクヌギやコナラに混じって赤茶色の葉と同時に薄桜色の花をひっそりと咲かせる山桜が好きなへそ曲りなのである。

 いや、へそ曲がりなのではない。私は私、他の誰とも違う私。200種以上あると云う桜がそれぞれに違った花を咲かせるように、人もそれぞれなのである。


 今日の一枚は、山桜ではなく枝垂れ桜です。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは3月19日に撮影した写真を7点掲載しております。春爛漫となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/490e6d2cd78db2d469ca4f9f9de29c8e

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#益田ミリ #オトナになった 女子たちへ #人それぞれ #桜 #へそ曲がり



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