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熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

手元の本たち つづき

2006年06月24日 | 音楽

数ヶ月前だったか題名のない音楽会で、
「のだめ」にでてきた指揮者のテストみたいなのがありました。
番組の回答者は指揮者に限らず、全員音楽のプロ。

スコアとオケの実際の演奏との違いは?
演奏の中でメロディパートは何種?
和音の音を分析?などなど。
青島広志さん、最高得点でした。
まったくギブアップの回答者もいたのですよ。
ストラディヴァリを当てられない人もいたのですよ。
ブルーアイランドさん、例のキャラですが、すっかり尊敬の人、
雲の上の天才にランクが上がっちゃいました。

楽典、役に立ってます。
たとえば。。
ドレミファ・・・・のシは必ずスィと言って下さい。
たとえばFisとGes(異名同音、ファとソの間の半音)の演奏表現は異なりますが、
顔の表情などでも差をつけましょう。

いえ、ちゃんとした楽典です。

ちょうどレッスンの宿題エクササイズ(コピー)の意味がわからなくて、この本でお勉強中。
第一ポジションばかりの曲なのですが、同じ外見?で♯、♭がつく楽譜でも調が違う。
GdurとEmoll(ト長調とホ短調) DdurとHmoll(ニ長調とロ短調)
BdurとGmoll(変ロ長調とト短調)まだまだあるね。ウググ、頭イタ。

先生、もっと説明が必要ですね!
何の音楽知識なく、ドイツ語も読めないのですから。
半音、上に下に拡張の練習して、とナニゲにお渡しなのでしょうけど。

ところで、
○○調とかの調性が曲名の後につくのが不思議だと以前書きました。
やっぱり調性にはそれぞれのイメージというのがあって、その一覧を見てナ~ルホド。
そっか、調性はわかる人にはちゃんとメッセージになってるのね。

そして、雑誌サラサーテ。
バイオリンを体の負担なく弾く連載があった。
今回、肩甲骨がテーマ。
肩甲骨をやわらかく、よく動かせるようにする!
チェロでも肩甲骨ごと腕を動かすと、確かに音が変わりますね。
どこ見ても脱力、脱力!年のせいか頭はいつも脱力ですけどね。
カザルス特集、これから読みます。

手元の本たち 

2006年06月22日 | 音楽

音楽系の本、ますます手に取るようになりました。
読みかけもアリですが、爆笑本は意外にも「バイオリニストは肩が凝る」です!
の第一バイオリン奏者、鶴我裕子さんの裏話的エッセイ。
経歴からすると凡人のワタシなんぞ、クラシック界の女性エリート高級官僚みたいな方かしらと思ってしまう。
ところがどっこい、すっとこどっこい。

注:すっとこどっこいとは?
大阪、肉まんでおなじみ551蓬莱。
551はモーツァルトのK551(ジュピター)に由来すると信じておられる様子。
ウソですよ。電話番号からきていますよ。


非常に人間味溢れる、そして笑い溢れるクラシック界の一面を垣間見せていただき、安堵したのでありました。

クラシックもオケにも疎いワタシでさえ、面白くて読み終わるのが惜しいくらい。
人名、固有名詞がお分かりになる方には悶絶抱腹絶倒かもしれません。
檀ふみさんが、文才に目をつけて本を出すよう後押しされたことに感謝です。
音楽用語事典も付いてます。解説がかなりヒネリ技ですけど。

表題の「肩こり」はバイオリニストの職業病。
石仏並の固さを、マッサージで木仏並にしていたそう。
長年の人生の道連れが、な、なんと最近、アレクサンダー・テクニックで過去の話になったとか。
(奇跡みたいなソレ、近くにあるんですけどプロ音楽家用。)
音楽家ではないけど、チェロのせいで肩こりに悩むワタクシ。
ナントカしたい。

次は青島広志さん。次回につづく


モーツァルト・モード

2006年04月19日 | 音楽


生誕250年、いろいろ発売されますね。

モーツァルト・モード」気になります。
最近何を見ても読んでも目にするお名前、茂木健一郎氏監修のCD!

