熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

奈良その3

2008年04月18日 | 紀行
またまた奈良ニュース
☆高松塚壁画 来月31日公開

本当は吉野山へ行きたかったのですが、車では限界があり諦めました。
この時期、奈良といえば吉野でしょう、とばかりに集中します。
渋滞です。
それに、吉野山は、やはり歩かないといけません。

3万本の山桜、いつか見てみたいです。
吉野なのに、ソメイヨシノにあらず。
ソメイヨシノは近代になって観賞用に作られた品種。
いにしえ人が指す桜ではないのです。

神戸に、桜で名を馳せたユニークな御仁が住んでいました。
近くなので、旧居跡の小さな公園に行ったことがあります。
笹部新太郎氏です。
小林さん、白州さん、大佛さん、水上さん、いろんな方が訪ねてこられたようです。
その昔、阪神間には、いろんな変わった偉人達がいて興味をひかれます。

結局、桜の中の長谷寺へ行きました。
あいにくのお天気でも、かなりの人出。
でも京都に比べたら、楽々。

かなりの数の階段を休み休み登り、本堂まで。
絶景かな。
季節ごとの美しい花々と自然とが同化する長谷寺。
悠久の時を越えたこの優美さは必見です。
維持するのも、並大抵ではないでょうね。

とまあ、ゆるゆると奈良を徘徊してきました。
古寺探訪や歴史は、年を重ねるほど楽しめるのですね。
国宝や世界遺産がワンサカあるので、はまるとスゴイことになりそう。
大満足の母は、長谷寺階段の後遺症に耐えています。



すべて長谷寺。鎌倉の長谷寺は支店みたいなものです。