熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

紆余曲折

2012年02月03日 | チェロ
前の続きになりますが、レッスンの帰りに寄った芸文センターでチェロケースの人影が!
団員さんかな?

いえいえ。

なんと!クリスマスに初めてお知り合いになったご近所のバロック奏者嬢でした!
余談ですが、家のすぐ近所で大きなカート引いたチェロケースの別の女性を見かけました。
知らないだけで結構チェロ密度高いマイローカルエリアです。

話を戻します。
すごい!7月に芸文でリサイタルですって!

レッスンの余韻満杯のワタシは、早速ヴィヴァルディソナタをしていて古い楽譜で通奏低音を教えてもらえなかった話などペラペラと。
プロの彼女曰く「いい先生ですね~!」
アマチュアの趣味だからと十把一からげにテキトウに教えないところを評価されました。
そっか~、通奏低音を習いたければ、彼女に教えてもらったら良いわけですね。
もっと言えば旋律もですけどね。
バロック弓も貸してもらって、バロック的な発音もチャレンジ可能?
(指示の少ないバロックの)楽譜のアナリゼからスタートですって。
ビルスマはビルスマのアナリゼなり。なるほど納得。
バロックの本質に迫るもの、なかなか面白そう。

な~んて興味が湧いて来るお調子者。

今は、まだまだ習う前にすべきことがいっぱいありまっせ~。

長い間クラシックに親しんで、年を重ねてバロックにハマる方が多いそうです。
一方、練習教材としては、整然とした楽曲で和声の勉強にもなるのでお薦めだとか。
何といってもクラシック音楽の基礎ですもんね。

ためになるけどツマラナイのは困るけど、私にはかなり楽しいのが嬉しいです。

ふと思い起こせば。。。
ポップスお得意な今の先生に、ポップスが弾きたいから習い始めました。
50もとっくに過ぎて今さら正統派レッスン受講よりも、気持ちの赴くままに脳が活性化する音楽に親しみたいと思ったわけで。
ところが余りに未熟ゆえ、私の気が変わって、やりなおしの鈴木3巻になり、きっちりクラシックの曲を長期戦で習っているうち先生ご懐妊でお休み。
次のロシア人の先生に、基礎が出来てないから長期戦になる、基礎をやり直す方が早いと言われ、習い始めたら大地震が起こって国外退去に。

名曲をショボく弾いても益々楽しくなくなり、自分でサポジ教本さらってもピンとこない。
誰か迷える中年救ってちょーだいと願っていたら、演奏も教えるのも才能豊かなアマチュア嬢を紹介して頂き、基本をチェックしてもらうレッスン開始。

元の先生も早々の復帰で鈴木5巻をするうちバロックの今の曲に。
実は先生の師匠のお一人はバロックの専門家でもありました。

ポップスから紆余曲折、多くの時間や経費のロスがあったのは確か。
時間を経て気がつくことだからしょうがないですね。
でも最近、自他共にレッスン強化の効果をだいぶ感じられるようになりました。
紆余曲折は悪くなかったと思いたいです。