集中力、発想力の衰えを感じて、すでに「アマデウスの魔法の音・集中力」同じく「発想力」も持っているのにね。
(これは茂木先生ではなくドン・キャンベルって方の監修)
この2枚のCD、似たり寄ったりの曲に聴こえてきて区別がつかなかった。
我ながら大ショック。恥ずかしくて人に言えません!!!(but書いてるって)
集中力、発想力アップの実感は。。。超微量?
脳に良いといわれると懲りずにまた買ってしまいそう。。。
シミ・ソバカスが消える、というフレーズにも弱かったりする。

それにしても茂木健一郎さんて、超人パワーですね。
何をお食べになっておられるのでしょう。
毎日更新ブログ(クオリア日記)を見て、いつもため息です。
エネルギーわけてほしい。


完売続出

2006年04月14日 | 音楽


昨日の夕刊に、半年前にオープンした兵庫県立芸術文化ホールについて出ていた。

な~んだNET上でも読めるの。紙資源と新聞代もったいなぁ

公演のほとんどが完売でホールは大盛況!
その分、大阪、京都の既存のホールが痛手を受けたかというとそうでもないらしい。
新しいクラシックファンを掘り起こすことに成功したようだ。
先行予約の会員は4万6千人!ほとんどが阪神間、そして神戸の兵庫県人だった。
近くにホールが出来たことがきっかけで音楽が身近になったのだ。
ワタシもその1人。

関西の少ないクラシックファンの争奪戦になるだけ、という巷の予想が外れてよかった。
運営企画や、佐渡裕監督の地域交流が功を奏したようだけど、他にも要因があるように感じた。

客層が(前にも書いた)いわゆるヤングオールド中心では?
周囲には大学も多く、なるほど文教地区って感じだけど、あまり学生さんは目立ってなかった。(数回夜の公演に行っただけの感想ですけど)
ホールのある私鉄阪急沿線といえば関西一の地価の高い住宅地の駅がずらっと並んでいる。(ウチはちがう線なのよ。)
物価も高い。そして高齢化が進んでいる地域でもある。
時間とお金に余裕のあるヤングオールドが、手近なこのホールに大挙して押し寄せていると思った。
(その割には安いチケットから売れているのは関西人だから?)
オールドオールドになっても駅続きなので車椅子で行けそうだし、団塊世代の定年でまた客足は伸びると思う。

第一、先行予約といっても平日の10時にシガナイ勤労者は電話できない。
即日完売が多いので電話に張り付いていられるのは、ヤングオールドの強みだ。
ワタシも、どうしてもという時は高齢者にアウトソーシングしてチケット取ってもらってます。笑
その高齢者、なんとお仲間とのコーラスで小ホールの舞台に立つと言う。
衣装もそろえたそうだ。
無関心だったけど、聞けば地元のホールはいろいろ制覇しているのだ。脱帽。
海外旅行ももう懲りたのかと思ったら、来年どこへ連れてくれる?と聞いてきた。
吉行あぐりさんが目標のようだ。しっかりせねば、ワタシ。
ちなみにあぐりさんは98才で和子さんとともにオペラに目覚めたとか。
好奇心旺盛はエンドレス・・・すごい!

話題がズレたわ。地域文化、経済はヤングオールドが支えるとでもしておきましょう。


歓びを歌にのせて

2006年01月24日 | 音楽


音楽をしない友人から、是非にと熱いご推薦の映画。
音楽をしたい人にはズシッと響くはずと。

東京では観たくても満員でなかなか大変なんだそうだ。
大阪より神戸が空いてそう、と予想して早い目に行ったらガラガラだった。
神戸では知名度低い??? というワタシも知りませんでした。

お話はコチラとかでどうぞ。
音楽の不思議さ。聴くことの大切さ。心を開放すること。
みんなの心が一つになること。まさに身につまされるお話。

すごい指導者がいれば、アマチュアこそ音楽で奇跡を起こせるのかもしれない。
天使が舞い降りるとか、天上の響きとか、一生のうちで経験できるかしらん。
耳と心を澄まさねば…

歌う前に心と体をほぐすために、体操などいろんなアプローチをしていた。
チェロのレッスンの前、せめて腹式呼吸でもしてリラックス、そして集中力を高めようと思った。

スウェーデン映画ばずいぶん久しぶり。
(マイライフ・アズ・ア・ドッグ以来か!古っ)
音楽性は万国共通で大変わかりやすかったけど、普通の市民がすぐ銃を持ち出す凶暴性は理解を超えて恐ろしい。

ともあれ、いい映画です。ガラガラはもったいない!


