熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

ピアノ好きに混じって

2010年12月06日 | チェロ
ずいぶん日が経ってしまいましたが、M子さんのピアノ仲間に混ぜてもらって、演奏を聴いたり聴いてもらったり、ついでにディナーもして愉快なひとときを過ごしました。

年齢差、初対面も何のその、楽器は違ってもクラシック音楽の話題は尽きないものですね。
しかし実技になるとかなりのギャップです。
ショパン、バッハ、ハチャトゥリアンの手慣れた演奏と私の初歩的チェロでは、やっぱり人様に聴かせるレベルという高い壁を感じてしまいました。

一弓弾いた途端、音が変、音が違うとうろたえました。
いつもと違う場所なので音や響きは当然変わるのですが。

超珍しく人前で弾くと、真っ先に痛感したのは薄っぺらな音。
安物の楽器の音やん!弦の種類も失敗!と自分の腕を棚に上げたりして。
音楽のことを考えずに、音ばかり気にして弾いてしまいました。
チェロのイメージを壊してしまう。。。という心配も。

今度、会える時までにはもう少し何とかしたいです。
易しい曲でも音質アップ、表現力をアップでチェロの音楽に近づきたいものです。

以上の事を書きそびれていたのですが、チェリスト長谷部さんのblogを読んで思い出して書いた次第です。

引用しますと、

今日久しぶりにスタインウェイの大きなピアノを弾いた。
「フルコン」と呼んでいる(フルコンサートグランドピアノ、の略だろうか)楽器はやはり素晴らしくて、ほんの10分くらいよちよちとバッハの2声の小さな曲を弾いただけで自分までよくなったような気がする。鍵盤を軽く押せば輝かしい音が出る、その労力の少なさと出る音の輝かしさの落差にまいる。チェロはごしごし弾いてもたいした音は出ないのに。


たいした音は出ないのに、のお言葉にびっくりです。
チェロは音符が少なくても一音弾いただけでサマになるもんね!かと思ってました。
いかに音を作り出すのが難しくて労力もいる楽器かということですね。
謙虚な長谷部さんです。