熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

肉球的

2009年04月02日 | チェロ
ヴィブラートを試行錯誤中。
チェロ歴1年半にもならない妹が、ヴィブラート有りで発表会に初出演したとな。
遠いので行ってませんが、電話口できいた生?演奏は、50代の超ビギナーにしてはチェロらしくサマになっていた。

やっぱり、ゆっくり歌うような曲はヴィブラートなしだとチェロにあらず!と痛感です。
ただし、今まで発表会を見た限りでは、名曲であろうとノンヴィブラートも多かったので、レイトスターターの現実はキビシイ。

妹より3年長くチェロ弾いてますが、私のヴィブラートは痙攣的でまともにかからない。
「美とは痙攣的なものである・・・」(by Aブルトン)なんてぶっ飛んだ言葉にウケてる場合ではありません。
ちゃんと練習しないと姉の立場が危うい。

先日のマスタークラスでも、よく取り上げられたテーマなので思い出しながら実験。
ここからは、私の解釈で先生のお言葉を記録したものではありません。
ひょっとしたら曲解も含みます。

指の形、肉付きに個人差があるので、一概に指のココで押えると言えない。
指先がカエルみたいにプクンとしていなかったら、指の腹の柔らかいところでかけた方がよい。
ゆったりとしたヴィブラートがかかる。
その場合は指を寝かせることになる。
ヴァイオリンの先生からは、ヴィブラートは元の音と半音上を往復する練習が効果的とのこと。
(一本の指でトリル状態?)
元の音から音程を下げてかけるのはNG。
(チェロに応用できるかどうか不明ですけど)
元の音程キープすること。

指はアーチ型を死守するものと思ってましたが、指の肉球的柔らかさを利用すべく寝かしてみた。
な、な、なんと!エエ音で響きますやん。
指のお肉が弦長を程よく変化させているのだな。
お肉は老化していてもまだイケル。

細く貧相な指先は固くなっていて、あまり役に立っていなかった!?
特に小指は軽薄短小、先はタコ、なのでどっちにしても苦しい。
(重厚長大の妹の手が羨ましいぞ。入る手袋がないみたいだけど。)

それに加えてヘバ小指なので、ますます難しい。(痛みは和らいできました)


でも、少し光が見えてきたので練習が楽しい!