能力のちがい2

2006年01月13日 | 音楽


友人Sさんと会った。
彼女は団塊世代で仕事面でもプライベートでも頼りにしているお姉さん。

最近、会う人にチェロ習わない?と水を向けているワタシ。

Sさん体も大きいし、強靭な体力をお持ち。
そろそろ退職後のことを考えているはず。

激務と父上の介護の合間をぬって、もうすでに水墨画を習い始めたそうだ。
美術大学出身だからお手のモノだろうけど。
年のことを考えたら、体力のいらないことをしたいですって!?

水墨画はもっと後からでもできるから、音楽を今しませんか?と食い下がった。
そしたら、音楽だけはダメ!通知簿だったもん!ひどい音痴で2なのよ!と言われた。
音楽の先生は通知簿に「あなたが絵を愛するように音楽も愛してほしいです」と書かれたそうだ。

Sさんはしっかり者で頭がいい人という定評がある。
なのに学校の成績は音楽以外の教科も3ばかりだったとか。まったく意外。
文筆家の父上は多くを望まず「3やったら良しとせい。」と言われたそうな。

学業不振には原因があって、ずっと(小、中、高)美術クラブで一緒に没頭していた仲良しが、全然勉強しない子で、同じく勉強しない癖がついたそうだ。
ただし、その仲良しは常に成績トップ、尚かつピアノも堪能で、多才ゆえ迷ったあげく名門女子大音楽部に進学!

そして!そして!なんとその仲良しの兄上はノーベル賞受賞者のあの方。
ワタシも受賞の会見が妙に印象に残っている。
分子構造が美しい女神に見えるとかなんとか、すごく視覚的、美的なお話をされてたから。
な~るほど、芸術を愛されるファミリーなのですね。
化学もアートな世界なのかもしれない。
息子さんは東京芸大で美術系だそうだ。

天はニ物以上を与えすぎと、ややヒガミ根性で聞いてしまった。
でもSさんが学校の成績なんぞ無関係で、大器晩成型なのがすばらしいと思った。
(姪もそうなることを願うばかり)
Sさん、音楽の能力も再開発してくれないかなぁ…
音楽のワタシも挑戦中なんだからさぁ…


能力のちがい1

2006年01月10日 | 音楽


年末年始、姪姉妹が泊まりにきた。
ブログのスタート時に書いたのが、この姪のこと。
以来1年ぶりの再会。
感情表現豊かな子だけど、ワタシの1年の上達に対する反応はものすごくささやかに感じた。
もっとびっくりして欲しかったのが正直なところ。
現実はそう甘くはないことを実感した。当然だけどね。

二十歳の音楽好きにとっては解せないスピードだったのかもしれない。

中高ブラスバンドでトランペットを6年。
大好きなピアノは断続的に習っている。
一応、ショパンやリストもこなしてるらしい。

もうすぐ念願の幼稚園の先生になる彼女、
チャチなキーボードでお得意の「犬のおまわりさん」を歌って弾いてくれた。

彼女は勉強嫌いで通してきた。父親はエンジニアで勉強が趣味なのに。
親の背中を見なかった子だ。
で、一般知識のなさや、ボキャ貧をつっこまれては「わたしバカだから」というのが口癖になっている。天真爛漫とっても明るい子だけど。

と、ところが驚いたことに楽譜を見ると脳が活性化するようで、すぐ暗譜できるのだ。
元日も練習していたら横で見ていた。
楽譜を見ながらリベルタンゴのCDを聴かせたり、デュエットの曲の片方をキーボードで弾いてもらったりもした。
その時から、彼女の鼻歌がミファミドシミ~ミレドシラシ~やら、ソミーファソミレソソーになって「いい曲だね、覚えちゃったよ~」と言う。
鼻歌は全部ドレミで歌うと言う。

