熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

ドキュメンタリー映画

2012年08月08日 | チェロ

青木十良氏の4年間を追った「自尊を弦の響きにのせて」を観ました。
90才を過ぎても毎日5時間はチェロの練習。
若い時からどれだけ練習なさってこられたことか。
それでも「3%しか出せていない」とおっしゃる。
ハハ~と平伏してゴメンナサイ練習します、という気になりました。
但し、その気持ちが持続しない、というか忘れるのが問題。
チェロへの愛が絶対的に足りません。

90才半ばであのお元気さなら120才くらいまで平気では?と思ってしまいます。
一途に求める姿は、がむしゃらではなく気品に満ちていました。

登場するゲストの方々と示唆に富むお話も多く、繰り返し観てみたいので早くDVDにならないかしら。
例えば「(弱音を弾く時、)弦がカリカリカリっと言うんです」とか謎なんです。
尤もレベル違いのことを知っても生兵法は怪我の元。

良い映画を観せて頂きました。
映画館のある十三も反エレガンスというか、喫煙率高いというか刺激的な土地柄でした。
ねぎ焼き食べました。