熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

ビデオ三昧

2005年06月21日 | チェロ

レンタルショップが半額で借りられるので連日のように
4本立て続けに見てしまった。
寝不足。

どうしてもチェロつながり。
半年前、探した時には見当たらなかったのに、
なぜか‘お薦めトゥルー・ストーリーコーナー’と‘感動お薦めコーナー’の2箇所に「ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ」が置いてあった。
真新しいビデオだったし、そんなに薦めるならと借りた。
全然知らない女優さんが熱演だった。
これは何を言いたいのだろうか。

こんな天才を身内に持った姉の苦労を知っていただきたい?
本当は彼女が望んだのは平凡な暮らしで、チェロは好きではなかった?

よくわかりませんが、悲劇的な話にすっかり感情移入しておりましたわ。

天才のスキャンダラスぶりは、別に驚くに値しないと感じた。
(生前の彼女から、いかに想像つかないかは別問題として)

激情型であるからこそ芸術が生まれることはよくあるお話。
実はワタシ、ファムファタール(宿命の女)の話に凝った時期がありました。

カミーユ・クローデル、フリーダ・カーロ
ジョージア・オキーフ、レニー・リーフェンシュタール
アルマ・マーラー、ペギー・グッゲンハイム
ジェーン・モリスetc

美術関係が多いが、本人が作家だったり芸術家達のミューズとして影響を与えたり…
事実は小説より奇であり、激烈です。
ずいぶんはた迷惑な人達だっただろう。

次にヨーヨー・マ→エンニオ・モリコーネで
「ミッション」「海の上のピアニスト」
ミッションは良く出来てると思ったがピンと来ず。
「海の~」は楽しめたけど荒唐無稽すぎかな。
どちらのテーマ曲も素敵だ。
ミッションのテーマ曲を聴くと、何だか知らないけど清らかな気持ちになって、
腹立たしい○○○も「水に流して許してしまおう」という気になる。

エンニオ・モリコーネの肩の凝らない音楽は好きだ。
NHK宮本武蔵のテーマも好きでした。視聴率悪かったけど。

ピアニストつながりで「戦場のピアニスト」
これはずっしり応えた作品。さすがポランスキーの力作だ。
2回も見てしまった。
シーンを思い出したら「海の上の~」テーマ曲が頭の中で鳴っていた。
そして「ミッション」のテーマと混線状態に

あまり一気に映画を見るものではないと思った。