ワタシの練習をみて、非常に的確なコメントをしてくれた。
後のレッスンで先生がまったく同じことを言われて笑いそうになった。
(特に楽譜の読み方)
をまた見直したよ。

そして、わが「ぎいのすけ」を持たせたら、第一ポジションで音階を弾くまねをし始めた。
(ワタシの音階見てたのね。)
弓の持ち方も知らないので音はメタメタだけど。
指が134、134、124、124と白鍵と黒鍵を使って説明したら即納得。
A線ラシドレ→ミファソまで勝手に行ってその先は?ときかれたけどワタシは習っていない。
戻ってA線ソファミの次に移動してちゃんとレドシラを弾いたので仰天した。
まぐれとは言え、初めてなのにそこまでやるか?
ワタシの苦労はいったい…

今度はドレミ・・・がわかったので、ゆっくりメロディを弾き始めた。

「ぎいのすけ」のオマケ、古川展生先生「はじめてのチェロ」ビデオでは生徒役の若い女性が初めて音階を習って、その場で「音階を習ってすぐに、こんなこと言いにくいのですがアメイジング・グレイス教えて下さい」と(しらじらしく)言い、そしてお手本のあとスラーもありで、なんとか弾いてしまう。
「んなわけない!」としらけていたけど、姪を見ていたらまったくあり得ないことでもないかなと思った。

は開放弦を弾いていて、偶然大きく弦を響かせることができた。
サイレントとはいえ、ちゃんと胸に振動が伝わるので「お~!ひびく、ひびく」とすごく喜んだ。
全身で体感することを知っているのだな。

一方姪は真面目に勉学に励むタイプで堅実な会社員1年生。
なぜか自分が習っているアコースティックギターとスピッツその他の好みの音楽以外興味がない。
以前弓を持たせて弾かせようとしたけど、持つこと自体できなかった。
手が大きく断然有利なのに、何とも不器用だ。

同じ姉妹で、余りの差に驚いた。(身長差も15cmはある)

いわゆる芸事?って、勘の良し悪しが歴然、進歩の度合いの差も大きい。
個人レッスンなのでわからないけど、自分はどのくらい鈍いのかなと思った。
先生も手のかかる生徒とそうでない生徒でずいぶん労力が違うのだろう。

先生を余り疲れさせないようにしたいものだわ。えっ、無理って?


母と神童 五嶋節物語

2005年12月10日 | 音楽


最近、五嶋龍君の雑誌特集を遅ればせながら読んで、この大阪弁の母は何者?という興味を持った。

娘時代は、はねっ返り、天衣無縫、豪放磊落、ダイヤの原石、こんな形容がピッタリのお嬢だった。

守口市々長だった祖父が官邸で佐藤栄作の肩を気安く叩いて、大目玉だったエピソードは、彼女にも伝わる「それがなんぼのもんや」というDNAの表れだと思った。
(栄ちゃんと呼ばれたいと言ってたのにね)

「それがなんぼのもんや」というのは典型的大阪人の感覚でもある。
ゼニ、ゼニという割には「笑い」を取れても値段のとれない「大阪ブランド」の土地柄。
見せかけではなく中身で勝負なのだ。

本に出てくる関係者の証言がコテコテの大阪弁なのもうなづける。
かっこつけない。
(括弧して標準語の訳がつくところも多々ある。笑)

母上は薬剤師だし、父上は空手の名人。
音楽一家とはほど遠い家庭だが、幼稚園からバイオリンを習わされる。

高校時代に本気になって一気に注目を浴びる。
高校の卒業演奏会を振り返って恩師は語る。

あのアホな落ちこぼれの劣等生が…
びっくり仰天だった。これは天才だと思った。

楽しみにしていたのに大学を中退してしまって…
「なんで私より下手な先生に習わんならんのん」と言ってたらしいけどその通りだろう。

学生時代はお騒がせの生徒だった。
東京からエラ~イ大先生(故斎藤秀雄氏)が指導に来られる時は学校中、先生も生徒もピリピリ状態。
そんな時に限って、大先生を怒らせるようなことばかりしてしまう彼女。
最後は「できません!」とオケの練習を蹴って大学も辞めてしまう。
大学側は大慌てで謝るように求めたが応じなかったようだ。
権威主義的なムードを毛嫌いした。

