正しくは、鈴木 鎮一 チェロ指導曲集3。
先生の本をお借りしていますが、古いバージョンです。
唯一持っている4巻と違って、指導要綱が載っています。
先生・保護者に向けて書かれている教本なんですね。
楽譜はお子様が見るのでしょうけど、それにしては音楽用語はイタリア語。
知らない用語があちこちに。
con grazioso や con grazia…調べるの面倒ですが…
国際派とみえて、英語も併記、写真も白人の坊や。
子供の早期音楽教育ための本ということで、何だかワタクシ居心地悪し。
学習の要点
レコードを毎日聞かせて音楽的センスを育てる。(レコード!?)
それによって上達も早い。(そうは問屋が・・・)
トナリゼイション(てなに?)を毎レッスン指導して音を立派に育てる。
2nd~4thポジションの正確な移動と音程。
フレーズの表現指導。フレーズをピアニシモで美しくひけるようにする。
トナリゼイション
声楽における発声法の教育同様、器楽でも音を立派に育てる新しい教育をする。
指導には上げ弓、下げ弓、2種類を指導する。
ということで、鈴木さんスタート!
最初のエクササイズから、2ndの移動と拡張で案の定コケてます。
1stもグラついたりして、う~、こんなはずでは。
○シューベルト子守唄。
ポジション移動、フラジオもこんなにあり?
習って3ヶ月目で弾いて(もちろん1ポジだけ)苦闘した思い出の曲。
相変わらず、A線の音が子守唄にならない!がっくり。
3rd、4thポジのエチュードへ。
ヒャ~、5thのエチュードは初めて!難しい。汗。
1.バッハ 二長調のマーチ
2.リュリ ガボット
ハーフポジションエクササイズ
3.ボッケリーニ メヌエット
ここまで怪しく弾いてみましたが、手強い。
以前、先生から、3巻は本当はすごく難しいと聞いていましたが、
改めて未熟さを思い知らされます。
無伴奏より音が出しやすいのは嬉しいですけどね。
鈴木氏は音楽習得を語学に例えて述べられています。
(日本の子供は誰でも日本語をしゃべる→早期教育の大切さ)
思ったのですが…
どんな短い簡単な語句でも、ネイティブの発音は違うのと同じように、
簡単なフレーズを弾いてもチェロの(発)音が悪い人はバレバレですね。泣
チェロの習熟度って、ピアノのように楽譜で計れないところが面白い。
初心者のテキストの曲も、プロが弾けば演奏会やCDに登場するのですから。
‘鈴木さん’の曲を、きれいな発音で、表情豊に弾けるようになれたらなあ。。。
当面の目標ができました!
無伴奏プレリュードは、やっぱり体験学習止まりかな。