熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

14回目のレッスン(通算31回目)

2006年01月22日 | チェロレッスン


先生には慣れてきましたが、チェロはまだまだワタシを慣れさせてくれません!
録音を聴くと、40分過ぎからボチボチ調子が出てくるのが良く分かった。泣
つまり、実力がその程度っていうことですね。

ハ長調の音階を軽く、のつもりが、やはり力が入り過ぎとのご注意。
弾き始めはいつも、押しつぶしたようなイヤな音を出してしまう。
ハ長調音階も満足に弾けない辛さよ…

イヤな音のまま、シューベルトの子守歌に突入。
ヴィブラートを少しだけ、ゆったりかけるつもりが…
少なすぎてかかっていなかった。
(録音を聴いて改めてびっくり。気配もない!)

「ヴィブラートが途中で切れないこと。」
先生の美しいヴィブラートとの違いに愕然、練習あるのみ。
あとは…2度目とはとても思えない情けない音程。
ラシドラソ~のソくらいちゃんと音を決めたかった。
スラーなしで弾いて、滑らかさを出すのだけどそれもまだまだ。
毎回おなじみ、アップ、ダウンで音がデコボコしないこと。
次回もう一度。

デュエット1(フック作曲)
(前回は速度についていけなかったので)
ゆっくりデュエットしながら、音程等ご指摘の数々…
遅すぎて4分の4拍子みたいになっているけど、ほんとうは2分の2拍子。
2分の2拍子の感じとは・・
軽快に拍をうつように弾く。同じ力で単調に弾かない。

少しテンポを上げた。
楽譜をにらみ、来るべき危険箇所(あまりにも多すぎ)の警報、注意報が頭の中をぐるぐる、間違えまいと必死、無我夢中で弾く。
相手の音を聞く余裕がない。

先生に「ちゃんとメロディ聴いてますか?」といわれて「聴いてません」ときっぱり答えてしまった。
聴いてない証拠に、先生が弾くのを途中で止められてもずっと弾き続けていた。

先生あきれて、楽譜を隠してしまわれた。
「怖がらすに、堂々と弾きましょう!」

前半だけだが暗譜できているかどうか…

見る所がないので先生を見ながら、そして聴きながら弾いたら、思いもかけないことが…
いつもより数段うまく弾けて、2分の2拍子の感じも自然に出てきた。
無機質な音の羅列から、急に音楽が立ち上がったみたいで、音や曲を感じながら弾けた。

軽快に弾かれる先生の動作、表情でこちらの両手も動きが操られるようだ。
陽気なデュエットに大変身だった。
とっても不思議な体験だった。100の注意よりも今回は効果的だった。
先生も激変に驚かれ「めっちゃ上手じゃないですかぁ」と笑って言って下さった。
次回も先生を見つめながら弾くぞ!!!

宿題

峠の我が家 出来たらラルゴも(レパートリー集1に逆もどり)
デュエット1暗譜 デュエット2