熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

新レッスン16

2012年02月07日 | チェロレッスン

久々の基礎レッスン。
右手の問題点を徹底追求して頂きました。

いつも最初にガダ兄でバリバリ演奏して、調子を見て下さいます。
先生の腕前も益々上昇中。
ガダ兄の調子も上々。
ガダ兄の弱点である低弦も許せてきました。

自分が弾く番になって、音のショボさに愕然。

悩み箇所のトラブルシューティングから。

曲に取り組む時、ゆっくりしっかり音を出す初期段階から、先生の指示を加味した練習を経た結果、必ずしもトータルに良くなるとは限らない厳しい現実が、自分にはあります。
アレグロ、ピアニッシモ、ディミヌエンドなど、音色や響きを犠牲にして実行している感じ。
今まではそこまで神経質にならなかったんですけどね。
基礎の先生が音色優先。元からの先生が音楽優先。
両輪のようになってきたからでしょう。

サポジ教本の練習曲ならOKでも、スズキの曲になるといけません。
いえ、サポジ教本でも出来るだけ早く弾く、という指示など出るとヤバイです。

それからビルスマの柔らかくてさりげない演奏を聴いていたら、ぼんやりした頼りない音になりつつあるのも気がつきました。
しっかり弾くことを疎かにしたら、やっぱり音出てません。
ヴィブラートブリブリ、朗々ガッツリ系の鈴木のお手本の方が初級者向きですね。反省。

何度やり直しても出来なかった箇所、諸悪の原因の一つがわかって万々歳。
先生の診断力はスゴイです。
アマチュアではもったいない!
アマチュアだからわかることもあるともおっしゃるけど。

右手、小手先だけに神経が行って、体を使っていない。
このことから派生した問題。
特に肘の動きが遅い。
肘について熱く語っていただきました。

デジカメで動画も撮ってもらって一目瞭然。
体が硬くて手だけで弾いているオバサン。
右指の屈伸だけ器用なもんです。

ショックだったのは、あれだけ姿勢、姿勢とマイテーマになっていながら、
だんだん前かがみでうつむきになっていたこと。

体、肘を使って弾くと音が断然しっかりしてきます。
いつしか肘は一定場所で、手指で弾くという習慣がついてました。

肩甲骨から使おうというのは昨年7月に言われていたのです。
忘れてはだめですね。
体を使っていない音はスカスカで、使うと芯が出来てきます。
時々良い音が出るというのは、こういうことだったのですね。

左手が余りにもヘナヘナで先に指導を受けてきましたが、これから課題満載の右手です。
楽しみ。