熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

虎は死して。。。

2012年12月25日 | 番外
BSで再々々々放送?の「スティーブ・ジョブズの子どもたち」を見ました。

名門スタンフォード大学卒業式での彼のスピーチを直に聞いた卒業生の、その後のルポです。
スピーチの影響力と、彼らの鋭い感受性や生き方に、驚きと感動でした。
偉大な教育者の一面をジョブズは持っていたのですね。

ちなみに自分のいくつかの卒業式でのスピーチ、まったく記憶にないのはやっぱり私が悪いから?

60才で急逝された先輩の回顧展へ行きました。
個人的なお付き合いはなく学生時代の記憶だけですが、忘れがたい方でした。
屈託のない笑顔、陽気でおおらか、才能を秘めた自由人という好印象。
苦学されて、ドラムやギター演奏のバイトに追われておられたとは。
(ジャズはどこで身につけたのか今頃気になる・・・)

作品もさることながら、どんな人生を歩まれてきたのかがわかりました。

人間力は存分に開花され「私もこんな先生に出会いたかった!」と思うような魅力的な教師に。
中学からはじまって高校校長、最後大学教授までのバラエティにまたビックリ。
美術作品も多く残しながら、現場の仕事も精力的に取り組み、
また論文では幼児教育を憂いておられました。

彼への思いが詰まった大勢の追悼文を読みながら、名もない先輩の影響力はジョブズに負けていないと胸が熱くなりました。

ジョブズも彼もまだまだこれからの仕事があったでしょうに。南無。
(今日はキリストの命日じゃなくて誕生日)

彼らの子どもたちに幸あれ。