熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

意識してみる

2006年05月09日 | チェロ


「正しいチェロ奏法―美しい音と優れたテクニックをつくる 脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド」

ほれぼれするようなタイトルではありませんか!!!
是非是非読んでみたいっ!

残念ながらこんな本は実在しません。
実はこれはチェロではなくピアノ奏法の本のタイトル。
さすがに、ピアノは多角的に研究が進んでいますねぇ。

こちらのブログで取り上げられていました。

ちょうど手の小さい姪っ子が英雄ポロネーズを習っているので読んでいたのですが、チェロにも応用できるお話のような。

‘パワーじゃなくて、オンとオフの切り替えのスピードで弾く’
‘緊張と弛緩’
余談:亡き枝雀師匠がよく緊張と緩和って言ってましたね。

‘筋肉のどこを使って弾き、どこが緊張しているかを考えてみる。
自分の手、腕、体を触ってみる。’

弦楽器はピアノ以上に弾き手の体に左右されると思う。
音程を決めること自体、ものすごく鋭い感覚が必要だし。
上記のことを意識して練習をしてみようっと。
どこで力を抜けばいいか解ればイイのにねぇ。

最近の練習は・・・
拡張の練習はヤル気が出ないのでほとんどしない。
ヤル気のないことしても身に付かないことを前のレッスンの録音を聴いて痛感した。
エクササイズがあまりに不出来なため、おさらいレクチャー&レッスンを受けた。
最後もう一度エクササイズに戻って、チャンチャン!めでたし!となるところなのに、なんと何の効果も変化もない、むしろ酷くなっているような出来栄えだったのだ。
聴くのも忍耐の1時間だった。
本人が自覚するまで少々お待ち下さい、先生。

で、全然見てもらえない課題曲を練習中。
ラルゴです。
ポジション№(1,2,3,4)と拡張印を楽譜に書きこんだら頭スッキリ。
まだ、音のご近所、弦の横の関係がピンとこないけど。
先生は2の指を多用する傾向なのですが、元気な指と思ってそうしていたら節が痛くなってきた。1でも2でもいいところは1に変更しなければ。
満遍なく使わないとワタシの指はもたない。

フックさんのデュエット2も延々継続中。
練習をさぼるとせっかく出来ていたポジション移動も下手になっていた。
さすがに自然に暗譜できるほどになっているけど、まだまだだなぁ。
新しいチューナーを見てガックリしながら弾いたり、rikoさんみたいに目を閉じて倍音を求めながら弾いたりしている。

次のレッスンまで後退だけは避けたい。前回から1ヶ月も間があるのだ。さあこれからボチボチ挽回。