熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

小さなチェリスト達にウルウル

2012年05月05日 | チェロ

昨年に続き「こどもカザルス会」という2部形式の演奏会で、伊東裕君のリサイタルと小学1~6年生のソロと合奏を楽しませていただきました。
音コンで優勝なさった高1の少年はすっかり青年チェリストでした!

前半の伊東君のリサイタルでは、無伴奏(バッハ、カサド、イザイ)、愛のあいさつ、ハンガリー狂詩曲、最後にお姉さまとトリオも演奏され、チェロの様々な魅力をしっかりアピール。
子供達へのお兄ちゃんからの温かいメッセージでしょう。
イザイの無伴奏は初めてです。
カサドに献呈された曲とは意外でした。
こんな曲もあると知ってほしいです、とはにかみながらの解説もほほえましい。
しかし、おっしゃるようにすごく暗い曲でしたが。。。。

前半のチェロの魅力満載の後では、大人の発表会ならば非常に弾き辛い、聴き辛いところでしょうが、そこはお子様の特権。
ステージに子供達が並んだだけでも場内盛り上がります。
ほんとにかわいいんですね、身内じゃなくても。
聴いてびっくり。かわいいだけじゃありません。
実力派ぞろいです。
レベルに関係なく、ひたむきに教えられた大切なことを懸命に成し遂げようとする子供の演奏にはウルウルします。
そうなんですよねぇ。言われた通りに弾ければ楽器も鳴るし音楽になるんですよね。
基礎に泣くオバサンは感心しまくりです。

基本が出来ているから、めきめき上達するんでしょうね。
将来チェリスト志望も4人いて、スーパーキッズの達者な演奏と上達ぶりにも仰天。

皆さん、着実なペースでこれからもチェロと仲良くがんばってほしいです。

そして子供達を支える先生、親御さん達のご努力に心から拍手です。
子供より大人がチェロを弾きたくなってしまうケースはないのかしらん。
親御さんもお若いですし。
そういえばピアノ伴奏されるお母様が多かったです。

大奮闘の皆さんにお目にかかって、なんだかモジモジ恥ずかしくなってきました。


妹がかの有名なゲスト2名と帰省してました。