熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

新レッスン2

2011年05月23日 | チェロレッスン

サポジ教本

51番 左手の強化にもなる4個スラーばかりの運弓練習曲。
音が前よりクリアに出せているとのこと。
スラー変化1:3 、3:1にまだ苦戦中。
3個の時に、どれだけ少ない弓で音を出せるかが課題。
横にばかり弾かず縦に弾く?

教本の指示では、スラーを変化させるだけで終わらず、
それぞれに下半弓だけ、中央弓だけ、上半弓だけで弾くようにとのこと。
これって入門書にしては、もの凄い要求ではありませんか?
同じパッセージでも弓の場所でどんな差があるか理解せよ、ですか。
1つの曲で9種類以上になることもザラです。

移弦について。
この本は、移弦は肘で行なわず、柔らかな手首と指の屈伸でと書いてあるけど、ゆっくりでfやmfの曲では無茶ではないかと。
むしろ私の場合は、肘を使わず手先ばかりで移弦が遅い。
肘先行を心がける。

上腕部をアクティブにする!!!
体幹を使うと全然違う。←簡単に書くけどね。

16分音符も前回、腕全体を使うよう指示を頂き、だいぶ改善。
後はもっと指先を柔らかく?

重音エチュードは音程をもっとシビアに。
一応、ズレは感じているので弾きなおしてばっかり。
1ポジション、1の指が狂い易い。

付点のエチュードは特に疑問はないから飛ばすつもりでしたが、
とてもためになる曲だからと宿題。

アルペジオの曲も、弓使いをきっちり指示通り弾いてくること。

全、上半、中、下半、楽譜に弓の指示のあるこの本くらいなのでは?
これが右手コントロールの訓練になるのですが、無理して守るとスカスカ音になって墓穴を掘ることもあるので注意が必要。

この教本、痛いとこばかり突いていて、いいですね~、と先生。

♪アリオーソ

リズムは良くなった。
フレーズ感がない。
3ポジションの音程が不安定。(特に拡張時)
個別に3ポジションのエクササイズで練習すると良い。
最近、無理な拡張を避けるあまり、出来る拡張も変になってしまった。
狂った音程に耳が慣れるのが恐ろしい。

ヴィブラートは出た音の響きを広げるようにかけること。
息をする。
(今回初めて呼吸を意識して弾いたつもりですが、窒息しているように見えたのかしらん?)
ジャストで息をすると余裕がなくて固くなる。
少しずらすのがコツだそうですが、まだ息に注意することだけで精一杯。

強弱を出しているつもりみたいだが出ていない。
特にpp、優しい音を出すこと。

柔らかく美しくお手本を弾いて下さっても、今までプロの先生なら当然と別世界に思ってましたが、アマチュアの先生なので逆に刺激される感じです。
「そんな音、私も出せるようになりますか?」と聞いたら、「出せます出せます!」と。

毎回、勇気付けて下さるのが、とても励みになり、うれしいです。
あっという間に時間が過ぎる、濃いレッスンでした。