熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

中高生のためのコンサート

2011年08月14日 | コンサート


青少年に、正しいコンサートホールで生のオーケストラに触れてもらうための企画で、
企業のバックアップもあり超低価格。
実際のお客さんは中高生ならぬ中高年も多数で満席。

でも普段は見られない小学生とかも目立って、お隣もそうでした。
お兄ちゃんは身を乗り出して聞いているのに、妹ちゃんは最初から最後まで(3時間の公演)、少しもじってしていられませんでした。
退屈だと眠りそうなものなのに、靴脱いで足を伸ばしたり、椅子の上に正座したり、チラシを丸めて覗いたり、お茶飲んだり、次は何をするのかちょっと気になるオバサン。
ひょっとして、叱られない程度にゴソゴソするのがスゴク面白かったりして。
中高生の団体さんもいましたが、やはり感受性はそれぞれで、寝てる子もチラホラ。
一方で、帰りに小さな男の子がティンパニの真似をしながら「おかあさん、楽しかったね~!」とゴキゲン。
受け止め方は千差万別。
お子様達、今、全然つまらなくても大丈夫だからね。
私も中学生の時はそうだったから。

三枝氏の丁寧な説明は、どちらかと言うと中高年にピッタリ。
ドヴォルザークは、文学賞に例えると芥川賞作家ではなく直木賞作家です。
ドヴォコンは、片思いの女性(妻の姉)へのレクイエムにするため、最後56小節を付け加えた。
静かな部分が実に美しいメロディ。
反面ものすごく下品な部分があって、その下品さが魅力。
などと結構長くお話されました。
20ページ以上もある詳しいパンフレットも頂きました。

お目当ての宮田大さんの演奏、美しかったです。
コバケンさんの十八番、「新世界より」は盛り上がりました。

27日(土)BS朝日7時から16日の公演が放送予定だそうです。




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2 コメント

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Unknown (ダンベルドア)
2011-08-15 11:46:29
宮田さんのドボコンは優しいですね。それと,ものすごいピアニッシモを使うのが新鮮でした。

センチュリーもがっばってますね。コバケンの新世界はもっと燃えても良かったのでは?

三枝さんの話は私には興味深いところがいくつかありました。彼は本当に話好きなんですね。

3時間もかかるとは思わなかった。おかげで終了後知り合いのコンサートに駆けつけたら終わってました(笑)
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ダンベルドアさん、こんばんは (フルフルハウス)
2011-08-15 22:22:55
行かれてたのですね。やはり中高年!
2000人もいるとお会いできませんでしたね。
クラシックがはじめての青少年、3時間は忍耐だったのではないかと・・・
三枝さんはほんとに話し好きで、最初にシンフォニーホールに打診して取れなかったことまで言われてましたよね。
シンフォニーホールがお気に入りだったのかしらん。
確かに、チェロのソロはシンフォニーホールの方がよく音が飛んでくるようになっている気がしますけど。

>コバケンの新世界はもっと燃えても良かったのでは?

あ、そうなのですか。
あまり経験がないもので

日本センチュリー、大阪から羽ばたいてほしいですね。

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