福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

申請

2013-06-15 09:21:02 | 日記
申請書類の提出。
最終日。
額は、大きなものではないけれど、とにかく、運営にかかわる重要な補助金。
細かい規定もあり、毎年、ふ~ふ~。
申請締め切りも、いつの間にか、少しずつ、前倒し傾向。
前年度の会計が閉められると、同時に、残高証明手続き、監査、総会、東京都報告準備・・・と続き、ずっと、精神的に、追われる。
やれやれと、思っていると、この申請書類を起こす時期となる。
だから、一気になにもかものまとめをかける。
一つの書類は、次のステップのベースとなり、ベースができると、さらにそれを次の書類作成に活用・・
手直しは、必ず、どこかに影響する。

あんな、こんなの過程を経て、申請窓口に立つ。
書類を確認していく。
スムーズ・・???と、安堵していると、や・や・や・や・・・
あッ!!
ちがう!!
数字の誤差を見つける。
あ~~あ~~・・

どうするかだけ。
二重線で、訂正でいいですよ・・と、担当。
いや~~よかった!!

思わず、頭を深々・・
結果は、2か月後。

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危機管理

2013-06-14 05:48:22 | 日記
危機管理ができていない。
だから、まず、マニュアルづくり・・と。
昨年度の秋から。
担当の体調不良やら、なにやらで、まだ形になる手前。
前日の理事会でも、まだ、まだ。

ところが、突然、危機管理のモデルが発生!!
絵にかいたような典型的な事例。
ボラさんが、突然、具合が悪くなる。
折よく居合わせたご利用者の車で、近隣医院へ。
たらいまわし。
別医院へ。
結局、福祉亭に戻り、119。
ご本人は、意識がはっきりしているし、なんとか、歩くこともできていた。
結局、駅前の総合病院へ。
ピポーピポー・・
ご本人は、検査の後、入院をするほどではない・・と帰宅できた。

定食づくりの最中のできごと。
そのまま定食を出す時間に入ってしまい、フロントは一人欠き、厨房も、一人欠く事態。
それぞれ、全力疾走。
手も、足も、頭も、すべての五感を、全開!!
フル稼働の数時間。
ふ~~~!!
幾分、ご利用のピークが低かったので、乗り切る。

夕方、たわいないおしゃべり。
ふくらはぎのハナシ。
だって、介護予防の講習で、今、勉強中。
救急車のボラさんは、ふくらはぎが、しっかり。
第二の心臓といわれる箇所。
だから、鍛えて置こうね・・と。
ワタシは、このくらい・・と指で、輪くつくる。
自分の指の太さが必要・・と、学んだ。
そしたら、傍らのボラさんが、「私は、だいじょうぶ。ほらッ」とズボンの裾を上げる。
見ると、ほっそり、すんなり。
野菜売り場だったら、50円!!って、ところ。
こりゃーだめでしょ!!と、内心思う。
けれど、かわいくて、ほんとだ~~って、ほめてさしあげました。
がんばって!!

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理事会

2013-06-13 06:53:49 | 日記
総会後、初理事会。
前理事長ご退任が総会で認められ、新理事長の互選。
予想したとおり、推薦?立候補?いろいろなつぶやき。
幾分のごちゃごちゃ。
かろうじて、一年前、決められていたとおりに落ち着く。
収支は、相変わらず。
前月の黒のおかげで、全体は、なんとか保たれている。
別街区のコミュカフェ閉店のはなしも伝わっている。
気持ちを引き締めないと。
そうそう、年会費を収支に入れ込むのを忘れている。
これは、来月報告。
それがあれば、収支はなんとか、黒化の見込みがたつ。
ほッ。

理事さんたちは、それぞれワールドを持つ。
発言は、だいたい同じパターン。
同じことの繰り返し・・と、感じるのは、たぶん間違いで、ワールドの違い。
もちろん、ワタシも、パターン化しているに違いない。
臆病になっている。
随分、失敗を繰り返し、痛手も受けているし。
なんと言われるかも、分かってきたし。