家出して水商売も経験した。歌謡曲の伴奏のバイトもした。
特に歌謡曲は人に聴かせるための勉強になった。

実力を発揮して東京やドイツで勉強するチャンスも掴むがことごとく家から猛反対にあい断念。

バイオリンまで取り上げられ、おとなしく結婚したら返して上げると言われ渋々望まぬ結婚をしてしまう。

あれだけ、たくましくわが道を行く彼女でも、自分の親だけには降伏せざるをえなかったのか。

今度は自分が母。そして母は強し、の物語。
教育ママ、ステージママまっしぐらで五嶋みどりを育てあげる。
みどり9才で渡米し、夫とは別居、そして離婚。
新しい恋人。出産、再婚の難行苦行。

ふと疑問。五嶋は最初の夫の苗字。
龍君の父は金城。
今の夫とは一緒に暮らす日が少ないと書いてあった。
五嶋はもはや節さんのかけがえのない名前。
母系化しているのかもしれない。

龍君も凛々しく成長し、期待の星だ。
とても視野が広い青年で好感が持てる。

伝記みたいに読んだけど、五嶋みどりのサイトに節さんのコーナーもあって、天才2人を生み、育てた天才の孟母はまだまだお若いと不思議な感じがした。


ストリートミュージシャン

2005年12月08日 | 音楽


昨夜テレビをつけたら、パリらしき古い町並みが写り、コントラバスの修理屋さんにカメラが入った。

次にそのお友達の工房へ。
なんとチェロの修理屋さん!
チェロをこじ開けて解体なんぞしている。

ど、ど、どこだっ!

やはりパリ。マレ地区でした。
昔は様々な職人が住む町だったとか。

番組のHPには何も書いてませんが)

ヴォージュ広場では夕方になると、路上で演奏が始まるのだ。
ジャズあり、クラシックあり。何でもあり。

広場にある家具屋のおじさんもジャンルを問わずいいものは何でも好きと話す。

ジーンズで踊るようにしてヴィヴァルディを弾いているグループがいた。

ノリノリのストリングスだった。
バロックもロックだ!イェ~イ!

いいなぁ。行って見たい。

音楽には柔軟な心が大切だと思う。
美空ひばりも無伴奏も垣根なしに感じて演奏できる人はエライ。

かの五嶋節さんはそんな人。
最近読んだ五嶋節物語「母と神童」は“事実は小説より過激ナリ”なお話だった。

詳しくは次回に。


ヴィジュアル系クラシック

2005年10月05日 | 音楽


友人からのメールに今度「マキシム」を聴きに行くと書いてあった。
Maximって、かのおフランスのお店のことしかピンと来なかった。

ロックシンガーみたいなファッションで苦味のある美形のマスク!
MAKSIMというピアニストでした。全国ツアーがもうすぐあるそうだ。

友人は「顔で選んだのではない」とわざわざ断っているところをみると、顔で選んだに違いない。
DVDまで買ってるんだもん。ヴィジュアルですよ、完全に。

(例によって検索したら、女性4人のボンドとプロデューサーが同じらしい。)

「こんなんです」とmp3ファイルが添付されていた。
戦場のピアニストでお馴染みノクターン♯20だったが、それよりもそんなモンを添付されたのは初めてなので驚いた。遅れてる?
今や画像が行き交うだけでなく、曲も一つ3Mくらいで重いけどメールに乗って飛び回っているわけね。周囲みんな‘光’になっていってるしね。知らなかった。。。

イケメンといえばジャン・ギアン・ケラスは即日完売のようで、チケット買いそびれてしまった。やっぱり顔だろうか?

政治家でもルックスが問われる時代、音楽家は当然なのでしょうね。

前回ページの続き。
ホテルマンのような演奏者について。
昔、貴族社会では演奏家もサーバントだったのだろう。
ホテルマンと同じくサービス業ね。
王族、貴族の食事や歓談のバックミュージックに、正装した演奏家が音楽をサービスする。
その名残のように推測しますがちがうのかな。
今は演奏家は芸術家や神様?として身分、地位は著しく向上したので、そんなうやうやしいスタイルは必要ないと思うけど。。。