でも、まあ、思いはいろいろでも、新たな10年・・を目指してのスタートは、もう既に背中を押されている。
行く!・・より他の道は、ない。






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センター方式

2013-06-12 05:40:39 | 日記
パーソンセンタードケア。
認知症のかたの介護。
理解のために使われるシートがセンター方式と言われるもの。

大妻のTAボランティアで使われたDVD。
年間3億円稼ぎ出すという、ゆるキャラ「くまもん」のお膝元。
このDVDを見るのは、2度目。
最初は、センター方式で使われるシートが、手がけている市民評価のシートによく似ていることに、びっくり。
考え方は、同じ。
施設側が、こういう介護をしたい・・ではなく、ご本人に寄り添う介護をめざす。
二回目の昨日。
映像がとらえている施設側職員の努力と、アルツハイマー型の認知症のかたの日常は、やっぱり衝撃。
衝撃と言っても、すばらしい。
すばらしいけれど、困難。
20数年前の別の施設の介護の様子も、DVDには納められていて、ただ胸が痛む。
当時の介護としては、かなりよいほう・・とコメントもされている。
センター方式は、ご本人の様子とご本人の周辺のかたのお話から、そのかたが必要とするケアを探る。

お元気な頃の認知症ご本人の様子も、対比するように映像には出てくる。
しっかりもので、明るい。
そんなかたが、数年で、重度に。
βーアミロイド・・と、原因は究明されつつあっても、治療法は、まだ。

「医療は、無力」と、ポツンともらされた商店街の内科医先生の言葉も、つい、最近伺ったばかり。
もちろん、その時は、「無力じゃ、ありませんよ」と、応じている。
でも、無力と感じる場面を、いくつも体験されておられるのでしょう。

認知症ご本人の不安と、ご家族のとまどいは、想像にあまりある。
パーソンセンタードケアの施設職員チームの様々な取組で、次第に、気持ちが通じ合い、職員にも笑いが出て、ご本人の表情も落ち着かれる。
気持ちが通じ合う・・それは、日常の中にあっても、喜び。
それは、尊厳そのもの。
「尊厳」って、なんだろう・・と、ずっと、考えていた。
人が人らしく、人として、生きることと、その保障。
当たり前のこと。
当たり前のことが、当たり前でなくなるので、「尊厳」という言葉を使う。
その意味を、やっと、知った昨日でした。




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取材

2013-06-11 05:12:31 | 日記
都議選、参議院選・・と、近づいてきて、その空気が地域にまで。
気の早い候補者は、日曜日には宣伝カーを出している。
選挙違反スレスレ・・っていうより、厳密には、選挙違反です。
ニュータウンの片隅のちっぽけな福祉亭にも、選挙に関わる地域情報を求める記者さんたちの姿。
福祉亭を立ち上げた頃、メディアの取材を随分頂いた。
10年も経つと、来ないね・・などと、たわいない冗談を言っていた。
それが、なんだか、また、少し変わってきた気配。

昨日は、「わたしの街」の映画づくりにご尽力されたみなさんが、取材に応じておられた。
映画製作に当たられた監督さんは、すでに亡くなられ、奥さまのご参加。
でも、それぞれが、久しぶりに、映画をネタにお集まり。
内科医先生も、ずっと、遅れて合流。
映画そのものも、なんだか、忘れられ始めたような空気だったのに、よかった。
みなさん、楽しそうでした。

それで、ところで、「オールドタウンとは言わせない・・」は、結局のところ、どうなんでしょうか。
永山の高齢化率は、団塊が65才を迎え、一気に37%、諏訪は41%と、急上昇したらしいです。
あ~~あ~~・・・です。
でも、予想されていたこと。
オールド世代の活力を、どう課題解決のパワーにするか・・を考えるよりしかたありません。
現実が、目の前に立ちふさがって、言ってみれば、高笑いしているんですから。


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お手伝い

2013-06-10 06:31:24 | 日記
雨の降らない梅雨。
曇りはするけれど、まったくのカラツユ。

休日の公園は、かわいい女の子を抱いた若いお父さんが、ターザンロープをやっていたり、
吊り橋ロープをやりたがる子どもに手を貸す、やっぱり若いお父さんの姿。
お母さんたちは、やっぱり立ち話。
芝生では、スポーツの後の、呑み会。
こっちは、少し年長お父さんたち。
ゲートボールのみなさんも、大勢。
人生の大先輩たち。

花苗から目が離せない日が、ずっと。
最近は、要領よく、ペットボトルを数本用意したので、幾分水やり作業は、楽。
いつもは、夜。
だから、苗の様子が、よくわからない。
十分根付いた苗もあれば、まだ、覚束ない苗もある。
同じように、水やりをしているつもりでも、明らかに水が足りず、葉っぱが巻いてしまっている苗も。

公園側の水やりをすませ、ラウンジ側へ。
通りかかったウオーキング中のご夫妻。
「お手伝いしようか」とご主人が言ってくださる。
「楽しませて頂いているから・・」と奥さま。
え~~ッ!!
三人は、早い、早い。
人海戦術とは、よく言ったもの。
「これは、水がたくさん必要」と、ぎぼうしのアドバイスまで。
実は、いつもは、新稙した花苗にだけ、水やり。
なんとか、耐えているほうには、水を省いていた。
いや~~、わかるものなんですねえ。

それに、「お手伝いさん」のほうが、どうも、上手・・。
ほらッ、諸国を漫遊して腕をみがくお侍みたいに。
分かっていなければ、下手な手出しは、しにくいですよね。






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イライラ

2013-06-09 07:00:31 | 日記
前日、いやに尖った言い方の別曜日のボラさん。
「嫌味のひとつでも言わなければ、分からないひとだから・・」と遠くから。
おや~~、ワタシのこと?
「(厨房に)5人も入っていて・・」ぐずぐず・・。
分けのわからないイヤミ。
時間にすれば、ほんの数分間。
でも、こちらも、こらえ性があるほうではない。
金曜日の大変さを、一度経験してみろいッ・・!!と、つい、口には出さず思ってしまうアホさぶり。
しかも、前日は、午後には、早めにお帰りになるボラさんもいた。
イライラ。

朝になれば、こちらの気持ちも落ち着く。
大変だ!!と、言いたかったんだ・・・と。
でも、どの曜日も大変。
楽に運営している曜日は、ない。
とにかく、商店街の八百屋さんが閉店してから、重い野菜類を駅前から運んで来ないといけなくなったことが大きい。
大変!!を理解はできるけれど、金曜日にそれを肩代わりして差し上げるには、時間も、手もとられている。
ボラさんを増やすことも、一つの解決のみち。
車の手配をすることも、考えられる。
でも、急には、できかねる。
しかも・・・と、こちらの言い訳も、次々に到来。

まあ、嫌味もしかたないか・・と、午後には、福祉亭に。
前日とは、打って変わって流れる時間は、たっぷり。
働き者のボラさんもおられ、次々と仕事を片づけてくださる。
だから、ワタシは、気になっていたレンジフードの掃除から、食器棚の整理から・・いろいろ取り掛かれた。
これは、これで、まあ、いいか・・
前日のイライラは、すっかり解消。
お相手のイライラは、とにかく、問題が解決するまで続くでしょう。
なんとかしないと。





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24年ぶり

2013-06-08 05:39:25 | 日記
天安門事件から24年・・と、ニュースが流れたのは、つい数日前。
1989年6月。
TV画面の、あの緊迫した空気・・
政権が倒れるのか・・と、毎日、画面に釘づけだった。
その後、ベルリンの壁崩壊・・1989年11月。
ワタシがいた場所は、台北。

昨日、前触れなく24年ぶりか、もっと前のかたに再会。
いつものご利用者さんから、その名前が告げられる。
うん?
立ち上がりながら、一瞬、分かるかなあ?と、不安が過ぎる。
数人のご訪問の一団。
不安は、すぐ解消。
驚きと共に、記憶の中の「もと青年」と握手。

ご夫妻で、福祉亭をご利用され、一年前に、先立たれたご主人。
そのご友人たち。
偲ぶ会を、秋に開きたい・・と。
ずっと、ご主人から福祉亭の話を聞いていた。
一度、取材に・・と、言われていた。
お酒が飲めると分かれば、すぐ来たのに・・と。
ワタシに、ここで会えるとは、思っていなかったなあ・・と。
偲ぶ会を、ホテル○○の間で、というのもなあ・・どうしようかと思っていた、と。

いや~~、懐かしかったですねえ。
もと青年のお仲間の名前や、当時の様子が、次々と語られる。
誠実に人生を送って来られたことが、伝わる。







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乾いた手

2013-06-07 06:02:29 | 日記
片づけも終わり、明日の食材の点検。
ちょっと、足りないものが・・
駅前に出かけるつもりで、念のため・・と、近くのスーパーに。
なんとか、手頃な値段。
これなら、駅前に行かずにすむ・・・と、カゴに入れる。
レジに並ぶ。
ワタシの後は、ご利用者さん。
お体が、ご不自由。
でも、ワタシは、そのまま、手早く福祉亭に。
レジカゴを返しに、また、スーパーに戻る。

すると、先ほどのご利用者さんが、なにやら、ごちゃごちゃと、もめて?おられる。
手には、1,000円札。
そのお金をお相手のまだ若いかたに、上げたい・・でも、断られ・・。
ご利用者さんの「買い物を持って行ってくださる・・いつも、会えば。
だから、お礼をしたい」と。
でも、その若いかたは、やっぱりご病気。
手がそれを物語る。
ワタシも「お手伝いしますよ」と、声をかける。
「だいじょうぶ」・・と。
買い物の量は、レジ袋4つ。
だから・・と、レジ袋を受け取ろうと、ふっと、若い手にさわる。
ご不自由な手は、さらさらと、乾いている。
その乾き具合は、健康な手でないことを、瞬時に理解させる。
なんということをした・・
モトモト、ワタシが、お手伝いをすればよかったものを・・と、ジブンを恥じる。

「だいじょうぶ」と、言うので、荷物は、若いかたにお任せして、ワタシは、ご利用者さんの手をとる。
「ワルイからいいよ」と、ご利用者さん。
そうは、言いながらも、差し出した手に力が入る。
ゆっくり歩く。
ワタシたちの前を、若いかたが歩く。
途中、立ち止まりながら、ワタシたちを待つ。
ワタシたちが、遅いので。
サッサッと行って、お荷物をお部屋の前に置いてくださればいいのに・・と、気はもめる。

ご利用者さんは、「あの子は、いつも手伝ってくれるのよ」と。
「お礼をしたいのよ。でも、何がいいかわからないのよ」と、みちみち。
そうか。
その場面だったのか・・と知る。
ご利用者さんを、通りかかった商店街のかたに、バトンタッチ。

他のかたの手を借りながらいかざるを得ない人生。
健康でないお身体と、健康な心のままに、送る人生。
ひっそりと。
そのつらさに触れ、自然に、目線は下に。
とぼとぼ・・・
すみません。
理解が足りず・・


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第1週

2013-06-06 07:04:47 | 日記
忙しすぎて・・と、耳に入った火曜日。
午前の唱歌のみなさんが、いつもは、そろそろ・・と、お帰りになるのに、午後のダンスのみなさんとぶつかってしまって・・と。
とにかく、大賑わいだった様子の水曜日。
売上にも、その様子がくっきり。
毎月第1週。
このまま続いていけばいいけれど・・と、いつも思うんですが。
さあて、がんばらないと。

東京の降雨率も例年の36%!!
どおりで、地面が砂漠状態。
よく植物が、耐えている。
がんばって!!
雨に加え、風が強い。
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限界

2013-06-05 08:17:22 | 日記
入院で2週連続でお休みのスタッフも、日常に戻られた。
ともかく、ほっ。
そのお祝い気分があったのか、ものすごい忙しさになった・・とか。
とうとう、2週連続、厨房をしっかり守られたボラさんが、お昼も召し上がることなく、お帰りになってしまった・・と。
昼過ぎ、福祉亭にお弁当の手当で出向くと、こんな話が、耳に。
みなさん、些細に見えることに、こたえる・・
きっと、急激な暑さと、大忙しさに、まいってしまわれたんでしょう。
限界だ~~・・と。
それは、ワタシも、これまでに、別のスタッフから、何度も聞いている言葉。
言われるのは、つらい。
ワタシも、疲れのあまり、これが、あの「限界」というものか・・と、夜の道を帰った記憶がある。
2Fに、座布団引いて、ひっくりかえって、休んだ記憶もある。
もちろん、ワタシの場合は、たびたびは、ないんですが。
だいじょぶ!!
気にしなくていいよ・・と、気に掛けるボラさんを励ます。

オーストラリア戦後半36分。
ゴール。
もう、おわり・・・と、つい眠り込む。
目が覚めたのは、夜中の12時。
おっと~~、花壇の水やり。
夜の公園に。
若い男性2人と、遭遇。
こわい!!
でも、2人はベンチで、おしゃべり。
だから、水やりしていると、自然に、接近。
すると、あちらから話かけてくる。
「朝、水やりすればいいのに」と。
そうだね。
「サッカー負けてしまったね」と言うと、「いや、入りましたよ」と。
「決まりましたよ」
にこッと明るい笑顔。
ほんと?そうだったの?!!

朝が待ちかねる。
残り時間3分の、華麗なシュート。
日本全国、大きな勇気と、元気をもらったことでしょう。

「限界」は、すこ~~し、先延ばししてくださいね。
取るに足らない福祉亭の活動ですが。


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子ども・・

2013-06-04 06:10:58 | 日記
鍋物のはなしから、展開して、ふっと、家族間の関係まで。

しっかり者のボラさんたちに支えられて、なんとか、午後に。
ゆとりもでき、おしゃべり。
にぎやか。
食べ物の話の思い出。
その家族の人間模様が、ふっと。

申し分なく体験ボラさんたちは、いい子たち。
身体も立派。
ご家族の愛情も十分伝わってくる。
なにげに日常の光景として、繰り広げられる家族間のささやかな葛藤が語られる。
こんな風に、記憶に納められるのか...と、微笑ましい。

しみじみ、ワタシの子育ての日常を振り返る。
そう、その時の不機嫌な空気をしっかり感じていたことが、成人してからの会話から知ったこともあった。
子育てのイライラを理不尽に、上の子どもたちにぶつけたことも、言われた。
さすがに、平謝りした。
取り返したい時間に、もう手が届くこともない。
謝る機会が与えられたことを、感謝するしか・・。

ボラさんと定食づくりの途中で、ささやかな食い違い。
帰り際、なにげに、お気づきの点がありますか?と尋ねる。
「指示をはっきりさせてください」と。
ボラさんが、お帰りになって、体験ボラさんが花壇の水やりから戻って、楽しげにおしゃべり。
つい、なにげに、「指示の明確」の話をつぶやく。
すると、思いがけず、19歳のボラさんが、「あの時、こうこうですと、言ったら、もっと、あのかたが怒ってしまうと思って」と。
うん?
そう、出した指示を19歳さんは、キチンと把握していたんです。
ただ、その場の空気を読んで、言葉をのみこんだだけ。

子どもの力って、すごいですね。
一言で、子どもね・・って、片づけるようなこともあるけれど、このしっかりした認識。
大人側は、よく理解しないといけませんね。

終業間際、ふっと耳に入ったことに、また、びっくり。
3・11以降、多摩市の中学生の選択制入学制度は、廃止された・・と。
その理由が、地域の中学生が、選択制で、バラバラの学校では、あの子がどう、この子がどう・・では、把握が難しい。
しかも、非常時には、中学生といえでも、若い働き手として高齢者の確認作業などに、活躍してもらわないといけない・・
高校生は、もともと地域から離れていて無理・・という理由らしいです。
え~ッ?
今はやりフウに言えば、じぇじぇ・・です。
目がま~~ん丸になってしまいました。
3・11が、こんなフウに教育の現場にかつよう?されてしまっている・・・!!!
一見もっともらしい考えの中の、大人側の理不尽さ・・みたいなものに、びっくり。
でも、中学生たちは、たぶん、いざッ!!という時には、大活躍してくださるに違いないとは、思います。
中学生の職場体験も、今月から始まりますが、これは、鍛えないといけません。
責任重大。







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空模様に似て

2013-06-03 05:37:34 | 日記
カラ梅雨ですかねえ。
梅雨入り宣言から、雨があったのは、一日だけ。
ただ、曇っているだけ。
花の苗から目が離せない。

公園を見回っていると、ご利用者さんが、にこにこ顔で立っている。
ちょうど、その方角の花壇を見に行く時。
だから、まっすぐ、ご利用者さんのほうへ向かうことに。
ほんとは、内心ちょっと、躊躇。
でも、お相手は、にこにこ。
しかたない。
「あっちで、呑んできたよ。」と、手をその方向に。
言いようもなく「そう、ありがとう。」
「ありがとうじゃあないよ。あっちだよ。」
「福祉亭には、行けないよ。」
「どうして?また、何かあったんですか?」
案の定、あ~~言われたから、呑み仲間に言ったら嫌われているんじゃないの?って・・
だから、もう行かないよ。
実は、これが、年がら年中。
また、このゴタクに、相乗りする地域の心優しいメンメンもおられる。
まあね、言葉としてはきつい言い方だった様子。
でも、それがどうなの・・
ほんの挨拶がわりの冗談みたいなものでしょ・・
なぜ、それが伝わらない・・ぶつぶつ、ぐつぐつ。

そうそう、「普通さがし」って、ちょうど、朝のTVで。
価値が多様化していて、「ふつう」が分からなくなっている。
みんなの気持ちを合わせるのが、難しい社会・・と。
企業は、社員の気持ちを高め、仕事に良い結果が出るように、様々な工夫をしている・・と。
資格試験に社員みんなで挑戦したり、コーラスを社員全員参加にしたり、職場の電気を一斉に消して、強制的に30分間のおしゃべりタイムを設けたり、席がえを頻繁にしたり・・
チームワークの意味が変わってきている・・と。
な~~るほど!!
まさに!!
地域の姿も、これです。
まあね、冗談も気を付けないといけませんね。
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大きくなって!!

2013-06-02 06:01:31 | 日記
きりんの会の子ども向けイベント。
商店街のフリマの日。

9時には、開店準備されるメンバー。
子どもたちが、目ざとく、すぐ、人だかり。
次々と。
ぶんぶんゴマや、新幹線や、貨物列車や、車や、ゴム鉄砲。
貨物列車は、どんぐりや、材木を運んでいる。
ぶんぶんゴマは、彩色されて、出番を待っている。

積木は、大人世代が、遊んでいた。
子どもたちは、遊びかたを知らない??
素晴らしい、ダイナミックな作品が、できていましたよ。

ワタシは、ぶんぶんゴマまわしに挑戦。
何度も試みるうちに、やっと、30年ぶり?50年ぶり???に、コツを体得。
な~~んと、紐を引くだけでなく、ゆるめないといけないんです!!
自慢して、おちびちゃんに見せびらかす。
ほらッ、すごいでしょ!!って。

立ち寄る子どもたちの中には、福祉亭を始めてからの、2歳からのお付き合いぐみさんたちや、おかあさんのお腹にいる時からのおつきあいぐみさんまで。
みんな大きくなって!!
おかあさんと、福祉亭に来ると、ワタシの名前をずっと呼んでくれたひっくんも、すっかり少年。
なかなか凛々しい。
はなちゃんには、10年誌に写真がのったよ・・と、見てもらう。
あ~~、ほんとだ~~だって。
喜んでくれてうれしい。
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忘れないで・・・

2013-06-01 04:32:26 | 日記
たまたま夜、NHK。
姜尚中さんが、珍しく。
息子さんの死と、被災地の死を語っていた。
「わたしたちのことを、忘れないで・・」と、被災地で、幾度も聞いたと。
息子さんは、精神を病まれて、自死された。
25歳。
インタビューに答えながらも、目は、真っ赤。
4年前のことだそうです。
意味のない死は、ない・・と思うに至ったと。

ちょうど、たまたま、昼間、とある記者さんの取材に同席。
話は、やっぱり、いつも、孤独死され3か月放置となってしまったボラさんのはなしと、ブルーシートにくるまれた名も知らないかたの年の暮れの死に触れてしまう。
それから、その時は、お話しなかったけれど、福祉亭のお向かいの3Fのかたの死も、思い返す。
いつも、ぱたぱた・・と、履物の音を立てて歩かれていたかた。
重い。

それから、東北の被災地の復興のために出向した地方自治体職員の自死を、次の番組で語っていた。
涙が枯れるまで泣いたつもりなのに、また、涙がでてしまう・・とハンカチで涙をふく。
同じ出向仲間職員さん。
元の街を見れるものであれば、見たい・・と。
「○○町は、すばらしいです。必ず、復興してください。」と、書置きされて、亡くなっていた・・と。
今年1月5日。
東北の冬は、寒い。
年末も、年始も、その町で過ごしておられたんだろうか。

さらに、TVは、川越の、夕方4時から、大人から子どもまで受け入れる小さな診療所の話に移っていった。
救急搬送を断ったことがない、という。
夜中の2時、4時の診療も。
イスで仮眠する医師の姿。
次の日の朝、9時近くにすべての診療が終わって、往診に出かける姿も、放映されていた。
ここでは、収入が望めないので、休みの日には、別の病院でアルバイト・・と。

無意味な死もないけれど、誠実に生きるという意味を教えてくれた一日でした。
そう、夜に、福祉亭で、また、ぐずぐず言ってしまっていたんです。
返ってきた言葉は、地域にあきらめないで・・・。

いつも、こんなフウに、福祉亭は、鍛えてくれます。
そして、見透かしていたように、答えは、別の姿で届けられます。





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